GetSelectedCount - チャート関数
GetSelectedCount() は、項目内で選択された (緑) 値の数を返します。
構文:
GetSelectedCount (field_name
[, include_excluded [, state_name]])
戻り値データ型: 整数
情報メモ
選択バーや各選択状態で使用される色は、カスタム テーマを使用して変更できます。カスタム テーマを使用しているアプリで作業している場合、選択内容がこのヘルプ トピックで説明されている色と同じ色で表示されないことがあります。
引数field_name | メジャー対象となるデータ範囲が含まれている項目です。 |
include_excluded | True()に設定されている場合、他の項目の選択によって現在除外されている選択値がカウントに含まれます。False の場合や省略されている場合、これらの値は含まれません。 |
state_name | 特定のビジュアライゼーションのために選択された並列ステートの名前。state_name 引数が使用されると、特定のステート名に関連付けられた選択のみが対象になります。 詳細については、「並列ステートを使用した比較分析」を参照してください。 |
次の表には、この関数に関連するその他の関数が示されています。
例: チャートの数式例 | 結果 |
---|
GetSelectedCount (FirstName) | 選択が行われない場合は 0 が返されます。FirstName 項目で選択が行われた場合は、選択された項目の数が返されます。 |
GetSelectedCount (FirstName, True()) | 選択が行われない場合は 0 が返されます。FirstName 項目で選択が行われた場合は、他の項目での後続の選択によって FirstName 項目で使用可能な値が減少する可能性があるかどうかに関係なく、選択された項目の数が返されます。 |
例 - GetSelectedCount の基本
概要
データ ロード エディターを開き、以下のロード スクリプトを新しいセクションに追加します。
ロード スクリプトには次が含まれています:
ロード スクリプト
Example:
LOAD * inline [
FirstName|LastName|Initials|HasCellphone
John|Anderson|JA|Yes
Sue|Brown|SB|Yes
Mark|Carr|MC|No
Peter|Devonshire|PD|No
Jane|Elliot|JE|Yes
Peter|Franc|PF|Yes ] (delimiter is '|');
結果
データをロードしてシートを開きます。新しいフィルター パネルを作成し、次の項目を軸として追加します。
次のメジャーの数式ごとに 1 つずつ、2 つの KPI オブジェクトを作成します。
各 KPI は、各項目で選択されたアイテムの数を返します。フィルターが選択されていない場合、両方の KPI は値 0 を返します。
ヒント メモこの例では、出力を見やすくするために、応答性が高いレイアウト動作を使用するように KPI のスタイルが調整されています。
チャートのレイアウト動作の変更については、「KPI のスタイル指定」を参照してください
[シートを編集] をクリックして分析モードに切り替え、FirstName フィルターで John を選択します。
FirstName フィルターで選択されているアイテムが 1 つあるため、KPI 1 は値 1 を返します。Initials フィルターには選択されているアイテムがないため、KPI 2 は引き続き 0 を返します。
例 - include_excluded パラメーター付きの GetSelectedCount
概要
この例では、前の例と同じデータセットを使用しますが、include_excluded パラメーターを True() に設定した場合の結果の違いを示します。
データ ロード エディターを開き、以下のロード スクリプトを新しいセクションに追加します。
ロード スクリプトには次が含まれています:
ロード スクリプト
Example:
LOAD * inline [
FirstName|LastName|Initials|HasCellphone
John|Anderson|JA|Yes
Sue|Brown|SB|Yes
Mark|Carr|MC|No
Peter|Devonshire|PD|No
Jane|Elliot|JE|Yes
Peter|Franc|PF|Yes ] (delimiter is '|');
結果
データをロードしてシートを開きます。新しいフィルター パネルを作成し、次の項目を軸として追加します。
次のメジャーの数式ごとに 1 つずつ、2 つの KPI オブジェクトを作成します。
KPI 1: =GetselectedCount(Initials)、Initials 項目で選択された値の数を決定します。
KPI 2: =GetSelectedCount([Initials], True())、他の項目の選択によって現在除外されている、選択された値を含めます。
フィルター パネルで選択がない場合、各 KPI は値 0 を返します。
ヒント メモこの例では、出力を見やすくするために、応答性が高いレイアウト動作を使用するように KPI のスタイルが調整されています。
チャートのレイアウト動作の変更については、「KPI のスタイル指定」を参照してください
[シートを編集] をクリックして分析モードに切り替えます。Initials フィルターですべての値を選択し、HasCellphone フィルターで Yes を選択します。
各 KPI の結果を比較すると、include_excluded パラメーターが True() に設定されているかどうかに応じて、それぞれが異なる値を返すことがわかります。KPI 2 は、HasCellphone フィルターの選択によって使用可能な項目が 4 に減少しているにもかかわらず、Initials フィルターで選択されたすべての値が含まれているため、値 6 を返します。KPI 1 は、Initials で選択された除外値をカウントしないため、4 を返します。