アプリのビジュアライゼーション
ビジュアライゼーションは、シートで探索するためにデータを視覚化するチャート、拡張機能、その他のオブジェクトです。
メジャーおよび軸
ビジュアライゼーションは少なくとも 1 つのメジャーまたは 1 つの軸で構成されています。ほとんどの場合、ビジュアライゼーションには軸とメジャーが両方、場合によっては複数含まれていることがあります。
軸によって、ビジュアライゼーションでデータをグループ化する方法が決まります。多くの場合、軸の値は時間、場所、またはカテゴリを指します。
メジャーは何らかの計算の結果です。多くの場合は、Sum や Count、Avg (平均) といった集計結果です。
軸とメジャーをビジュアライゼーションで組み合わせると、例えば、自転車がある地域で指定した期間内に何台売れたのかを表示できます。
ダッシュボードのビジュアライゼーション
それぞれのビジュアライゼーションには、異なる目的があります。ビジュアライゼーションは完全な正確さを維持しつつ、迅速に意義深い方法でデータを伝えることを目的としています。
フィルター パネル
Dashboard シートには、左側に 2 つのフィルター パネルがあります。タイトルのない時間フィルター パネルと Region です。これらは同じには見えませんが、両方ともフィルター パネルです。 Region には 1 つの軸のみが含まれており、軸の値がリストに表示されています。時間フィルター パネルには 4 つの軸が含まれていますが、スペースが限られているため、リストはすべてパネルに圧縮されています。このフィルター パネルは、限定的なデータ セットをフィルターし、分析と探索を可能にすることを目的としています。
円グラフ
時間フィルター パネルの右側には、Sales per Region という円グラフがあります。円グラフは、値間の関係や、合計に対する単一値の関係を示します。各セクターは値を示しており、値の数が限定されている限り (10 以下)、セクターの相対的なサイズの概要を把握することができます。値はサイズ順です。
棒グラフ
円グラフの下には、Top 5 Customers という棒グラフがあります。棒グラフは複数の値を比較したい場合に便利です。それぞれの棒 (バー) は、異なる値の相互関係に関する情報を提供します。バーは垂直または水平方向にグループ化または積み上げて表示します。
コンボ チャート
棒グラフの下には、Sales Trend というコンボ チャートがあります。コンボ チャートは、同じビジュアライゼーション内で棒グラフと折れ線グラフを組み合わせ、傾向を表示するために使用します。コンボ チャートは、全く異なる目盛りで表されるため、通常は組み合わせて表示することが困難な値の場合に便利です。コンボ チャートは、メジャーに 2 つの軸を割り当てることでこれを可能にしています。Sales Trend コンボ チャートでは、売上高 (百万ドル単位、左の軸) と利ざや (パーセント、右の軸) を組み合わせています。
KPI
円グラフの右側は、KPI ビジュアライゼーション Total Sales and Margin.です。業績の追跡に非常に役に立ちます。KPI ビジュアライゼーションでは、テキスト ラベルを持つ 1 つまたは 2 つのメジャー値を表示できます。値に条件付きの色と記号を追加できます。
ゲージ
KPI ビジュアライゼーションの右側には、Profit Margin というゲージがあります。ゲージは単一の重要なメジャーの値を表示するために使用されます。この例では、Profit margin (利ざや) です。値が分かりやすいように、色が付けられています。
折れ線グラフ
最後に表示されているビジュアライゼーションは、Quarterly Trend という折れ線グラフです。折れ線グラフは、時間の経過に伴う動向を表示するために使用され、このグラフでは year (年) と quarter (四半期) という 2 つの軸が、2012~2014 年の各四半期の傾向を表示しています。
製品詳細のビジュアライゼーション
次の手順を実行します。
- 右上の をクリックして、Product Details シートに移動します。
ツリーマップ
2 番目のシートであるProduct Details には、Dashboard シートにはないビジュアライゼーションであるツリーマップが含まれています。ツリーマップは、限られたスペースに階層データを表示したい場合に理想的です。この階層ツリーマップは、Product Group と Product Type、Item Desc という軸で構成されています。ツリーマップでの選択は最上位レベル (Product Group) から開始し、選択して確認すると次のレベル (Product Type) にドリルダウンし、データ分析を可能にするより詳細なビューが表示されます。ツリーマップのアイテムは、メジャーごとに色分けされています。色が濃いほど、メジャー値は高くなります。
このスクリーンショットは、シートの幅が狭い状態でアプリ内で取得されました。そのため、棒グラフでは、すべての値が表示されていません。このため、棒グラフの下にグラフ全体の縮小版であるミニ チャートがあります。ミニ チャートにはスクロール バーがあり、ナビゲーションで使用できます。
顧客詳細のビジュアライゼーション
次の手順を実行します。
- 右上の をクリックして、Customer Details シートに移動します。
Customer Details シートには新しい 2 つのビジュアライゼーション、散布図 Customer Sales and Quantity とピボット テーブル Customer KPIs があります。
散布図
散布図を使うと、値の潜在的な関係を見つけ、グループから逸脱している値を識別できます。バブルのサイズを利用すると、値の差を表示できます。この散布図のバブルは、Sales (売上高) と Quantity (量) の関係を示し、各バブルは軸の値である Customer (顧客) を示しています。
ピボット テーブル
ピボット テーブル Customer KPIs は、主要顧客の各数値を示しています。データの表示方法を再編成し、複数の軸とメジャーによって同時にデータを分析し、さまざまなデータ表示するデータのさまざまなビューを表示できます。
顧客ロケーションのビジュアライゼーション
次の手順を実行します。
- 右上の をクリックして、Customer Location シートに移動します。
マップ
4 番目のシート Customer Location には、3 つのフィルター パネルと 1 つの新しいビジュアライゼーションであるマップが含まれています。Qlik Sense では、ポイント レイヤーおよびエリア レイヤーのデータを表示するマップを作成できます。このチュートリアルで使用するマップにはポイント レイヤーが含まれています。ポイント レイヤーは、都市などの関心のある場所をマークするためにポイント座標 (経度と緯度) または場所名を使用して作成されます。
たとえば、マップは地域や場所ごとの売上データをプロットするために使用されます。このチュートリアルでは、マップは顧客の場所を表示するために使用されます。Region、City、または Customer によってフィルタリングすることができます。. マップ内でポイントをクリックして、直接選択することもできます。Shift キーを押したまま選択することにより、分析する複数のエリアを選択できます。