tSOAPの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSOAPを設定するために使われます。
Talend Runtime内にデプロイする必要があるジョブをビルドするには、 Talend Runtimeに最適な tESBConsumerコンポーネントを使用することをお勧めします。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。
基本設定
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明で、処理された後に次のコンポーネントに渡されるフィールドの数を定義するものです。 このコンポーネントは、常に組み込みの読み取り専用スキーマを使用します。 デフォルトでは、スキーマには3つの[String] (文字列)型のカラムが含まれています。 - [Header] (ヘッダー): サーバー側からのレスポンスのSOAPメッセージヘッダーを保存します。 - [Body] (本文): サーバー側からのレスポンスのSOAPメッセージ本文を保存します。 - [Fault] (フォールト): SOAPメッセージの処理中にエラーが発生した時のエラー情報を保存します。 [Output in Document] (ドキュメントに出力)チェックボックスが選択された場合、スキーマにはSoapという名前の[Document] (ドキュメント)タイプカラムが1つだけ含まれ、レスポンスSOAPメッセージ全体がXML形式で保存されます。
[Edit Schema] (スキーマを編集)をクリックして、スキーマストラクチャーを表示します。 情報メモ警告:
スキーマタイプを変更すると、スキーマストラクチャーが失われ、コンポーネントが失敗する可能性があります。 |
[Use NTLM] (NTLMの使用) |
NTLM認証プロトコルを使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。 [Domain] (ドメイン): クライアントドメインの名前。 |
[Need authentication] (クライアント認証が必要) |
サービスにアクセスするためにこれが必要になる場合は、このチェックボックスをオンにし、対応するフィールドにユーザー名とパスワードを入力します。 パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。 |
[Use http proxy] (httpプロキシを使用) |
プロキシサーバーを使用している場合は、このチェックボックスをオンにして、必要な情報を入力します。 |
[Trust server with SSL] (SSLを使用したTrustサーバー) |
このチェックボックスをオンにすると、SSLプロトコルを使用してサーバー証明書についてクライアントに対して検証を行い、対応するフィールドに入力できます。 [TrustStore file] (TrustStoreファイル): クライアントが信頼する証明書のリストを含む証明書TrustStoreファイルへのパス(ファイル名を含む)を入力します。 [TrustStore password] (TrustStoreパスワード): TrustStoreデータの整合性チェックに使用するパスワードを入力します。 |
[ENDPOINT] (エンドポイント) |
起動したWebサーバーのURLアドレスを入力します。 |
[SOAP Action] (SOAPアクション) |
SOAP HTTPリクエストの意向を識別するために使用するSOAPAction HTTPヘッダーフィールドのURLアドレスを入力します。 |
[SOAP version] (SOAPバージョン) |
使用しているSOAPシステムのバージョンを選択します。
情報メモ警告:
必要なSOAPエンベロープはバージョンによって異なります。 |
[Use a message from the input schema] (入力スキーマからのメッセージを使用) |
このチェックボックスをオンにすると、呼び出されたWebサービスに送信するために前のコンポーネントからSOAPメッセージが読み取られます。 このチェックボックスをオンにすると、[SOAP message] (SOAPメッセージ)フィールドがドロップダウンリストになり、入力XMLファイルを読み取るための[Document] (ドキュメント) タイプカラムを選択できます。 情報メモ警告:
このオプションが効力を発揮するのは、tSOAPコンポーネントが、有効なSOAPメッセージを読み取るためにそのスキーマに[Document] (ドキュメント)タイプカラムが含まれている入力コンポーネントと接続されている場合のみです。 |
[Output in Document] (ドキュメントに出力) | このチェックボックスをオンにすると、応答メッセージをXML形式で出力できます。 |
[SOAP message] (SOAPメッセージ) |
呼び出されたWebサービスに送信するSOAPメッセージを入力します。グローバル変数とコンテキスト変数は、SOAPメッセージを書き込む際に使用できます。 情報メモ注:
特殊なラテン文字を使用するには、代わりにSOAPメッセージでエンコーディングCP1252を使用してください。 コンテキスト変数の詳細は、 Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |
詳細設定
[Use Kerberos] (Kerberosを使用) |
[Kerberos configuration] (Kerberos設定)リストからtSetKerberosConfigurationコンポーネントを選択するには、このチェックボックスをオンにします。 情報メモ注:
tSetKerberosConfigurationのOnSubjobOkトリガーは、tSoapとの接続に使用します。 |
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。 変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、入力または中間コンポーネントとして使用できます。 |
[Connections] (接続) |
外部リンク(このコンポーネントから別のコンポーネントへのリンク): [Row] (行): Main; Iterate [Trigger] (トリガー): [Run if] (条件付き実行)、[On Component Ok] (コンポーネントがOKの場合)、[On Component Error] (コンポーネントがエラーの場合)で実行します。
受信リンク (あるコンポーネントからこのコンポーネントへのリンク): [Row] (行): Main; Iterate [Trigger] (トリガー): [Run if] (条件付き実行)、[On Component Ok] (コンポーネントがOKの場合)、[On Component Error] (コンポーネントがエラーの場合)で実行します。 接続に関する詳細は、 Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |