tFilterRowの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtFilterRowを設定するために使われます。
標準のtFilterRowコンポーネントは、変換処理ファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。
基本設定
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。 このコンポーネントのスキーマは組み込みのみです。 このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能の利点を備えているので、ソースファイルから不明なカラムを取得したり、各カラムを個別にマッピングしなくてもソースからカラムを一括してコピーしたりできます。ダイナミックスキーマの詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 このダイナミックスキーマ機能は、テーブルの不明なカラムを取得する目的で設計されており、この目的に限り使用をお勧めします。テーブルの作成で使用することは勧められていません。 |
[Logical operator used to combine conditions] (条件の結合に使用する論理演算子) |
簡易な条件を結合したり、高度な条件において、両方のモードのフィルタリング結果を結合するには、論理演算子を選択します。 And: 全条件がtrueである場合、trueのブール値が戻ります。そうでない場合、falseが戻ります。論理積で2つの条件を組み合わせている場合、1番目の条件がtrueに評価される場合のみ、2番目の条件が評価されます。 Or: いずれかの条件がtrueである場合、trueのブール値が戻ります。そうでない場合、falseが戻ります論理和で2つの条件を組み合わせている場合、1番目の条件がfalseに評価される場合のみ、2番目の条件が評価されます。 |
[Conditions] (条件) |
[+]ボタンをクリックし、必要な数の簡易な条件を追加します。選択する論理演算子に基づいて、条件が各行に対して順番どおりに評価されます。評価の際、各条件がtrueまたはfalseのブール値を返します。 [Input column] (入力カラム): ファンクションの対象とするスキーマのカラムを選択します。 [Function] (ファンクション): リストからファンクションを選択します。 [Operator] (オペレーター): 入力カラムで値をバインドする演算子を選択します。 [Value] (値): 必要に応じて、引用符の間にフィルタリングされた値を入力します。 |
[Use advanced mode] (上級モードの使用) |
同じコンポーネント内で複数の論理演算子を使うなど、実行する内容の操作が標準ファンクションに含まれていない場合は、このチェックボックスをオンにします。必要に応じてテキストフィールドに正規表現を入力します。 高度な条件を複数定義する場合は、2つの条件間に論理演算子を使ってください。 && (論理積): 両方の条件がtrueである場合、trueのブール値が戻ります。そうでない場合、falseが戻ります。1番目の条件がtrueに評価される場合のみ、2番目の条件が評価されます。 || (論理和): どちらかの条件がtrueである場合、trueのブール値が戻ります。そうでない場合、falseが戻ります。1番目の条件がfalseに評価される場合のみ、2番目の条件が評価されます。 |
詳細設定
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 NB_LINE: 入力コンポーネントによって読み取られた行の数、または出力コンポーネントに転送された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_LINE_OK: フィルターにマッチングする行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_LINE_REJECTED: 拒否された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。 変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、起動不可であり(緑の背景)、出力コンポーネントが必要です。 |