トラブルシューティング - スペースでの作業
このページでは、共有および管理スペースでの作業中に遭遇する一般的な問題の解決策を提案します。
ロード スクリプトを更新する必要がありますが、アプリの所有者がありません
共同設定でデータ ロード スクリプトが必要になる場合がありますが、アプリの所有者がありません。
スペース管理者 (スペースで [所有者] > [管理可能] の役割を持つユーザー) は、ロード スクリプトを管理するために資格のあるユーザーに権限を割り当てることができます。
次のいずれかを試します。
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[アプリでデータ編集可能] の役割を共有スペースの特定のユーザーに割り当てます。これらのユーザーは、ロード スクリプトを編集したり、データを管理したりすることができます。
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アプリを複製します。アプリを複製すると、新しいコピーの所有者になります。
上記の解決策の両方で、ユーザーはアプリまたはスクリプトにあるデータ ソースにアクセスしてリロードする必要があります。アクセス権がない場合は、テナント管理者に連絡して、必要なデータ ソースの所有権を移動または変更するか、データ ソースにアクセスするために必要なスペース権限を付与します。接続を編集する場合には、新しい資格情報入力する必要があります。
詳細については、「管理者向けのデータ接続の管理」を参照してください。
公開されたアプリのソース アプリが削除された
管理スペースにあるアプリのソース アプリが削除されると、アプリの公開されたコピーの更新や再公開が必要な場合にそれらを実行することができなくなります。
ソース アプリと公開されたアプリの親子関係を再構築する必要があります。そのためには、公開されたアプリのバックアップ コピーを保存した後、このバックアップ コピーを個人または共有スペースから再公開します。
次の手順を実行します。
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アプリの公開されたコピーをデータなしでエクスポートします。
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アプリを個人または共有スペースに再アップロードします。
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以前と同じ管理スペースに、アプリを既存の公開されたアプリと同じ名前にして公開し直します。
入力要求があったら、[置換] を選択してアプリの既存の公開されたコピーを置き換えます。
スペース メンバーの役割を変更したが、アクセス権が変更されない
アプリまたはスクリプトのユーザー権限を変更すると、起動中のアプリまたはスクリプトでは変更が瞬時に反映されません。ユーザー権限の変更が確実に更新されるようにするには、影響を受けるアプリまたはスクリプトに属するブラウザーのすべてのタブを閉じ、最低 2 分間 (アプリ セッションの Time To Live) 待ってから、アプリを再度開きます。これは、個人スペース、共有スペース、管理スペースのアプリおよびスクリプト権限に当てはまります。新しく開いた app には権限の変更が瞬時に反映されます。
スペース、アプリ、または他のエンティティの所有者がテナントを退出した
ユーザーが組織を離れる場合などに、ユーザーが Qlik Cloud から削除されると、そうした人が所有していたアセットには所有者がいなくなります。この場合は、アプリやスクリプトのリロードに失敗し、その他のアクセスの問題を引き起こします。
テナント管理者は、スペース、アプリ、スクリプト、またデータ接続の所有者を再度割り当てることができます。注記ですが、分析管理者とデータ管理者はそれぞれ、共有および管理スペース、またデータ スペースで類似の管理タスクを実行できます。
テナント管理者に連絡し、アセットの所有権の再割り当てと、必要に応じて他のスペースに所有権を移動することについて問い合わせます。
詳細については、次を参照してください
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Qlik Cloud サブスクリプションの種類に応じて、次のいずれかになります。
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Qlik Cloud へのユーザーの追加 (容量ベースのサブスクリプション)
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Qlik Cloud へのユーザーの追加 (ユーザーベースのサブスクリプション)
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Qlik Anonymous Access テナントへのユーザーの追加 (Qlik Anonymous Access サブスクリプション)
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管理スペース内の公開されたアプリに追加されたコンテンツのバックアップ
アプリが管理スペースに公開された後に、スペース メンバーは、公開されたコピーに新しいシートとビジュアライゼーションを作成することができます。
公開されたアプリが削除されると、公開後に追加されたコンテンツは復元することができなくなります。
予防策として、公開されたアプリのバックアップ コピーを頻繁に作成することをお勧めします。Analytics アクティビティ センターから、 [データを除いてエクスポート] オプションを使用します。 もう 1 つのベスト プラクティスは、重要な [コミュニティ] シートを公開されたアプリから定期的にコピーすることです。シートは、アプリのベース コンテンツとして追加するために、アプリの再公開前に公開できます。
アプリが削除されても、ソース アプリから再公開するか、開発スペースにバックアップ コピーをアップロードしてから管理スペースに公開し直すことができます。
詳細については、「管理スペースからアプリをエクスポートする」を参照してください。
別のスペースにあるデータ ソースを使用してアプリを構築したが、そのスペースへのアクセス権を失った
共有スペースで作業する場合は、他のスペースからのデータ ソースを使用して共有スペースで分析コンテンツを構築することができます。データ ソースを含んでいるスペースのいずれかにアクセスできなくなると、リロードの失敗とアクセスの問題が発生する可能性があります。
最初のステップとして、ソースが所在するスペースへのアクセスが確かに失われたことを確認します。失われている場合は、次を実行できます。
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スペースの所有者がテナントを退出する (ユーザーとして削除される) ことによりアクセスの問題が発生している場合は、テナント管理者に連絡して所有権を再度割り当て、必要に応じてデータ ソースを移動します。データ接続を編集するには、ユーザー資格情報が必要です。
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データ接続を自身で再作成することを検討してください。
スペースの所有者だが、ML リソースやビジネス用語集を作成できない
AutoML やビジネス用語集を操作するには、スペース権限のほかに、追加のセキュリティ ロールが必要です。
AutoML のフル アクセスには、Automl Experiment Contributor と Automl Deployment Contributor の役割が必要です。大半のビジネス用語集のアクションには、Steward の役割が必要です。
セキュリティ ロールを割り当てられるのは、管理者のみです。詳細については、テナント管理者に連絡しててください。