ビジネス用語集を使った作業
ビジネス用語集は、自分の Qlik Cloud プラットフォーム内で用語と定義を標準化するのに役立つツールです。用語について理解を共有することは、さまざまな部門にわたってデータ修復したり、コラボレーションしたりするのに不可欠です。ビジネス用語集は Qlik Cloud のリソース タイプです。用語集は、用語から成る論理的なカテゴリで構成されます。用語は組織内のすべての人が参照し、理解できるような明確な言語で説明されています。
ビジネス用語集:
- アプリ設計者が標準化された定義と関連データセットを探すのに役立ちます
- ビジネスアナリストがビジネスの問題に対する答えを見つけ、理解を深めるのに役立ちます
- コンテキストと背景を供給することによって、リンクされたデータセットやアプリに対する信頼度を高めます
- さまざまな事業部門にわたってより深いコミュニケーションとコラボレーションを促進します
一つの組織に、さまざまな機能領域向けの複数の用語集があって、それらがターゲットとなる事業分野をサポートしている場合があります。Qlik Cloud カタログは、利用価値の高いメトリクスやビジュアライゼーションのためにビジネス用語をデータセットやアプリとリンクさせることができ、より深いコンテキストとデータ主導型の検証を供給するという追加のメリットがあります。
ビジネス用語集の構造とコンポーネント
ビジネス用語集には、[名前]、[説明]、そして[用語]があり、この用語が [カテゴリ] に整理されます。略称、他の用語との関係、サポートしているアセットへのリンクといった追加の詳細によって、各用語エントリに価値が付け加えられます。
ビジネス用語集は Qlik Cloud に表示されるリソース タイプです。
ビジネス用語集の作成と編集
用語集の所有者は、Administration アクティビティ センターで [スチュワード] のグローバル ロールに割り当てられています。 このロールは、用語が正確であり、用語集が消費者のニーズに合っていることを確認する責任があります。このグローバル [スチュワード] ロールは用語集を作成、更新、削除することが求められていると同時に、[確認済み] 状態の用語を編集したり削除したり、用語を [確認済み] に変更することも求められています。
スペースで [閲覧可能] 権限を持つユーザーは、用語集の [用語] を閲覧できます。スペースで [管理可能] と [編集可能] 権限を持つユーザーは、承認されていない用語を追加し編集することができます。ビジネス用語集の所有者は、用語が追加されたことの通知を受け、用語が変更されたら用語スチュワードが通知を受けます。用語集の所有者は、ステータスを [確認済み] に変更することによって用語とカテゴリの編集を承認します。
次のいずれかの権限を持つユーザー: [所有者]、 [管理可能]、 [アプリでデータ編集可能]、または [編集可能] は、カテゴリを作成、編集、削除できます。ビジネス用語集のアクセス権限の詳細については、「共有スペースでの権限の管理」または「管理スペースでの権限の管理」を参照してください。
用語集のソースが外部で保守および更新されている場合、Qlik Cloud 用語集は、スチュワードを除くユーザーが [閲覧可能] 権限のみを持つスペースに配置する必要があります。外部用語集が更新された場合、スチュワードは [用語集のインポートと更新] を使用して外部用語集をインポートし、用語、カテゴリ、メタデータを更新します。スチュワードは、ソースから削除され、用語集に残しておかない用語を削除するようにインポートを設定できます。他のユーザーは、用語集の用語をアプリのマスター アイテムに関連付けて、用語の説明を提供できます。
通知
ビジネス用語集のユーザーは用語集通知にサブスクライブでき、用語集の新しい用語が作成、削除、または更新されたときに通知を受けます。用語集の所有者は用語の追加の通知を受け取り、用語のスチュアードは用語の変更の通知を受け取ります。
次の手順を実行します。
- [プロファイル設定]>[通知] に移動します。
- [用語集] で通知のオプションを拡張し、用語の作成、削除、更新があった場合に、ブラウザーの通知、Qlik Sense Mobile のプッシュ通知、電子メール、または毎日のメール ダイジェストのいずれかで通知を受けたいかを選択できます。