アプリの設計
データをロードしたら、シートとビジュアライゼーションを作成します。ダッシュボードを設計するには、正しいオブジェクトを正しい方法で使用し、使いやすいよう工夫してシートを構成しなければなりません。
このアプリは非常にシンプルですが、覚えておくと便利な設計原理がいくつかあります。
独自のアプリを構築するうえで、何らかのインスピレーションが必要になったら、Qlik のウェブサイトを参照してください。そこには、さまざまな目的に役立つアプリが多数あります。独自のアプリを設計するときにテンプレートを探している場合に役立ちます。
分析作成の支援が必要な場合、インサイト アドバイザー を使用できます。インサイト アドバイザー は、データから意義深いチャートと分析を作成する上で役立ちます。使用する分析タイプを選択することでビジュアライゼーションを作成し、分析に含めるデータを選択できます。また、検索ベースの分析を使用してクエリからビジュアライゼーションを作成することもできます。
シートの作成
構築中のアプリには、次の 7 つのシートが含まれます:
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Dashboard
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Product Details
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Customer Details
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Customer Location
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Insights
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Manager dashboard
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Filters
最初の 4 つのシートは手動で構築します。あとの 2 つのシートは、インサイト アドバイザー を使って構築します。
標準編集モードと詳細編集モードを組み合わせて使用します。標準モードではコンテンツをすばやく作成できますが、詳細モードではビジュアライゼーションのオプションを微調整し、シート オブジェクトの詳細なレイアウトを行うことができます。詳細モードでは、チャート式を作成するオプションも提供されます。
次の手順を実行します。
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左上の をクリックし、[アプリ概要] をクリックします。
- [シートの新規作成] をクリックして、シートに Dashboard という名前を付けます。
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さらに 4 つのシートを作成し、Product Details、Customer Details、Customer Location、Insights という名前を付けます。
これで、すべて同じアプリに属する 5 つのシートができました。 Manager dashboard シートは、このチュートリアルの後半で インサイト アドバイザー によって自動生成されるため、作成する必要はありません。
このチュートリアルを完了すると、次のスクリーンショットのようにアプリが表示されます。
ご覧のように、シートの構成には類似した点があり、最初の 4 つのシートにはフィルター パネルが含まれており、左側に配置されています。このように、アプリの設計には一貫性が必要です。このチュートリアルの役割がさまざまなチャート機能や、インサイト アドバイザー を通じて利用可能な高度な分析を表示することにある場合、Insights および Manager dashboard はこの設計から解除されます。同様に、Filters はチャート作成においてさまざまなフィルターを表示して、データの範囲を制限するために存在します。
複数のシートに表示されるビジュアライゼーションは、見やすさを考慮して同じ位置に配置する必要があります。つまり、ユーザーの目標達成 (データ発見) をサポートするための論理的設計が必要です。設計で重要なのは、配置とビジュアライゼーションの選択です。
適切に機能するアプリを効率的に構築するには、各ビジュアライゼーションが持つ独自のメリットを把握する必要があります。ビジュアライゼーションは、見ればある程度理解できるものであり、
概要や傾向を伝えるにはグラフィック要素が最適であり、限られたスペースに大量の情報を効率的に示すには、テーブルが適しています。この場合、正確な数字は提示できますが、グラフィック表示のメリットである瞬時のわかりやすさは失われます。
次に、最初のシートにビジュアライゼーションを追加します。