カラー関数
これらの関数は、チャート オブジェクトのカラー プロパティを設定および評価する数式やデータ ロード スクリプトで使用します。
情報メモQlik Senseは、下位互換性の理由からカラー関数 Color()、qliktechblue、qliktechgray に対応していますが、これらの使用はお勧めしません。
各関数のドロップダウンを使用すると、その関数の簡単な説明や構文を確認できます。詳細を表示するには、構文の説明にある関数名をクリックします。
ARGB()は、チャート オブジェクトのカラー プロパティを設定または評価する数式で使用されます。色は alpha のアルファ係数 (不透明度) を使用した、赤の要素 r、緑の要素 g、青の要素b によって定義されます。
ARGB(alpha,
r, g,
b)
HSL()は、チャート オブジェクトのカラー プロパティを設定、または評価する数式で使用されます。色は、hue、saturation、luminosityの 0~1 の値で定義されます。
HSL (hue,
saturation, luminosity)
RGB() は、赤の成コンポーネント r、緑のコンポーネント g、青のコンポーネント b の 3 つのパラメータで定義された色のカラー コードに対応する整数を返します。これらのコンポーネントは、0〜255 の整数値である必要があります。この関数を数式で使用して、チャート オブジェクトのカラー プロパティを設定または評価できます。
RGB (r, g, b)
Colormix1() は、0 ~ 1 の間の値を基準に 2 色グラデーションの ARGB カラー表現を返す数式で使用されます。
Colormix1 (Value , ColorZero , ColorOne)
Value は、0 と 1 の間の実数です。
-
Value = 0 の場合、ColorZero が返されます。
-
Value = 1 の場合、ColorOne が返されます。
- 0 < Value < 1 のとき、相当する中間の陰影を持つ色を返します。
ColorZero は、色を間隔の下端に関連付ける有効な RGB カラー表現です。
ColorOne は、色を間隔の上端に関連付ける有効な RGB カラー表現です。
Colormix1(0.5, red(), blue())
の戻り値:
ARGB(255,64,0,64) (purple)
Colormix2() は、-1 ~ 1 の間の値を基準に 2 色グラデーションの ARGB カラー表現を返す数式で使用されます。中心位置 (0) に中間色を指定することもできます。
Colormix2 (Value ,ColorMinusOne , ColorOne[ , ColorZero])
Value は、-1 と 1 の間の実数です。
-
Value = -1 のとき、1 つ目の色を返します。
-
Value = 1 のとき、2 つ目の色を返します。
- -1 < Value< 1 の場合、適切なカラー ミックスが返されます。
ColorMinusOne は、色を間隔の下端に関連付ける有効な RGB カラー表現です。
ColorOne は、色を間隔の上端に関連付ける有効な RGB カラー表現です。
ColorZero は、色を間隔の中間に関連付ける有効なオプションの RGB カラー表現です。
SysColor() は、Windows システム色 nr の ARGB カラー表現を返します。nr は、Windows API 関数 GetSysColor(nr) へのパラメータに相当します。
SysColor (nr)
ColorMapHue() は、カラーマップからの色の ARGB 値を返します。カラーマップは、HSV カラーモデルの色相要素によって異なります。カラー マップは赤から始まり、黄、緑、シアン、青、マゼンタを通り、赤に戻ります。x は 0 ~ 1 の値で指定される必要があります。
ColorMapHue (x)
ColorMapJet() は、カラー マップからの色のARGB 値を返します。カラー マップは青から始まり、シアン、黄、オレンジを通って赤に戻ります。x は 0 ~ 1 の値で指定される必要があります。
ColorMapJet (x)
定義済みのカラー関数
次の関数は、定義済みの色の数式で使用できます。各関数は、RGB カラー表現を返します。
任意で、アルファ係数のパラメータを指定できます。その場合、ARGB カラー表現が返されます。アルファ係数 0 は完全な透明に相当し、255 は完全な不透明色に相当します。アルファの値が入力されていない場合、255 と見なされます。
定義済みのカラー関数
カラー関数 |
RGB 値 |
black ([alpha]) |
(0,0,0) |
blue([alpha]) | (0,0,128) |
brown([alpha]) | (128,128,0) |
cyan([alpha]) | (0,128,128) |
darkgray([alpha]) | (128,128,128) |
green([alpha]) | (0,128,0) |
lightblue([alpha]) | (0,0,255) |
lightcyan([alpha]) | (0,255,255) |
lightgray([alpha]) | (192,192,192) |
lightgreen([alpha]) | (0,255,0) |
lightmagenta([alpha]) | (255,0,255) |
lightred([alpha]) | (255,0,0) |
magenta([alpha]) | (128,0,128) |
red([alpha]) | (128,0,0) |
white([alpha]) | (255,255,255) |
yellow([alpha]) | (255,255,0) |
例と結果:
例と結果
例 |
結果 |
Blue()
|
RGB(0,0,128)
|
Blue(128)
|
ARGB(128,0,0,128)
|