検索を使った set 修飾子
set 修飾子を使用した検索により、要素セットを作成できます。
例:
- <Country = {"C*"}>
- <Year = {">2015"}>
- <Ingredient = {"*garlic*"}>
検索は常に二重引用符、角括弧、またはアクサン グラーブで囲む必要があります。リテラル文字列 (一重引用符) と検索 (二重引用符) を組み合わせたリストを使用できます。例:
<Product = {'Nut', "*Bolt", Washer}>
テキスト検索
ワイルド カードやその他の記号は、テキスト検索で使用できます。
-
アスタリスク (*) は任意の数の文字を表します。
-
疑問符 (?) は 1 つの文字を表します。
-
曲折アクセント記号 (^) は単語の始まりを示します。
例:
-
<Country = {"C*", "*land"}>
C で始まり land で終わるすべての国に一致します。
-
<Country = {"*^z*"}>
これは、New Zealand などの z で始まる単語を持つすべての国に一致します。
数値の検索
次の関係演算子を使用して数値の検索を行うことができます: >、>=、<、<=
数値の検索は、常にこれらの演算子の 1 つで始まります。例:
-
<Year = {">2015"}>
2016 年以降の年に一致します。
-
<Date = {">=1/1/2015<1/1/2016"}>
2015 年のすべての日付に一致します。2 つの日付の間の時間範囲を記述するための構文に注意してください。日付形式は、問題の項目の日付形式と一致する必要があります。
数式の検索
数式の検索を使用して、より高度な検索を行うことができます。次に、検索フィールドの項目値ごとに集計が評価されます。検索の数式が true を返すすべての値が選択されます。
数式検索は、必ず等号で開始します: =
例:
<Customer = {"=Sum(Sales)>1000"}>
これにより、売上高が 1000 を超えるすべての顧客が返されます。Sum(Sales) は現在の選択条件に基づいて計算されます。つまり、Product 項目など、別の項目で選択した場合、選択した製品の販売条件を満たす顧客のみを取得できます。
条件を選択から独立させる場合は、検索文字列内で set 分析を使用する必要があります。例:
<Customer = {"=Sum({1} Sales)>1000"}>
等号の後の数式はブール値として解釈されます。これは、他の何かに評価された場合、ゼロ以外の数値は true として解釈され、ゼロおよび文字列は false として解釈されることを意味します。
引用符
検索文字列に空白または特殊文字が含まれている場合は、引用符を使用してください。一重引用符は、単一の項目値との文字通りの大文字と小文字を区別する一致を意味します。二重引用符は、複数の項目値に一致する可能性のある大文字と小文字を区別しない検索を意味します。
例:
-
<Country = {'New Zealand'}>
New Zealand のみに一致します。
-
<Country = {"New Zealand"}>
New Zealand、NEW ZEALAND、new zealand に一致します
二重引用符は角括弧またはアクサン グラーブで置き換えることができます。
詳細については、「選択またはビジュアライゼーション内での検索」を参照してください。
例: 検索を使用した set 修飾子のチャートの数式
例 | 結果 |
---|---|
sum( {$–1<Product = {“*Internal*”, “*Domestic*”}>} Sales ) |
現在の選択条件から製品 (Product) が文字列「Internal」もしくは「Domestic」を含む取引を除外した売上 (Sales) の合計が返されます。 |
sum( {$<Customer = {“=Sum({1<Year = {2007}>} Sales ) > 1000000”}>} Sales ) |
現在の選択に Customer への新規選択 (2007 年の売上合計が 1,000,000 以上の顧客のみ) を追加した売上 (Sales) の合計が返されます。 |