localtime - スクリプトおよびチャート関数
この関数は、指定されたタイム ゾーンの現在の時刻のタイムスタンプを返します。
構文:
LocalTime([timezone [, ignoreDST ]])
戻り値データ型: dual
引数 | 説明 |
---|---|
timezone |
timezoneは、Windows Control Panel の Date and Time で Time Zone にリストされているいずれかの場所を含む文字列、あるいは 'GMT+hh:mm' 形式の文字列として指定されます。受け入れ可能な場所とタイムゾーンのリストについても下の表に示されています。 タイムゾーンが指定されていない場合は、現地時間が返されます。 情報メモDST オフセットを使用する場合 (つまり、False を評価する ignoreDST 引数値を指定する場合)、place 引数に GMT オフセットではなく場所を指定する必要があります。これは、夏時間に合わせて調整するには、GMT オフセットによって提供される経度情報に加えて、緯度情報も必要となるためです。詳細については、「GMT オフセットを DST と組み合わせて使用する」を参照してください。
|
ignoreDST |
この引数が True と評価される場合、DST (夏時間) は無視されます。True と評価される有効な引数値には、-1 や True() などがあります。 この引数が False と評価された場合、タイムスタンプは夏時間に合わせて調整されます。False と評価される有効な引数値には、0 や False() などがあります。 ignoreDST 引数値が無効な場合、関数は ignore_dst 値が True と評価されるかのように数式を評価します。ignoreDST 引数値が指定されていない場合、関数は ignore_dst 値が False と評価されるかのように数式を評価します。 |
A-C | D-K | L-R | S-Z |
---|---|---|---|
Abu Dhabi | Darwin | La Paz | Samoa |
Adelaide | Dhaka | Lima | Santiago |
Alaska | Eastern Time (US & Canada) | Lisbon | Sapporo |
Amsterdam | Edinburgh | Ljubljana | Sarajevo |
Arizona | Ekaterinburg | London | Saskatchewan |
Astana | Fiji | Madrid | Seoul |
Athens | Georgetown | Magadan | Singapore |
Atlantic Time (Canada) | Greenland | Mazatlan | Skopje |
Auckland | Greenwich Mean Time : Dublin | Melbourne | Sofia |
Azores | Guadalajara | Mexico City | Solomon Is. |
Baghdad | Guam | Mid-Atlantic | Sri Jayawardenepura |
Baku | Hanoi | Minsk | St. Petersburg |
Bangkok | Harare | Monrovia | Stockholm |
Beijing | Hawaii | Monterrey | Sydney |
Belgrade | Helsinki | Moscow | Taipei |
Berlin | Hobart | Mountain Time (US & Canada) | Tallinn |
Bern | Hong Kong | Mumbai | Tashkent |
Bogota | Indiana (East) | Muscat | Tbilisi |
Brasilia | International Date Line West | Nairobi | Tehran |
Bratislava | Irkutsk | New Caledonia | Tokyo |
Brisbane | Islamabad | New Delhi | Urumqi |
Brussels | Istanbul | Newfoundland | Warsaw |
Bucharest | Jakarta | Novosibirsk | Wellington |
Budapest | Jerusalem | Nuku'alofa | West Central Africa |
Buenos Aires | Kabul | Osaka | Vienna |
Cairo | Kamchatka | Pacific Time (US & Canada) | Vilnius |
Canberra | Karachi | Paris | Vladivostok |
Cape Verde Is. | Kathmandu | Perth | Volgograd |
Caracas | Kolkata | Port Moresby | Yakutsk |
Casablanca | Krasnoyarsk | Prague | Yerevan |
Central America | Kuala Lumpur | Pretoria | Zagreb |
Central Time (US & Canada) | Kuwait | Quito | - |
Chennai | Kyiv | Riga | - |
Chihuahua | - | Riyadh | - |
Chongqing | - | Rome | - |
Copenhagen | - | - | - |
例と結果:
以下の例は、現地時間 2023-08-14 08:39:47 に呼び出される関数に基づいており、サーバーまたはデスクトップ環境の現地のタイム ゾーンは GMT-05:00 で、このリストの日付時点で夏時間が導入されています。
例 | 結果 |
---|---|
localtime () |
現地時間 2023-08-14 08:39:47 を返します。 |
localtime ('London') |
ロンドンの現地時間 2023-08-14 13:39:47 を返します。 |
localtime ('GMT+02:00') |
GMT+02:00 のタイムゾーンの現地時間 2023-08-14 14:39:47 を返します。場所ではなく GMT オフセットが指定されているため、夏時間の調整は行われません。 |
localtime ('Paris',-1) |
夏時間を無視したパリの現地時間 2023-08-14 13:39:47 を返します。 |
localtime ('Paris',True()) |
夏時間を無視したパリの現地時間 2023-08-14 13:39:47 を返します。 |
localtime ('Paris',0) |
夏時間を考慮したパリの現地時間 2023-08-14 14:39:47 を返します。 |
localtime ('Paris',False()) |
夏時間を考慮したパリの現地時間 2023-08-14 14:39:47 を返します。 |
GMT オフセットを DST と組み合わせて使用する
Qlik Sense で International Components for Unicode (ICU) ライブラリを実装した後、GMT (グリニッジ標準時) オフセットを DST (夏時間) と組み合わせて使用するには、追加の緯度情報が必要になります。
GMT は経度 (東西) オフセットであるのに対し、DST は緯度 (南北) オフセットです。例えば、ヘルシンキ (フィンランド) とヨハネスブルグ (南アフリカ) は同じ GMT+02:00 オフセットを共有しますが、同じ DST オフセットは共有しません。つまり、現地の DST 条件に関する完全な情報を得るために、GMT オフセットに加えて、DST オフセットでも現地のタイム ゾーンの緯度位置に関する情報 (地理的タイム ゾーン入力) が必要となります。