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Include

Include/Must_Include 変数は、スクリプトにインクルードしてスクリプト コードとして評価する必要があるテキストが格納されたファイルを指定します。データの追加には使用されません。スクリプト コードの一部を別のテキスト ファイルに保存して、複数のアプリで再利用することができます。 これはユーザー定義変数です。

構文:

$(Include=filename)

$(Must_Include=filename)

この変数には、次の 2 つのバージョンがあります。

  • Include は、ファイルが見つからない場合にエラーを生成しません。失敗した場合、何もしません。
  • Must_Include は、ファイルが見つからない場合にエラーを生成します。

パスを指定していない場合は、ファイル名は Qlik Sense アプリの作業ディレクトリの相対パス名になります。絶対ファイル パス、または lib:// フォルダー接続へのパスも指定できます。等号の前後にスペース文字を入れないでください。

情報メモ構文 set Include =filename は適用できません。

 

$(Include=abc.txt);

$(Must_Include=lib://DataFiles/abc.txt);  

制限事項

Linux と比べて Windows では、UTF-8 エンコード ファイルの相互互換性が限定されます。

UTF-8 と BOM (バイト オーダー マーク) の併用はオプションです。ファイルの始めに ASCII 以外のバイトを想定していないソフトウェア内で BOM と UTF-8 を使用すると干渉する場合がありますが、それ以外ではテキスト ストリームを処理できます。

  • Windows システムでは、バイト ストレージでのあいまいさがないにもかかわらず、UTF-8 内で BOM を使用してファイルが UTF-8 でエンコードされていることを識別します。

  • Unix/Linux では Unicode に UTF-8 を使用しますが、コマンド ファイルの構文と干渉するため BOM は使用しません。

このため、Qlik Sense にいくつかの影響が生じます。

  • Windows では、UTF-8 BOM で始まるファイルはいずれも UTF-8 スクリプト ファイルと見なされます。それ以外では、ANSI エンコードと見なされます。

  • Linux では、システムの既定 8 ビット コード ページが UTF-8 です。BOM が含まれていなくても UTF-8 が機能するのはこのためです。

この結果、移植性を保証することができません。Linux で解読できるファイルを Windows で作成 (あるいはその逆) できるとは限りません。BOM の処理方法が異なるため、これら 2 つのシステム間には、UTF-8 エンコードのファイルに関する相互互換性がありません。

詳細については、「バイト オーダー マーク」をご覧ください。

Qlik Cloud Analytics のスペースから QVS コードを挿入する

Qlik Cloud Analytics では、ロード スクリプト内でデータ ファイルからデータをロードするときに、LOAD ステートメントを使用したり、QVS コードを挿入したりできます。どちらの場合も、階層的なスペース フォルダー構造をスクリプト ステートメントで参照できます。有効なスペース フォルダー パスのルールに従ってください。さらに、ファイルと参照されるすべてのフォルダーが、指定された場所に既に存在している必要があります。存在していない場合、リロードは失敗します。

スペースのトップレベル パスにある QVS ファイルを参照する

この例では、test.qvs というファイルがロード スクリプトで参照されます。ファイルは TeamSharedSpace というスペースにあります。ファイルは特定のフォルダー内ではなく、スペース内のトップレベル パスに配置されます。

$(Must_Include=lib://TeamSharedSpace:DataFiles/test.qvs)

スペース内の特定のフォルダー パスにある QVS ファイルを参照する

この例では、test.qvs というファイルがロード スクリプトで参照されます。ファイルは TeamSharedSpace というスペース内の SalesData というフォルダーにあります。

$(Must_Include=lib://TeamSharedSpace:DataFiles/SalesData/test.qvs)

ロード スクリプトでスペース フォルダー構造を参照する方法の詳細については、「アプリおよびスクリプト開発におけるスペース フォルダー構造の参照」を参照してください。

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