利益と損失ピボット チャート
P&L pivot チャートを使用して、利益と損失レポート用のレイアウトでピボット テーブルを作成できます。パフォーマンスに従ってセルを色分けし、カスタム フォントおよび交互に並ぶ行の色によってチャートのスタイルを設定できます。また、書式も含めてチャートを Excel にダウンロードすることもできます。 [利益と損失ピボット] チャートは、[詳細オプション] に表示される Visualization Bundle に含まれています。
軸 | メジャー | 結果 |
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1 軸 | 最高 9 のメジャー | 軸の値ごとに 1 行、およびメジャーごとに 1 列ずつを含むテーブル。 |
2 軸 | 最高 8 のメジャー | 最初の軸の値ごとに 1 行、および 2 つ目の軸を使用してピボット化されたメジャーごとに 1 列ずつを含むピボット テーブル。 |
セルの色分けによるパフォーマンスの表示
セルを色分けして、[Poor] (低)、[Fair] (中)、および [Good] (高) のスケールに従ってパフォーマンスを示すことができます。すべての行と列は既定値で色分けされていますが、必要に応じて色分けする列および行を選択できます。
次の手順を実行します。
- [Appearance] (スタイル) > [Color by condition] (色分けの条件) で [Enabled] (有効化済み) が On (オン) に設定されていることを確認します。
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パフォーマンスによって色分けする行を選択します。
[Color all rows by condition] (すべての行の色分けの条件) を [Specified rows] (指定された行) に設定します。
[Add row to color] (色分けする行の追加) を使用して行を追加し、名前 (軸の値) によって色分けします。
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パフォーマンスによって色分けするメジャーを選択します。
[Color all measures] (すべてのメジャーの色分け) を [Specified measures] (指定されたメジャー) に設定します。
チャートの最初のメジャーの番号をゼロとして、メジャーのリストを番号で [Measure indices] (メジャー インデックス) に追加します。メジャーはコンマで区切ります。
1 番目、3 番目、および 5 番目のメジャーを色分けします。
0、2、4
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パフォーマンス制限と色分けを設定します。
[Poor] (低) および [Fair] (中) の範囲制限を設定することができます。
- 値が [Poor] (低) の範囲制限より小さいすべてのセルが、[Poor] (低) に設定された背景色とテキストの色で表示されます。
- 値が [Fair] (中) の範囲制限より小さく [Poor] (低) よりも大きいすべてのセルが、[Fair] (中) に設定された背景色とテキストの色で表示されます。[Fair] (中) の範囲制限は、[Poor] (低) よりも大きく設定する必要があります。
- その他のセルはすべて、[Good] (高) に設定された背景色とテキストの色で表示されます。
スタイル テンプレートを使用したチャートのスタイル指定
スタイル テンプレートを使用して、利益と損失レポートなどを示すチャートのレイアウトを作成することができます。
次の手順を実行します。
- スタイル テンプレートは CSV ファイル形式で作成します。以下で説明しているスタイル テンプレート形式を使用します。
- スタイル テンプレートを 1 つの項目としてアプリにロードします。ファイルを追加するときに、項目の区切り記号としてセミコロンを使用しないでください。各行を 1 つの項目としてロードする必要があります。
- [Appearance] (スタイル) > [Table format] (テーブル形式) で、[Style template field] (スタイル テンプレート項目) を、追加したテンプレート項目の名前に設定します。
いくつかのスタイル テンプレートをアプリにロードして、[Style template field] (スタイル テンプレート項目) でレイアウトを変更することができます。
スタイル テンプレート形式
スタイル テンプレートは、UTF-8 エンコードを使用する、コンマ区切りのテキスト ファイル (CSV) として作成されます。
このスタイル テンプレートの行は、最初の軸のデータに揃える必要があります。テンプレートの軸の値を参照する必要があります。軸の値は各行の最初に配置されている必要があります。テンプレートのすべての行/軸の値を指定する必要はありません。スタイル テンプレートには、最大 500 行を含めることができます。
テンプレートの各行は、次の形式にする必要があります。ヘッダー行の使用は必須ではありません。
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DimensionValue
スタイル指定する行の軸の値です。
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Bold
太字のテキストが必要な場合は、<bold> に設定します。
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Background
背景色を設定します。<dark>, <night>, <soft>, <red>, <orange>, <violete>, <blue>, <green> または RGB 形式のカラー コード (rgb(183,219,255) など) を使用できます。既定の背景色は白です。
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FontStyle
フォント スタイルは <italic> または <oblique> に設定できます。
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TextColor
テキストの色は <white> に設定できます。既定の背景色は黒です。
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Align
<center> (中央) を使用してテキストを中央揃えすることができます。既定の配置は、テキストは左揃え、数値は右揃えです。
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FontSize
フォント サイズは <large>、<medium> (既定)、または <small> に設定できます。
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Comment
