tCyberarkInputの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSPSSInputを設定するために使われます。
標準のtCyberarkInputコンポーネントは、インターネットファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。
基本設定
[Property type] (プロパティタイプ) |
[Built-in] (組み込み)と[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。
|
[Schema] (スキーマ)と[Edit Schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。 このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能の利点を備えているので、ソースファイルから不明なカラムを取得したり、各カラムを個別にマッピングしなくてもソースからカラムを一括してコピーしたりできます。ダイナミックスキーマの詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 このダイナミックスキーマ機能は、テーブルの不明なカラムを取得する目的で設計されており、この目的に限り使用をお勧めします。テーブルの作成で使用することは勧められていません。
スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。
|
[Guess Schema] (推測スキーマ) |
[Guess Schema] (推測スキーマ)ボタンをクリックしてテーブルスキーマを取得します。 |
[Credential provider service port] (認証情報プロバイダーサービスポート) |
[Credential provider] (認証情報プロバイダー)によって使用されるポートを入力します。デフォルトは18923です。 |
[Application ID] (アプリケーションID) |
アプリケーションの名前を入力します。 お使いのマシンがアプリケーションの許可されたマシンであることを確認します。関連情報は、Manage applications (英語のみ)をご覧ください。 |
[Safe] (金庫) |
自分が属する金庫の名前を入力します。関連情報は、Safes and Safe members (英語のみ)をご覧ください。 |
[Folder] (フォルダー) |
シークレットオブジェクトが存在するフォルダーの名前を入力します。 金庫の下には複数のフォルダーを作成できます。 |
[Secret object name] (シークレットオブジェクト名) |
パスワードオブジェクトの名前を入力します。パスワードはシークレットオブジェクトの形で金庫に保管されています。 |
詳細設定
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスをオンにすると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。 |
[The reason for performing secret retrieve operation] (シークレット取得操作を実行する理由) |
ロギングの目的で、このフィールドに文字列を入力します。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
NB_LINE: 処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 [SECRET] (シークレット): 取得されたパスワード。これはAfter変数で、文字列を返します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。 変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、CyberArkボールトからパスワードを取得して後続のコンポーネントに渡します。また、取得したパスワードをSECRET変数に格納して後続コンポーネントから参照できるようにします。 |
[Dynamic settings] (ダイナミック設定) |
[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からデータベース接続をダイナミックに選択します。この機能は、データストラクチャーが同じでデータベースが異なるデータベーステーブルにアクセスする必要がある場合、特に、Talend Studioを介さずにジョブをデプロイおよび実行する必要がある時など、ジョブの設定を変更できない環境で作業している場合に役立ちます。 [Dynamic settings] (ダイナミック設定)テーブルは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合のみ利用できます。ダイナミックパラメーターを定義すると、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Component List] (コンポーネントリスト)ボックスは利用できなくなります。 ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。[Dynamic settings] (ダイナミック設定)とコンテキスト変数については、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |