はじめにQlik Sense® Enterprise on Windows の管理

このオンボーディングページは、Qlik Sense Enterprise on Windows の管理者がすぐに使えるように準備するための手順、ベストプラクティス、ビデオを提供します。

Qlik の最高顧客責任者からのメッセージ

ようこそ。あなたの成功は私たちの成功です

Qlik Sense Enterprise on Windows の紹介

Qlik Sense は、新世代の分析のベンチマークを設定する完全なデータ分析プラットフォームです。

独自の連想分析エンジン、高度な AI、高性能アーキテクチャにより、組織内のすべての人が日々より良い意思決定を行えるようになり、真のデータ駆動型企業を構築できます。

他のエンタープライズアプリケーションの展開と管理に精通している場合は、Qlik Sense のプロセスとツールをすぐに理解できます。

管理者の役割を初めて使用する場合は、このページが成功への第一歩です。

10 分

計画、インストール、構成

展開を成功させるには計画が重要

Qlik Sense Enterprise の展開は、アプリをクラウドに配布するためのマルチクラウドオプションを備えた小規模なシングルノード展開または大規模なマルチノード展開にすることができます。要件を分析し、適切な展開を計画します。

展開の計画作成

Qlik Sense をインストールする前に、必要な展開のタイプ (シングルノードまたはマルチノード) を検討する必要があります。

シングルノード

シングルノードサイトは構成可能な最小のサイトであり、シングルノード (シングルサーバー) で構成されます。これはサイトの中央サイトにもなります。ここには Qlik Sense のサービス、リポジトリデータベース、1 台のサーバー上のすべてのファイル共有が含まれます。

この種の展開は、ユーザーが単一のタイムゾーンにいて、システムにアクセスするユーザーが少ないときにデータのリロードを夜間に実行できる小規模な組織に最適です。

マルチノード

マルチノードサイトでは、スケーラビリティとパフォーマンスを最適化するため、1 つ以上のサービスノードで Qlik Sense サービスを分散させることができます。ノードは共通のリポジトリデータベースに接続されています。それらは、共通のデータセットと同じライセンスキーを共有します。

セントラルノードをメインの制御ポイントとして定義してください。リムノードと呼ばれる他のノードは、さまざまな役割を実行するように構成できます。例: ユーザーにアプリを配信するコンシューマーノード、すべてのアプリのリロードを処理するスケジューラノード、または認証、セッション処理、負荷分散を管理するプロキシノード。

マルチノードサイトの利点:

スケーラビリティに優れ、処理能力を容易に高めることが可能
高いレジリエンスと信頼性
アプリまたはロールを特定のノードに移動することが可能
柔軟に顧客のネットワーク展開に対応

展開のガイダンス

展開タイプを選択するための 2 つの重要な要素は、アプリとユーザーです。

Qlik Sense アプリは、データのアイテム (メジャー、軸、ビジュアライゼーション)、シート、ストーリーが集められたものです。Qlik Sense アプリを使用することで、データ探索やデータに関する意思決定を行うことができます。

次のテーブルは、シングルノードインストールとマルチノードインストールのどちらを選択するかについてのガイダンスを提供します。

各展開タイプのアプリ制限
	アプリの数	1 日あたりのアクティブなアプリの数	1 時間あたりのアプリのリロード数
シングルノード、小規模	50	25	10
マルチノード、中規模	100	50	20
マルチノード、大規模	1,000	125	400
マルチノード、特大規模	1,000	125	400

各展開タイプのユーザー制限
	ユーザーの総数	1 時間の同時ユーザーの数	同時にログインしている管理者の数
シングルノード、小規模	500	50	2
マルチノード、中規模	1,000	100	2
マルチノード、大規模	50,000	500	5
マルチノード、特大規模	50,000	1,000	10

インストール

Qlik ダウンロードサイトから Qlik Sense Enterprise on Windows インストールファイルをダウンロードすることから始めます。

次の手順を実行します。

Qlik ウェブサイトにアクセスします。
ログインをクリックします。登録済みの顧客またはパートナーとしてログインします。
メインメニューで、[サポート] > [ダウンロード] の順に移動します。
[開始] をクリックします。
メインメニューから、[Qlik Sense] を選択します。
インストールファイルを選択してダウンロードを開始します。

インストールファイルがダウンロードされると、Qlik Sense のインストールを開始する準備が整います。

次のビデオは、シングルノードの Qlik Sense Enterprise on Windows をインストールする方法を示しています。マルチノードインストールを完了する方法については、マルチノードサイトへの Qlik Sense のインストールを参照してください。

インストールが完了したら、ライセンスをアクティブ化し、ユーザーにアクセス権を割り当てます。

4 分シングルノードサイトへの Qlik Sense のインストール

ユーザーアクセスの割り当て

ライセンスがアクティブ化されると、Qlik Sense の展開にユーザーアクセスを割り当てることができます。

ユーザーディレクトリへの接続

ユーザーディレクトリに接続して、ユーザーを展開に追加します。Qlik は、汎用および高度な LDAP、Active Directory (Microsoft)、ApacheDS、およびさまざまな ODBC バリアントをサポートしています。

ユーザーディレクトリコネクタは、Qlik 管理コンソールの [ユーザーディレクトリコネクタ] セクションで作成します。

新しいユーザーディレクトリコネクタを作成するときは、Active Directory、LDAP、Apache、およびいくつかの ODBC の選択肢から選択します。

ユーザーアクセスタイプ

Qlik Sense は次のユーザーアクセスタイプをサポートしています。

Professional アクセス
Qlik Senseのすべての機能にアクセスする必要があるユーザーのアクセスタイプ。ユーザーは、シートまたはアプリを作成、編集、公開でき、使用可能な機能をすべて使うことができます。管理者は Professional のアクセス権を持っている必要があります。
アナライザーアクセス
Professional アクセスを持つユーザーによって作成されたデータ、シート、アプリを使用するユーザーのアクセスタイプ。ユーザーはシートやアプリの作成、編集、または公開はできませんが、アプリ内のデータを基に、ストーリー、ブックマーク、スナップショットを作成できます。
Analyzer キャパシティ
このAnalyzer キャパシティアクセスタイプは、Analyzer アクセスタイプに似ています。
ただし、このユーザータイプは、消費ベースのアクセスタイプを消費します。これは、利用可能な機能に関する Analyzer アクセスと基本的に同じです。Analyzer タイム (毎月の定義済み分時間 (カレンダー日付) ) に対してサブスクライブします。Analyzer タイムはユーザー間で共有され、ユーザーグループのメンバーであるすべての人が使用できます。消費は 6 分単位で測定されます。新しい 6 分間ごとに、1 単位が消費されます。
アナライザーキャパシティは、Qlik Sense を月に数回しか使用しないユーザーに適しています。