<comment> タグを使用して、すべてのゼロの値をスペースに置き換えることができます。これは、値のないサブ ヘッダー行を含める場合に役立ちます。
また、スタイル タグを任意の順序で使用したり、使用されていないタグを除外することもできます。以下の行は同じ結果となります。
利益と損失レポートのスタイル テンプレートの例
このテンプレートを使用するには、各行の最初のエンティティに対応する値 (例えば、「Cost of goods sold」) が最初の軸に含まれているデータ ファイルが必要です。
スタイル パネルを使用してスタイルをさらにカスタマイズする
[詳細オプション] をオンにすると、プロパティ パネルの [スタイル] に多数のスタイル指定オプションが表示されます。
チャートのスタイル指定をさらにカスタマイズするには、[スタイル] > [プレゼンテーション] で [スタイル指定] をクリックします。 各セクションの横にある をクリックすると、スタイルをリセットできます。[すべてをリセット] クリックすると、スタイル指定パネルで利用可能なすべてのタブのスタイルがリセットされます。
個々のビジュアライゼーションのスタイル指定に関する一般的な情報については、「 ビジュアライゼーションへのカスタム スタイル指定の適用」を参照してください。
テキストのカスタマイズ
[スタイル] > [基本設定] で、タイトル、サブタイトル、脚注のテキストを設定できます。これらの要素を非表示にするには、[タイトルを表示] をオフにします。
チャートの異なるラベルの可視性は、チャートごとの設定とラベル表示オプションによって異なります。これらはプロパティ パネルで構成できます。
チャートに表示されるテキストのスタイルを指定できます。
次の手順を実行します。
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[詳細オプション] をクリックします。
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プロパティ パネルで、 [スタイル] セクションを展開します。
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[外観] > [プレゼンテーション] で、[スタイル指定] をクリックします。
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[基本設定] タブで、次のテキスト要素のフォント、強調スタイル、フォント サイズ、色を設定します。
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タイトル
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サブタイトル
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脚注
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背景のカスタマイズ
チャートの背景をカスタマイズできます。背景は、色と画像で設定できます。
次の手順を実行します。
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[詳細オプション] をクリックします。
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プロパティ パネルで、 [スタイル] セクションを展開します。
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[スタイル] > [プレゼンテーション] で、[スタイル指定] をクリックします。
スタイル指定パネルの [一般] タブでは、背景色 (単一色または数式) を選択できます。メディア ライブラリまたは URL から画像を背景に設定することもできます。
情報メモURL から背景画像を追加するには、URL のオリジンをテナントのコンテンツ セキュリティ ポリシーの許可リストに追加する必要があります。img-src の [ディレクティブ] を使用してオリジンを追加する必要があります。これはテナント管理者によって実行されます。
詳細については、「CSP エントリの作成」を参照してください。
背景色を使用する場合は、スライダーを使用して背景の不透明度を調整します。
背景画像を使用する際、画像のサイズや位置を調整できます。
境界線と影のカスタマイズ
チャートの境界線と影をカスタマイズできます。
次の手順を実行します。
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[詳細オプション] をクリックします。
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プロパティ パネルで、 [スタイル] セクションを展開します。
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[外観] > [プレゼンテーション] で、[スタイル指定] をクリックします。
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スタイル パネルの [一般] タブの [境界線] で、 [枠線] のサイズを調整してチャートの周囲の境界線を増減します。
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境界線の色を選択します。
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[角の半径] を調整して、境界線の丸みを制御します。
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[一般] タブの [影] で、影のサイズと色を選択します。 影を消す場合は、 [None] (なし) を選択します。
制限事項
全般的な制限事項については、「制限事項」を参照してください。
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Qlik Engine と P&L ピボットとの間でのデータ転送には制限事項があります。データの要求はそれぞれ 10,000 要素、例えば 1,000 行と 10 行に制限されます。P&L pivot chart でページネーションを使用すると、より多くのデータを自動要求することができます。
要求するデータの量を制限するには、[Pagination] (ページネーション) > [Max pagination loops] (最大ページネーション ループ) を使用します。既定値は 20,000 要素 (20k cells (20,000 セル))、最大数は 40,000 要素です。
データ制限を超えた場合に、ユーザーに対して表示されるエラー メッセージを編集することもできます。データ制限を超えた場合に推奨される回避方法は、データにフィルターを適用して、データ転送を制限することです。
- [利益と損失ピボット] チャートを別のビジュアライゼーションに転換したり、別のビジュアライゼーションを [利益と損失ピボット] チャートに転換することはできません。