シート レイアウトの変更
標準の編集モードで、行を追加したり、ビジュアライゼーションを移動したりできます。シートのサイズを変更したり、シートのレイアウトを変更したりする場合は、[詳細オプション] で利用できる追加オプションがあります。
詳細オプションを使用してシート レイアウトを変更した場合でも、標準の編集モードでシートを変更できます。ただし、シートのレイアウトはロックされます。シートのロックを解除すると、シート レイアウトが標準の編集モードにリセットされます。
シートのグリッド サイズの変更
シートにさらに多くのビジュアライゼーションが収まるように、またはビジュアライゼーションの配置をさらに制御できるように、シートのグリッド サイズを調整できます。グリッドは、ビジュアライゼーションを追加、移動、またはサイズ変更するときに表示されます。
次の手順を実行します。
- シート プロパティの [グリッドの間隔] 設定に移動します。
- 間隔を [広い] (既定のオプション) から [中間]、[狭い]、または [カスタム] に変更します。
- [カスタム] を選択すると、スライダーが表示されます。スライダーを使用してグリッド サイズを変更します。数値が大きいほど、グリッド間隔が狭くなります。
シート サイズのカスタマイズ
既定では、Qlik Sense ではユーザーのスクリーンの軸にシートを合わせるために、シートに応答性の高いレイアウトが使用されています。シートに応答性の高いレイアウトを使用したくない場合は、シートにカスタムの幅と高さを設定できます。これにより、応答性について調整することなく、確実に作成した通りにダッシュボードをユーザーに表示することができます。シートの高さと幅は、300 ピクセルから 4,000 ピクセルの間であればどの数値にでも設定できます。
シートの PDF ダウンロードが極端にズームインして表示される場合は、[シート サイズ] を [応答性が高い] から [カスタム] に切り替えることをお勧めします。
シートにカスタムのサイズが適用されている場合は、グリッドの間隔を変更することはできますが、[シートの拡張] を使用してサイズを変更することはできません。
未拡張の [応答性が高い] シートの場合、シートのエクスポートされた PDF は次の様になります。
- 横方向: 1680 x 1120 ピクセル
- 縦方向: 1120 x 1680 ピクセル
[カスタム] シート サイズを使用している場合、シートの PDF 出力は、幅と高さに対するカスタム ピクセル値を維持します。
[シート サイズ] を [レスポンシブ] から [カスタム] に変更すると、PDF 出力の明瞭さに影響を与える可能性があります。カスタム サイズのシートを PDF として手動でエクスポートする場合、ベスト プラクティスは次のとおりです。
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縦向き: 1680 x 1120 ピクセルの値、または 1:1.5 の比率
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横向き: 1120 x 1680 ピクセルの値、または 1.5:1 の比率
シートが大きすぎて 1 枚の PDF ページにはっきりと表示できない場合、拡張シートとカスタム サイズのシートは低解像度の PDF の出力となる可能性があります。
次の手順を実行します。
- [シート サイズ] 設定を [応答性が高い] から [カスタム] に変更します。
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シートの幅をピクセルで入力します。
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シートの高さをピクセルで入力します。
小さい画面用のレイアウトの変更
既定では、シートを小さい画面上で表示する場合は、リスト ビューに表示されます。これをグリッドでの表示に変更することができます。シートを小さい画面上でグリッド表示するには、応答性が高いレイアウトに設定する必要があります。
グリッド ビューにはビジュアライゼーションの小さいプレビューが表示されます。リスト ビューにはビジュアライゼーションのタイトルのみが表示されます。
次の手順を実行します。
- [シート プロパティ] で、[小さい画面用のレイアウト] に移動します。
- ドロップダウンから [グリッド ビュー] を選択します。
シートの領域の拡張
画面に収まるビジュアライゼーションよりも多くのビジュアライゼーションを追加する必要がある場合、シートの領域を縦方向に拡張できます。
ダウンロードされた拡張シートは、シートが大きすぎて単一の PDF ページにはっきりと表示できない場合、PDF の出力品質が低下することがあります。
次の点に注意してください。
- シート プロパティの [シートの拡張] をアクティブにする必要があります。
- 拡張ごとに、シートの元の高さの 50% が追加されます。
- スクロールするビジュアライゼーションがある場合、拡張されたシートのスクロールが妨げられる可能性があります。空白スペースをある程度残しておくと、シートの設計時にスクロール用に利用できます。
2 種類の方法でシートを拡張できます。
次の手順を実行します。
- オブジェクトをシートの下部にドラッグし、表示されたドロップ ゾーンにドロップします。
- [シート プロパティ] の [シートの拡張] を切り替えます。
シートは元の高さから 50% 拡張されています。シート内で縦方向にスクロールすると、すべてのコンテンツにアクセスできます。