GetUserAttr - スクリプトおよびチャート関数
GetUserAttr() 関数は、アプリにアクセスするユーザーに関する次の情報を返します。
ユーザーのメール アドレス。
ユーザーのサブジェクト。
ユーザーが属する ID プロバイダー (IdP) グループ。
GetUserAttr() 関数をロード スクリプトまたはチャートの数式で直接使用します。いずれの場合も、関数を使用して変数内または変数なしで属性を保存できます。この関数を Qlik Sense Client-Managed で使用すると、空のデータ値のみが返されます。よって、後ほど Qlik Cloud に app をアップロードする目的で、この関数を使用してエラーを発生させることなく Qlik Sense Client-Managed でスクリプトを開発できます。
構文:
GetUserAttr(name)
戻り値データ型: デュアル
引数 | 説明 |
---|---|
name | 返す属性の名前。式に文字列値として入力します。入力する文字列値は大文字と小文字を区別します。 |
関数を使用して、ユーザー属性をアプリにロードできます。関数は次の属性を返します。
帰属 | 説明 | ロード スクリプト変数の例 | チャートの数式の例 (変数なし) | チャートの数式の結果の例 |
---|---|---|---|---|
userEmail | 現在のユーザーのメール。 | Let vUserEmail = GetUserAttr('userEmail') | =GetUserAttr('userEmail') | john.doe@company.com |
userSubject | 現在のユーザーのサブジェクト。 | Let vUserSubject = GetUserAttr('userSubject') | =GetUserAttr('userSubject') | 00uss7ra3dk9doJln0x7 |
userGroups | アプリにアクセスしている現在のユーザーの IdP グループ。カンマ区切りのリストを文字列で返します。 | Let vUserGroups = GetUserAttr('userGroups') | =GetUserAttr('userGroups') | Sales,Product-Lead,OKTA-Github-RnD |
使用に適しているケース
この関数は、アプリの現在のユーザーのユーザー プロパティとグループを返します。これにより、ユーザーに表示されるコンテンツをカスタマイズするソリューションを構築できます。たとえば、グローバル販売アプリケーションでは、特定の製品グループを担当する営業担当者にのみ、製品固有のシートを表示できます。アプリのロード スクリプト内のロード ステートメントまたはチャートの数式で、数式として直接、または変数として保存された数式で関数を使用します。