tSAPIDocReceiverの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSAPIDocReceiverを設定するために使われます。
標準のtSAPIDocReceiverコンポーネントは、ビジネスファミリーに属しています。
このコンポーネントは、Talend Data Management Platform、Talend Big Data Platform、Talend Real Time Big Data Platform、Talend Data Services Platform、Talend MDM PlatformおよびTalend Data Fabricで利用できます。
基本設定
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                   [Failover] (フェイルオーバー)  | 
               
                   このオプションを選択すると、RFCサーバーフェイルオーバー機能を使用できます。RFCサーバーフェイルオーバー機能は、tsap-rfc-server.propertiesファイルの[Remote broker section] (リモートブローカーセクション)のrfc.server.remote.broker.urlパラメーターを使い、ブローカーをデプロイすれば、実装されます。このオプションを選択した後、表示されるテーブル内の[Host] (ホスト)と[Port] (ポート)カラムのブローカーのIPアドレスとポート番号を提供する必要があります。ブローカーのIPアドレスとポート番号は、rfc.server.remote.broker.url parameter in Remote broker section of the tsap-rfc-server.propertiesファイルの関連情報は、tsap-rfc-server.propertiesファイルを設定をご覧ください。 
               情報メモ注: このオプションは、TalendのR2021-01以降のStudioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。 
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                   [Talend SAP RFC Server host] (Talend SAP RFC Serverホスト)  | 
               
                   Talend SAP RFCサーバー、またはローカルマシンにインストールされている場合は、localhostのIPアドレスを入力します。  | 
            
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                   [Port] (ポート)  | 
               
                   Talend SAP RFCサーバーによって使用されているポートを入力します。  | 
            
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                   [User] (ユーザー)  | 
               
                   Talend SAP RFCサーバーへの接続に使用される有効なユーザー名を入力します。  | 
            
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                   [Password] (パスワード)  | 
               
                   前のフィールドに入力したユーザー名に対応するパスワードを入力します。 パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。  | 
            
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                   [Use SSL Transport] (SSL転送を使用)  | 
               
                   SSL転送メカニズムを使用する場合は、このチェックボックスを選択します。SSL転送については、SSL Transport Reference (英語のみ)をご覧ください。  | 
            
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                   [The component is linked to tHMap] (コンポーネントは、tHMapにリンクされています)  | 
               
                   tSAPIDocReceiverコンポーネントがそのストラクチャーを定義するために使用するtHMapコンポーネントがジョブに含まれている場合は、このチェックボックスをオンにしてから、[Mapping list] (マッピングリスト)ドロップダウンリストから、該当のコンポーネントの名前を選択します。 tSAPIDocReceiverコンポーネントがそのストラクチャーを定義するためにtHMapコンポーネントを使用しない場合は、代わりに[IDoc type] (IDocタイプ)フィールドにIDocタイプを二重引用符で囲んで指定します。  | 
            
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                   [Mode] (モード)  | 
               
                   ジョブの実行を停止するまで、このコンポーネントに新しいIDocをリスンさせ続ける場合は、[Keep running forever] (永続的に実行)を選択します。 利用可能なすべてのIDocsが消費された後にジョブを自動的に停止する場合は、[Batch (consume all IDocs available and terminate)] (バッチ(利用可能なすべてのIDocsを消費して終了))を選択します。[Batch] (バッチ)モードを選択した場合は、最初のメッセージの読み取りに対するプロセスの待機時間に対応するスリープ時間を秒単位で指定することもできます。  | 
            
| [Maximum duration (seconds)] (最大期間(秒)) | 
                   このチェックボックスをオンにした場合、ジョブがRFCサーバーから送信されるIDocsを消費し続ける期間(秒単位)を指定できます。この時間制限に達すると、ジョブは消費を停止し、RFCサーバーとの接続を終了します。  | 
            
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                   [Maximum number of IDocs to consume] (消費するIDocsの最大数)  | 
               
                   このチェックボックスをオンにした場合、ジョブによって消費されるIDocsの最大数を指定できます。この制限に達すると、ジョブは消費を停止し、RFCサーバーとの接続を終了します。  | 
            
詳細設定
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                   [tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)  | 
               
                   このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。  | 
            
グローバル変数
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                   グローバル変数  | 
               
                   ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。 変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。  | 
            
使用方法
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                   使用ルール  | 
               
                   一度実行されると、このコンポーネントは、(少なくとも、最大処理時間または最大消費IDoc数に達するまで)新しいIDocをリスンし続け、例外が発生したり実行を停止したりしない限り、IDocをダウンストリームで次のコンポーネントに送信します。  | 
            
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                   [Connections] (接続)  | 
               
                   外部リンク(このコンポーネントから別のコンポーネントへのリンク): [Row] (行): メイン、反復。 [Trigger] (トリガー): [On Subjob Ok] (サブジョブがOKの場合)、[On Subjob Error] (サブジョブがエラーの場合)、[Run if] (条件付き実行)、[On Component Ok] (コンポーネントがOKの場合)、[On Component Error] (コンポーネントがエラーの場合)。 接続に関する詳細は、『 Talend Studio ユーザーガイド』をご覧ください。  | 
            
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                   制限事項  | 
               
                   SAPから提供された特定のjarファイルとdllファイルを、StudioおよびStudioをホストしているワークステーションに追加する必要があります。正確な手順は、32ビットまたは64ビットのWindowsやLinuxなど、使用しているプラットフォームで異なります。  
                  
 このコンポーネントを使用するには、Talend SAP RFCサーバーをインストールして設定しておく必要があります。  |