Qlik Sense のビジュアライゼーションは、軸とメジャーで構築されたチャートから構築されています。関数により、ビジュアライゼーションを動的かつ複合的にすることができます。
情報をわかりやすく伝えるため、ビジュアライゼーションにはタイトルやサブタイトル、脚注、その他の要素を追加できます。ビジュアライゼーションを構成する要素は単純でも構いません。例: データを表す項目からなる軸、そしてテキストからなるタイトル。
メジャーは、項目に基づいて計算されます。例:Sum(Cost) は、項目 Cost の値すべてが、関数 Sum を使用して集計されていることを表します。つまり、Sum(Cost) 数式となります。
数式とは?
数式は関数および項目、数学演算子(+ * / =)を組み合わせたものです。数式は、ビジュアライゼーションで確認可能な結果を生成するために、アプリでデータを処理する際に使用します。数式には、基本的な計算で構成されるシンプルなものから、関数項目と演算子を含む複雑なものまで、さまざまなタイプがあります。数式は、スクリプトとチャートのビジュアライゼーションで使用されます。
すべてのメジャーは、数式です。メジャーと異なり、数式には名前も説明データも存在しません。
軸、タイトル、サブタイトル、脚注などの数式を使用することで、より動的で効果的なビジュアライゼーションを作成できます。例えば、ビジュアライゼーションのタイトルを静的テキストではなく、選択内容によって結果が変わる数式からビジュアライゼーションのタイトルを生成できます。
数式をどこで使用できるか?
ビジュアライゼーションを編集する際、プロパティ パネルに 
シンボルがある場合は、数式を使用できます。 をクリックすると数式エディタが開き、数式を作成および編集できます。数式は、数式項目に直接入力することも可能です。
数式は、マスター アイテムとして直接保存することはできません。しかし、マスター メジャーとマスター軸に数式を含めることはできます。数式が使用されているメジャーまたは軸をマスター アイテムとして保存すると、メジャーまたは軸にある数式を保持できます。
数式はいつ評価されるか
ロード スクリプトでは、スクリプトの実行によって数式が評価されます。ビジュアライゼーションでは、数式に含まれる項目、変数、関数のいずれかで値または論理ステータスが変更されると、自動的に数式が評価されます。スクリプトの数式とチャートの数式では、構文および有効な関数にいくつか違いがあります。