データ ロード前のテーブル項目データの評価
Qlik Sense にロードする前に NULL 値または外れ値などの潜在的な品質問題がないかどうかデータを調べるには、[サマリー] データ プロファイリング カードを使用してデータの概要を表示します。
また [サマリー] カードでは、軸やメジャーとして項目のデータを表示するなど、考えられるさまざまなデータの解釈を確認できます。
[サマリー] カードには、[データ マネージャー] でテーブルを編集し、テーブル項目を選択することによってアクセスできます。テーブル エディターで項目を選択すると、Qlik Sense でデータ型、メタデータ、および存在する値が調べられます。次にその項目は、軸、メジャー、または一時的項目のいずれかとしてカテゴリーに分類され、分析結果が [サマリー] カードに表示されます。入力されているデータを軸またはメジャーのどちらかとしてカテゴリーに分類可能な項目では、プレビューを切り換えて軸またはメジャーとしてその項目を表示できます。[サマリー] カードでのデータ項目のカテゴリへの分類方法は、Qlik Sense ビジュアライゼーションでのその項目の使用方法には影響しませんが、他のデータ プロファイリング カードにおいてそのデータ項目に対して選択できる変換オプションが決まります。
[サマリー] カードには次の情報が表示されます。
- [ユニーク値]: 項目内のユニーク値の数。
- [値の総数]: 項目内の値の数。
- [ユニーク値分布のプレビュー]: ユニーク値が 20 個より多い項目では、上位 20 個のユニーク値のみが表示されます。他のすべての値は、チャート上で 1 つの値にグループ化されます。すべての値がユニークである場合、棒グラフは表示されません。
- [値範囲]: (メジャーおよび一時的のみ) メジャー項目の場合、[値範囲] は、項目の最小値、中央値、平均値、および最大値を表示したチャートです。一時的項目の場合、[値範囲] は項目のデータによってカバーされる時間間隔です。
- [NULL 値]: 項目内の NULL 値の数。このビジュアライゼーションは、項目に NULL 値が含まれる場合にのみ表示されます。
- [混合値]: テキスト値と数値の両方を含む項目のテキスト値の数。このビジュアライゼーションは、項目に混合値が含まれる場合にのみ表示されます。
項目は、[サマリー] カードでカテゴリーに分類される方法に応じて、他のデータ プロファイリング カードで変更可能です。メジャーとして設定されている項目には、[バケット] カードを使用して項目から作成されたグループ化値を含めることができます。詳細については、「メジャーの範囲へのグループ化」を参照してください。
軸として設定した項目には、以下を含めることができます。
- [置換] カードを使って他の値に置換されたユニーク値。
詳細については、「テーブル内での項目値の置換」を参照してください。 - [NULL の設定] カードを使って NULL 値に設定されたユニーク値。
詳細については、「テーブル内の項目値を NULL に設定する」を参照してください。 - [順序] カードを使って値に適用されたカスタム順序。
詳細については、「軸の値の順序のカスタマイズ」を参照してください。 - [分割] カードを使って、新しいテーブルの項目に分割された項目データ。
詳細については、「テーブル内での項目の分割」を参照してください。
[サマリー] カードへのアクセス
次の手順を実行します。
- [データ マネージャー] で、テーブルを選択し、 をクリックします。
- テーブルの項目を選択します。
[サマリー] カードが表示されます。
項目のデータ カテゴリーの変更
Qlik Sense では、項目内のデータを複数のカテゴリーに分類することが可能であれば、項目のデータ カテゴリーを変更できます。
次の手順を実行します。
- [サマリー] カードで、 をクリックし、異なるデータ カテゴリーを選択します。