Below - チャート関数

概要

データ ロード エディターを開き、以下のロード スクリプトを新しいセクションに追加します。

ロード スクリプトには次が含まれています:

• 「Example」というデータ テーブルにロードされるデータセット。

• データ テーブル内の次の項目:

  • Year

  • Sales

ロード スクリプト

Example:
LOAD * INLINE [
Year, Sales
2019, 1000
2020, 1500
2021, 1200
2022, 1800
2023, 1700
];

結果

データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、この項目を軸として追加します:

• Year

次のメジャーを作成します:

• =Sum(Sales)、年間売上高を見つけます。

• =Below(Sum(Sales))、次年の売上高を見つけます。

• =Sum(Sales) - Below(Sum(Sales))、今年と翌年の Sales の値の差異を計算します。

• =RangeSum(Below(Sales, 1, 2))、今後 2 年間の売上の 2 年間の累計を表示します。

• =(Sales - Below(Sales)) / Below(Sales)、Sales の変化を比率/パーセンテージとして返します。 この値をパーセンテージで表示するには、 [数値書式] で、 [数値] > [書式設定 [シンプル]] > [12.34%] を選択します。

結果を見ると、現在の期間の Sales 値を次の期間と比較できます。

• Sum(Sales) - Below(Sum(Sales)) メジャーは、現在の期間と次の期間を比較して、Sales 値の変化を返します。

• RangeSum(Below(Sales, 1, 2)) メジャーは、次の 2 つの Sales 値の合計を返します。

• (Sales - Below(Sales)) / Below(Sales) メジャーは、次の期間と比較した Sales の変化をパーセンテージで返します。

次の手順を実行します。

棒グラフを作成し、この項目を軸として追加します。

• Year

次のメジャーを作成します:

• =Sum(Sales) - Below(Sum(Sales))、前年比の差異を返します。

棒グラフで Below 関数を使用すると、現在の期間と次の期間の売上の差異を視覚的に比較できます。

概要

データ ロード エディターを開き、以下のロード スクリプトを新しいセクションに追加します。

ロード スクリプトには次が含まれています:

• Monthnames と Sales2013 と呼ばれる 2 つのデータ テーブル。

ロード スクリプト

Monthnames:
LOAD *, Dual(MonthText,MonthNumber) as Month INLINE [
MonthText, MonthNumber
Jan, 1
Feb, 2
Mar, 3
Apr, 4
May, 5
Jun, 6
Jul, 7
Aug, 8
Sep, 9
Oct, 10
Nov, 11
Dec, 12
];

Sales2013:
Crosstable (MonthText, Sales) LOAD * inline [
Customer|Jan|Feb|Mar|Apr|May|Jun|Jul|Aug|Sep|Oct|Nov|Dec
Astrida|46|60|70|13|78|20|45|65|78|12|78|22
Betacab|65|56|22|79|12|56|45|24|32|78|55|15
Canutility|77|68|34|91|24|68|57|36|44|90|67|27
Divadip|57|36|44|90|67|27|57|68|47|90|80|94
] (delimiter is '|'); 

結果

データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、この項目を軸として追加します:

• Customer

次のメジャーを作成します:

• =Sum(Sales)、売上の合計を計算します。

• =Below(Sum(Sales))、前の行の売上合計を表示します。

• =Sum(Sales)+Below(Sum(Sales))、現在の行より下の顧客行の売上合計と売上値の合計を合計します。

• =Sum(Sales)+Below(Sum(Sales), 3)、現在の Customer の Sum(Sales) 値と、3 行下にある Customer の値を合計します。

• =If(Sum(Sales)>Below(Sum(Sales)), 'Higher')、下の行の顧客の Sum(Sales) よりも Sum(Sales) 結果が大きい顧客に「Higher」というラベルを追加します。

複数の軸が含まれているチャートでは、Above、Below、Top、Bottom 関数を含む数式の結果は、Qlik Sense における列軸のソート順序によって変わります。Qlik Sense は、最後にソートされた軸の結果である列セグメントに基づいて関数を評価します。列のソート順は、[ソート] のプロパティ パネルで制御され、必ずしも列がテーブルに表示される順序ではありません。 ソート順の使用方法を示す例については、「例 - ソート順に基づく Above のシナリオ」を参照してください。

メジャー Below(Sum(Sales)) は、その下に行がないため、顧客 Divadip に対して NULL を返します。行 Canutility の結果には、Divadip の Sum(Sales) の値が表示されます。Betacab の結果には Canutility の Sum(Sales) の値が表示され、以下同様に続きます。

メジャー Sum(Sales)+Below(Sum(Sales)) の場合、Astrida の行は、行 Betacab + Astrida (539+587) の Sum(Sales) 値を加算した結果を返します。Betacab 行の結果は、Canutility + Betacab (539+683) の Sum(Sales) 値を加算した結果を示します。

メジャー Sum(Sales)+Below(Sum(Sales), 3) には引数 offset があり、3 に設定されており、現在の行より 3 つ下の行の値を取得します。現在の Customer の Sum(Sales) 値を 3 行下の Customer の値に加えます。Customer の最後の 3 行の値は Null です。

顧客 Astrida の販売実績は、その下の行の顧客 Betacab の販売実績の合計よりも大きいため、メジャー IF(Sum(Sales)>Below(Sum(Sales)), 'Higher') は顧客 Astrida の値 Higher を返します。

概要

Below 関数は、範囲関数への入力として使用できます。この例では、RangeAvg で関数を使用します。

データ ロード エディターを開き、以下のロード スクリプトを新しいセクションに追加します。

ロード スクリプトには次が含まれています:

• Monthnames と Sales2013 と呼ばれる 2 つのデータ テーブル。

ロード スクリプト

Monthnames:
LOAD *, Dual(MonthText,MonthNumber) as Month INLINE [
MonthText, MonthNumber
Jan, 1
Feb, 2
Mar, 3
Apr, 4
May, 5
Jun, 6
Jul, 7
Aug, 8
Sep, 9
Oct, 10
Nov, 11
Dec, 12
];

Sales2013:
Crosstable (MonthText, Sales) LOAD * inline [
Customer|Jan|Feb|Mar|Apr|May|Jun|Jul|Aug|Sep|Oct|Nov|Dec
Astrida|46|60|70|13|78|20|45|65|78|12|78|22
Betacab|65|56|22|79|12|56|45|24|32|78|55|15
Canutility|77|68|34|91|24|68|57|36|44|90|67|27
Divadip|57|36|44|90|67|27|57|68|47|90|80|94
] (delimiter is '|'); 

結果

データをロードしてシートを開きます。新しいテーブルを作成し、この項目を軸として追加します:

• Customer

次のメジャーを作成します:

• =RangeAvg (Below(Sum(Sales),1,3))

Below 関数の引数では、offset は 1 に、count は 3 に設定されています。この関数は、列セグメントの現在行のすぐ下の 3 行 (行がある場合) で数式 Sum(Sales) の結果を算出します。この 3 つの値は、RangeAvg 関数への入力として使用され、指定された数値の範囲で平均値を算出します。