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tSAPIDocInputの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtSAPIDocInputを設定するために使われます。

標準tSAPIDocInputコンポーネントは、ビジネスファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Property type] (プロパティタイプ)

[Built-in] (組み込み)[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。

 

[Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。

 

[Repository] (リポジトリー): プロパティが保存されているリポジトリーファイルを選択します。後続するフィールドは、取得されたデータを使用して事前に入力されます。

このアイコンをクリックすると、接続ウィザードが開き、コンポーネント[Basic settings] (基本設定)ビューに設定したExcelファイル接続パラメーターが保存されます。

ファイル接続パラメーターの設定と保存の詳細は、 Talend Studio ユーザーガイドをご覧ください。

接続設定

[Client] (クライアント): SAPの通常の接続コードを入力します。

[Userid] (ユーザーID): ユーザー接続IDを入力します。

[Password] (パスワード): パスワードを入力します。

パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。

[Language] (言語): 言語を指定します。

[Host name] (ホスト名): SAPシステムのIPアドレスを入力します。

[System number] (システム番号): システム番号を入力します。

[Program ID] (プログラムID): 接続するRFCデスティネーションのプログラムIDを入力します。このIDは、SAPシステムで対応するRFC用にユーザーが設定したものです。

[Gateway service] (ゲートウェイサービス): ゲートウェイサービスの名前を入力します。サービス名を取得するには、SAPシステムがインストールされているシステムで、以下のパスにあるサービスファイルを編集します。

C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\フォルダー。または、トランザクションSMGWを実行してゲートウェイモニタービュー内で見つけます。

Output format (出力形式)

出力するドキュメントの形式を決めるには、チェックボックスの1つまたは両方をオンにします。形式はXMLまたはHTMLです。

  • XML: 抽出されたIDocデータをローカルXMLファイルに出力するには、このチェックボックスを選択します。表示される[XML-IDoc file output] (XML-IDocファイル出力)フィールドで、XMLファイルへのパスを指定します。

  • HTML: 抽出されたIDocデータをローカルHTMLファイルに出力するには、このチェックボックスを選択します。表示される[HTML-IDoc file output] (HTML-IDocファイル出力)フィールドで、HTMLファイルへのパスを指定します。

[Die on error] (エラー発生時に強制終了)

このチェックボックスは、デフォルトでオフになっています。したがって、エラーのある行はスキップされ、エラーのない行の処理が完了します。

詳細設定

[Activate logs] (ログを有効化)

ログファイルの生成を有効にし、これらのファイルを保存するディレクトリーを指定するには、このチェックボックスを選択します。

[SAP Properties] (SAPプロパティ)

使用中のSAPシステムでカスタム設定を使用する必要がある場合は、カスタマイズするプロパティをこのテーブルで設定します。例:
  • SAPシステムとTalend Studioの間にUnicode接続を確立するには、jco.server.unicodeプロパティを追加してその値を1に設定する必要があります。これらのプロパティは、SAP Java Connector 2.xを使用している場合に機能します。SAP Java Connector 3.0以降のバージョンでは不要です。

  • セキュリティで保護されたネットワーク通信(SNC)を使用してSAP接続を設定するには、このフィールドに以下のプロパティを追加し、設定する必要があります。

    • jco.client.snc_mode
    • jco.client.snc_myname
    • jco.client.snc_lib=.../sapcrypto/sapcrypto.dll
    • jco.client.snc_partnername
    • jco.client.snc_qop
    情報メモ注: 上記プロパティの値はシステム環境によって異なります。プロパティの設定方法が不明な場合は、SAPシステムの管理者にお問い合わせください。

    SNCパラメータの設定については、SNC の設定をご覧ください: SNCをサポートするRFC (英語のみ)通信パスを使用したAS ABAPへの外部プログラム (英語のみ)

これらのプロパティは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合は表示されません。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

使用ルール

通常は別途に、またはサブジョブで使います。実行されると、SAPからのイベントをリッスンし続け、それに応じて、例外が発生するか実行を停止しない限り、IDocデータを抽出します。

サポート

SAP S4/HANAは、IDocの限定的なサポートを提供します。

[Connections] (接続)

外部リンク(このコンポーネントから別のコンポーネントへのリンク):

[Trigger] (トリガー): Run if, On Component Ok, On Component Error, On Subjob Ok, On Subjob Error.

受信リンク(あるコンポーネントからこのコンポーネントへのリンク):

[Trigger] (トリガー): Run if, On Component Ok, On Component Error, On Subjob Ok, On Subjob Error

接続の詳細は、 Talend Studio Talend Studio をご覧ください。

制限事項

SAPから提供された特定のjarファイルとdllファイルを、StudioおよびStudioをホストしているワークステーションに追加する必要があります。正確な手順は、32ビットまたは64ビットのWindowsやLinuxなど、使用しているプラットフォームで異なります。
  • 詳細は、Talend StudioユーザーガイドSAP Java Connectorのインストール方法と「SAPメタデータを一元管理」をご覧ください。

  • SAP Java Connectorのインストール方法の例は、Talend Help Center (https://help.talend.com (英語のみ))およびTalend Studioユーザーガイドで「SAPメタデータを一元管理」をご覧ください。

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