結合プロセッサー
既存のデータセットを新しい結合レコードセットに変換します。
Join (結合) プロセッサーは、2 つのデータセット間で共通する値をマッチさせることにより、階層データをマップ、結合、変換します。
Join (結合) のプロパティ
Join (結合) を使ってレコードを組み合わせられるよう設定するプロパティです。プロセッサー設定には、キーをいくつでも追加できます。
プロパティ | 設定 |
---|---|
[Join type] (結合タイプ) |
必要な結合タイプをリストから選択します。
|
[Merge input records] (入力レコードをマージ) |
左右両方のデータセットの階層構造を均一化およびグルーピングする場合は、このオプションを有効にします。 このオプションを有効にしない場合、デフォルトでは、左右のデータセットは結合操作前のものと同じ構造で出力されます。 |
Conditions |
|
プロセッサー名を変更する場合は、プロセッサーのデフォルト名にカーソルを合わせたときに表示される [ 編集] アイコンをクリックします。
説明を編集する場合は、 [説明] にカーソルを合わせたときに表示される [ 編集] アイコンをクリックします。
結合操作に関する追加情報
Join (結合) プロセッサーにより、異なる 4 タイプの結合操作を階層データに適用できます。結合操作の詳細および例については、「Join」を参照してください。
Inner join (内部結合)
このタイプの結合操作は、次の目的で使用されます。
- 2つのデータセットの間で共通の値をマッチングする。
- 一致するすべてのペアで結果セットを作成する。
結果セットは次のように決定されます。
- 結合ステートメントが満たされれば (左データセットが右データセットにマッチすれば)、マッチしたレコードはすべて組み合わされ、結果セット内に返されます。
- 結合ステートメントが満たされない場合、マッチしないレコードは無視されます。
Left outer join (左外部結合)
このタイプの結合操作は、次の目的で使用されます。
- 2 つのデータセット間で共通する値をマッチさせ、かつ左データセット内に存在する値をすべて保持する。
- これらのレコードを組み合わせた結果セットを作成する。
結果セットは次のように決定されます。
- 結合ステートメントが満たされれば (左データセットにあるものすべて、および 2 つのデータセットでマッチするもの)、左データセット内のすべてのレコード、および左データセットと右データセット間でマッチするレコードが組み合わされ、結果セット内に返されます。
- 結合ステートメントが満たされない場合、マッチしないレコードは無視されます。
Right outer join (右外部結合)
このタイプの結合操作は、次の目的で使用されます。
- 2つのデータセットの間で共通の値をマッチングし、かつ、右データセット内に存在するすべての値を保持する。
- これらのレコードを組み合わせた結果セットを作成する。
結果セットは次のように決定されます。
- 結合ステートメントが満たされれば (左および右データセットにあるものすべて、および 2 つのデータセットでマッチするもの)、右データセット内のすべてのレコード、および左データセットと右データセット間でマッチするレコードが組み合わされ、結果セット内に返されます。
- 結合ステートメントが満たされない場合、マッチしないレコードは無視されます。
完全外部結合
このタイプの結合操作は、次の目的で使用されます。
- 左と右のデータセット内の一致する値をすべて保持する。
- これらのレコードを組み合わせた結果セットを作成する。
結果セットは次のように決定されます。
- 結合ステートメントが満たされれば (左および右データセットにあるものすべて、および 2 つのデータセットでマッチするもの)、左データセットと右データセット内のすべてのレコード、および左データセットと右データセット間でマッチするレコードが組み合わされ、結果セット内に返されます。
- 結合ステートメントが満たされない場合、マッチしないレコードは結果セット内に Null としてリスト表示されます。