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Apache Spark StreamingのtMapRStreamsInputAvroプロパティ

これらのプロパティは、Spark Streamingジョブのフレームワークで実行されているtMapRStreamsInputAvroを設定するために使われます。

Spark Streaming tMapRStreamsInputAvroコンポーネントは、メッセージングファミリーに属しています。

このコンポーネントのストリーミングバージョンは、Talend Real Time Big Data PlatformおよびTalend Data Fabricで利用できます。

基本設定

[Schema] (スキーマ)[Edit schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。

このコンポーネントのスキーマは読み取り専用です。メッセージプロデューサーから送信されたメッセージ本文を保管します。

開始オフセット

消費されるトピックメッセージの開始ポイントを選択します。

MapR Streamsでは、メッセージの増加するID番号はoffsetと呼ばれます。新しいコンシューマーグループが開始すると、このリストから[beginning] (最初から)を選択してトピック全体のうちで最も古いメッセージから消費を開始するか、[latest] (最後から)を選択して新しいメッセージを待機できます。

コンシューマグループは、オフセットコミットされた開始のメッセージのみを考慮します。

各コンシューマーグループには、消費したメッセージの位置を記憶するための独自のカウンターがあります。このため、コンシューマーグループが特定のトピックのメッセージの消費を開始すると、コンシューマグループはトピック全体ではなく、このグループが消費を停止する位置に関してのみ最新のメッセージを認識します。この原則に基づいて、次の動作が予想されます。

  • 既存のコンシューマグループを再開する場合、このオプションは、コミットされた開始点がまだない場合のみ、このコンシューマグループの開始点を決定します。それ以外の場合、このコンシューマグループは、このコミットされた開始点から開始します。たとえば、トピックに100のメッセージがあるとします。既存のコンシューマグループが50のメッセージを正しく処理し、それらのオフセットをコミットした場合、同じコンシューマグループはオフセット51から再開します。

  • 新しいコンシューマーグループを作成するか、既存のコンシューマーグループをリセットした場合(どちらの場合も、このグループがこのトピックのメッセージを消費していないことを意味します)、最新のグループから開始すると、この新しいグループが開始し、オフセット101を待機します。

トピック名

tMapRStreamsInputがメッセージフィードを受け取るトピック名を入力します。このトピックが属するストリームの名前を入力する必要があります。構文はpath_to_the_stream:topic_nameです。

各Kafaパーティションから読み取る秒当たりのレコード件数を設定

この数値を二重引用符で囲んで入力し、処理のために送信される各バッチのサイズを制限します。

たとえば、100を入力し、Spark設定タブで定義したバッチ値が2秒の場合、各バッチのパーティションからのサイズは200メッセージです。

このチェックボックスをオフにした場合、コンポーネントは、1秒間で単一のバッチに全メッセージを読み取ろうとしますが、大量のメッセージのためにジョブが応答しなくなる可能性があります。

詳細設定

[Consumer properties] (コンシューマープロパティ)

カスタマイズする必要があるMapR Streamsコンシューマープロパティをこのテーブルに追加します。

このテーブルで定義できるコンシューマプロパティの詳細は、MapR StreamsのドキュメンテーションでMapR Streamsの概要 (英語のみ)をご覧ください。

[Use hierarchical mode] (階層モードの使用)

バイナリ(階層を含む) Avroスキーマを、現在のコンポーネントのスキーマエディターに定義されているフラットスキーマにマップする場合は、このこのチェックボックスを選択します。処理するAvroメッセージto be processed is がフラットの場合は、このチェックボックスをオフのままにしておきます。

オンにする場合は、次のパラメーターを設定する必要があります。

  • [Local path to the avro schema] (avroスキーマへのローカルパス): 処理するAvroデータのスキーマを定義するファイルに移動します。

  • [Mapping]: 現在のコンポーネントのスキーマカラムと処理する階層Avroメッセージに保存されているデータの間にマップを作成します。[Node] (ノード)カラム内に、Avroメッセージから読み取るデータをポイントするJSONパスを入力する必要があります。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、開始コンポーネントとして使用され、出力リンクを必要とします。

[Spark Connection] (Spark接続)

[Run] (実行)ビューの[Spark configuration] (Spark設定)タブで、ジョブ全体でのSparkクラスターへの接続を定義します。また、ジョブでは、依存jarファイルを実行することを想定しているため、Sparkがこれらのjarファイルにアクセスできるように、これらのファイルの転送先にするファイルシステム内のディレクトリーを指定する必要があります。
  • Yarnモード(YarnクライアントまたはYarnクラスター):
    • Google Dataprocを使用している場合、[Spark configuration] (Spark設定)タブの[Google Storage staging bucket] (Google Storageステージングバケット)フィールドにバケットを指定します。

    • HDInsightを使用している場合、[Spark configuration] (Spark設定)タブの[Windows Azure Storage configuration] (Windows Azure Storage設定)エリアでジョブのデプロイメントに使用するブロブを指定します。

    • Altusを使用する場合は、[Spark configuration] (Spark設定)タブでジョブのデプロイにS3バケットまたはAzure Data Lake Storageを指定します。
    • Quboleを使用する場合は、ジョブにtS3Configurationを追加し、QuboleでS3システム内に実際のビジネスデータを書き込みます。tS3Configurationを使用しないと、このビジネスデータはQubole HDFSシステムに書き込まれ、クラスターをシャットダウンすると破棄されます。
    • オンプレミスのディストリビューションを使用する場合は、クラスターで使われているファイルシステムに対応する設定コンポーネントを使用します。一般的に、このシステムはHDFSになるため、tHDFSConfigurationを使用します。

  • [Standalone mode] (スタンドアロンモード): クラスターで使われているファイルシステム(tHDFSConfiguration Apache Spark BatchtS3Configuration Apache Spark Batchなど)に対応する設定コンポーネントを使用します。

    ジョブ内に設定コンポーネントがない状態でDatabricksを使用している場合、ビジネスデータはDBFS (Databricks Filesystem)に直接書き込まれます。

この接続は、ジョブごとに有効になります。

前提条件

Talend Studio との操作を確実に行うには、Hadoopディストリビューションを適切にインストールする必要があります。以下のリストに、MapR関連の情報などを示します。

  • MapRクライアントは必ずStudioのあるマシンにインストールして、そのマシンのPATH変数にMapRクライアントライブラリーを追加します。MapRのドキュメンテーションによると、各OSバージョンに対応するMapRクライアントのライブラリーは、MAPR_INSTALL\ hadoop\hadoop-VERSION\lib\nativeにあります。たとえば、Windows版のライブラリーは、\lib\native\MapRClient.dllにあるMapRクライアントのjarファイルにあります。詳細は、MapRからhttp://www.mapr.com/blog/basic-notes-on-configuring-eclipse-as-a-hadoop-development-environment-for-mapr (英語のみ)をご覧ください。

    指定のライブラリーを追加しないと、no MapRClient in java.library.pathというエラーが発生する可能性があります。

  • たとえば、[Window] (ウィンドウ)メニューの[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスにある[Run/Debug] (実行/デバッグ)ビューの[Job Run VM arguments] (ジョブ実行VMの引数)エリアで、-Djava.library.path引数を設定するために使われます。この引数により、そのMapRクライアントのネイティブライブラリーへのパスがStudioに渡されるので、サブスクリプションベースのユーザーはデータビューアーをフルに活用して、MapRに保存されたデータをStudioでローカルに表示できます。

Hadoopディストリビューションのインストール方法は、使用しているHadoopディストリビューションに対応するマニュアルをご覧ください。

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