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tMapの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準のジョブのフレームワークで実行されているtMapを設定するために使われます。

標準tMapコンポーネントは、変換処理ファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Map Editor] (マップエディター)

tMapのルーティングと変換のプロパティを定義できます。

必要に応じて、入力エリアの上のボタンをクリックして、[Property Settings] (プロパティ設定)ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスには、以下のオプションがあります:

  • [Die on error] (エラー発生時に強制終了):このチェックボックスをオンにすると、エラーが発生した場合にジョブが強制終了されます。このチェックボックスはデフォルトで選択されています。

  • [Lookup in parallel] (並行ルックアップ):このチェックボックスをオンにすると、大量のデータを含む複数のルックアップ入力フローを処理するジョブでデータ変換のパフォーマンスを最大化できます。

  • [Enable Auto-Conversion of types] (自動データ型変換を有効): マッピングの入力および出力カラムのデータ型が異なる場合、このチェックボックスをオンにすると、実行時に自動データ型変換が有効になりエラーのコンパイルを回避できます。

    このコンポーネントを追加する際に、[Project Settings] (プロジェクト設定)ビューで[Enable Auto-Conversion of types] (自動データ型変換の有効化)チェックボックスが選択されている場合、デフォルトでこのオプションは有効になります。[Project Settings] (プロジェクト設定)ビューでデータ型変換ルールを設定することによって、このコンポーネントのデフォルトのデータ型の変換を上書きすることもできます。詳細は、 Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

    DateとBigDecimal間の自動変換はサポートされていません。

  • [Store on disk] (ディスクに保存): このエリアで提供されるオプションは、それぞれ[Basic settings] (基本設定)タブおよび[Advanced settings] (詳細設定)タブで提供される関連オプションと同じになります。[Property Settings] (プロパティ設定)ダイアログボックスで設定した内容は、それぞれのタブの表示に反映されます。

このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能の利点を備えているので、ソースファイルから不明なカラムを取得したり、各カラムを個別にマッピングしなくてもソースからカラムを一括してコピーしたりできます。ダイナミックスキーマの詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

このダイナミックスキーマ機能は、テーブルの不明なカラムを取得する目的で設計されており、この目的に限り使用をお勧めします。テーブルの作成で使用することは勧められていません。

リンクのマッピングはのように表示されます

[Auto] (自動): デフォルト設定は曲線リンクです。

[Curves] (曲線): マッピングが曲線で表示されます。

[Lines] (直線): マッピングが直線で表示されます。最後のオプションを選ぶと多少パフォーマンスが良くなります。

[Temp data directory path] (一時データディレクトリーのパス) ルックアップローディングで生成された一時データを保存するパスを入力します。このフォルダーの詳細は、 Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

[Preview] (プレビュー)

プレビューはMapperデータのインスタントショットです。これは、Mapperプロパティにデータが入力されると使用可能になります。プレビューの同期は変更を保存した後にのみ有効です。

詳細設定

[Max buffer size (nb of rows)] (最大バッファーサイズ:行数) 処理されたデータに割り当てる物理メモリのサイズ(行数)を入力します。
[Ignore trailing zeros for BigDecimal] (BigDecimalの末尾のゼロを無視) このチェックボックスをオンにすると、BigDecimalデータの末尾のゼロが無視されます。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

使用ルール

フィールドの単純な再編成からデータの多重化または逆多重化変換、連結、反転、フィルタリングなど最も複雑なジョブで使用できます。

[Limitation] (制限事項)

tMapを使用される場合、その機能を十分に活用するためにJavaの最低限の知識があることが想定されています。

このコンポーネントは、連結ステップで、ジョブの開始コンポーネントにも終了コンポーネントにもできません。

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