tSSHの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSSHを設定するために使われます。
標準のtSSHコンポーネントは、システムファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。
基本設定
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明で、処理された後に次のコンポーネントに渡されるフィールドの数を定義するものです。スキーマは[Built-in] (組み込み)か、[Repository] (リポジトリー)にリモートで保存されます。
スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。
[Sync columns] (カラムを同期)をクリックして、ジョブの先行コンポーネントからスキーマを取得します。 |
[Host] (ホスト) |
IPアドレス |
[Port] (ポート) |
リスニングポート番号 |
[User] (ユーザー) |
ユーザー認証情報 |
[Authentication method] (認証方式) |
使用する認証方法として、[Public key] (パブリックキー)、[Password] (パスワード)、または[Keyboard Interactive] (キーボードインタラクティブ)のいずれかを選択します。
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[Pseudo terminal] (擬似端末) |
このチェックボックスをオンにすると、端末操作を実行する対話式シェルが呼び出されます。 |
[Command separator] (コマンドセパレーター) |
必要なコマンドセパレーターを入力します。[Pseudo terminal] (擬似端末)チェックボックスをオンにすると、このフィールドは使用できなくなります。 |
[Commands] (コマンド) |
リモートコンピューターから返される関連情報のコマンドを入力します。[Pseudo terminal] (擬似端末)チェックボックスをオンにすると、このテーブルは端末エミュレーターになり、このテーブルの各行が1つのコマンドになります。 |
[Use timeout/timeout in seconds] (タイムアウトを秒単位で使用) |
タイムアウト時間を定義します。実際の応答時間がこの予想される処理時間を超えると、タイムアウトメッセージが生成されます。 |
[Standard Output] (標準出力) |
標準出力が返される送信先を選択します。出力は以下のように返されます: - to console: 出力は[Run] (実行)ビューのコンソールに表示されます。 - to global variable:出力は対応するグローバル変数に示されます。 - both to console and global variable: 出力はコンソールおよびグローバル変数の両方に示されます。 - normal: 出力は、標準のssh出力になります。 |
[Error Output] (エラー出力) |
エラー出力が返される送信先を選択します。出力は以下のように返されます: - to console: 出力は[Run] (実行)ビューのコンソールに表示されます。 - to global variable:出力は対応するグローバル変数に示されます。 - both to console and global variable: 出力はコンソールおよびグローバル変数の両方に示されます。 - normal: 出力は、標準のssh出力になります。 |
詳細設定
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルで処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 STDOUT: リモートコマンドの標準実行の出力。これはAfter変数で、文字列を返します。 STDERR: リモートコマンドのエラー実行の出力。これはAfter変数で、文字列を返します。 EXIT_CODE: リモートコマンドの終了コード。これはAfter変数で、整数を返します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。 変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、スタンドアロンコンポーネントとして使用できます。 パスワードやユーザー名などの機密情報については、[Contexts] (コンテキスト)タブでコンテクスト変数を定義し、[Ctrl] + [Space]を押してアクセスできます。 情報メモ注: このコンポーネントによって返されるデータのサイズが大きい場合があります。ジョブの完了に非常に長い時間がかかる場合は、より多くのメモリスペースを割り当てます。Run (実行)タブの [Advanced settings] (詳細設定)ビューで、ジョブのメモリスペースを設定できます。
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[Connections] (接続) |
外部リンク(このコンポーネントから別のコンポーネントへのリンク): [Row] (行): Main [Trigger] (トリガー): Run if; On Component Ok; On Component Error; On Subjob Ok; On Subjob Error
受信リンク (あるコンポーネントからこのコンポーネントへのリンク): [Row] (行): Main; Iterate [Trigger] (トリガー): Run if; On Component Ok; On Component Error; On Subjob Ok; On Subjob Error
接続に関する詳細は、『 Talend Studioユーザーガイド』をご覧ください。 |
[Limitation] (制限事項) |
コンポーネントの使用は、Unixライクシステム向けに最適化されています。 |