数式でのマスター メジャーの使用

数式でマスター メジャーを使用できます。マスター メジャーを単独で使用することも、それを使用してより複雑な数式を作成することもできます。

[数式エディタ] に入力すると、一致するマスター メジャーのオートコンプリート リストが開きます。

考慮事項

マスター メジャーを使用する場合は、次の点を考慮してください。

• マスター メジャーが名前変更または削除されると、数式内の参照は自動的に更新されます。古い参照は、その名前でメジャーがないため 数式で NULL を返します。

マスター メジャーの形式

マスター メジャーに対して、数値書式、色、ラベルを構成できます。数式を使用してマスター メジャーを参照する場合、これらのプロパティはビジュアライゼーションには適用されません。これらのプロパティをビジュアライゼーションに適用するには、ビジュアライゼーションの構成時にマスター メジャーへの直接リンクを作成します。

次の手順を実行します。

1. シート編集モードで、 [詳細オプション] をクリックします。

2. プロパティ パネルで [データ] > [メジャー] を展開します。

3. [追加] をクリックします。

4. ドロップダウン メニューの [メジャー] で、マスター メジャーを選択します。

マスター メジャーへの直接リンクが作成されました。

例: 数式でのマスター メジャーの使用

この例では、マスター メジャーを作成してから、チャートの数式でマスター メジャーを使用します。

1. マスター メジャーを作成します。

   1. アセット パネルで、[マスター アイテム] をクリックします。

   2. [メジャー] の横に表示される、[新規作成] をクリックします。

      

   3. [新しいメジャーの作成] ダイアログ ボックスで、マスター メジャーの [名前] を入力し、 をクリックして数式エディタを開きます。

      

   4. 数式エディタで、数式を作成します。

      数式を入力するか、数式ビルダー パネルで利用可能なオプションを使用できます。詳しくは「数式エディタでの作業」を参照してください。

      数式ビルダー Count(distinct item) を使用して数式を挿入し、[適用] をクリックします。

      

   5. [新しいメジャーの作成] ダイアログ ボックスで、[作成] をクリックします。

      

      新しいマスター メジャーが作成されます。

      

2. チャートの数式でマスター メジャーを使用します。

   1. アプリのシートに KPI チャートを追加します。

      

   2. [メジャーの追加] をクリックし、 をクリックして KPI の数式エディタを開きます。

      

   3. マスター メジャーを数式に入力します。入力すると、利用可能なマスター メジャーのオートコンプリート リストが表示されます。必要に応じて、マスターメジャーを使用して、数式エディタでより複雑な数式を作成できます。

      

   4. 数式エディタを閉じて、KPI を表示します。プロパティ パネルで、ラベルを含む KPI のプロパティを変更できます。