Math プロセッサー
数値の計算を実行します。
Math プロセッサーを使用すると、数値を含むフィールドに対して計算や演算を実行できます。フィールド内だけでなく、フィールド間の値も計算できます。
使用方法
Math プロセッサーは、1 つの入力フローを必要とし、1 つの出力フローのみを生成できます。
プロパティ
フィールドからの値を計算または演算できるように設定するためのプロパティです。
プロパティ | 設定 |
---|---|
関数名 |
|
[Fields to process] (処理するフィールド) |
ファンクションを適用するフィールドをリストから選択します。 ヒント メモ同じ関数を複数のフィールドに一度に適用する場合は、
![]() |
新しいフィールドを作成 | 関数を適用した後に新しいフィールドを作成するには、このオプションを有効にします。このオプションを有効にしない場合は、既存のフィールドが保持および変更されます。 |
新しいフィールドの名前を変更 | 新規作成したフィールドにカスタム名を付けます。 |
プロセッサーの名前を変更したり、説明を編集したりするには、 [プロパティ] パネルのプロセッサー名の横にある [編集] アイコンをクリックします。
例
この例でソースとして使用されるデータには、コスト、価格、販売数の詳細を含む、さまざまな顧客への販売に関するデータが含まれています。
ただし、分析アプリで使用できる重要な情報である、総コスト、総収益、総利益が不足しています。Math プロセッサーを使用すると、列間で演算を実行してこれらの数値を計算できます。
1 つのプロセッサーで実行できる演算は 1 つだけであるため、これら 3 つの数値を計算するには 3 つのプロセッサーが必要になります。
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最初のプロセッサーは、販売個数に単価を掛け合わせて総収益を計算するために使用されます。Add, subtract, multiply, and divide] (加算、減算、乗算、除算)関数と、処理する Units sold フィールドを選択します。演算子として x を選択し、使用する 2 番目のフィールドとして Unit Price を使用します。[新しいフィールドを作成] チェックボックスを選択し、新しいフィールドに「Total_revenue」という名前を付けます。
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次に、2 番目のプロセッサーは、販売個数にコストを掛け合わせて総コストを計算するために使用されます。加算、減算、乗算、除算関数と、処理する Units sold フィールドを選択します。演算子として x を選択し、使用する 2 番目のフィールドとして Unit Cost を使用します。[新しいフィールドを作成] チェックボックスを選択し、新しいフィールドに「Total_cost」という名前を付けます。
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最後に、3番目のプロセッサーは、総収益から総コストを差し引き、総利益を求めます。Add, subtract, multiply, and divide] (加算、減算、乗算、除算)関数と、処理する Total_revenue フィールドを選択します。演算子として - を選択し、使用する 2 番目のフィールドとして Total_cost を使用します。[新しいフィールドを作成] チェックボックスを選択し、新しいフィールドに「Total_profit」という名前を付けます。
データ フローを実行すると、ターゲットに計算結果を含む 3 つの新しいフィールドが作成され、データをさらに分析できるようになります。