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tPOPの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtPOPを設定するために使われます。

標準tPOPコンポーネントは、インターネットファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Host] (ホスト)

接続するメールサーバーのIPアドレス。

[Port] (ポート)

メールサーバーのポート番号。

[Authentication mode] (認証モード)

ドロップダウンリストで、次のいずれかの認証モードを選択します。

  • [Basic] (基本): ユーザー名とパスワードを使ってアクセスを認証します。メールメッセージを取得するためには、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。パスワードを入力するためには、[Password] (パスワード)フィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。
  • OAuth: OAth 2.0を使ってアクセスを認証します。メールメッセージを取得するためには、ユーザー名とOAuthアクセストークンを入力する必要があります。OAuthアクセストークンを入力するためには、[OAuth Access Token] (OAuthアクセストークン)フィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにOAuthアクセストークンを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。
  • Microsoft Exchange: Microsoft Exchangeを使ってアクセスを認証します。[Username] (ユーザー名)[Directory (tenant) ID] (ディレクトリー(テナント) ID)[Application (client) ID] (アプリケーション(クライアント) ID)[Secret Value] (シークレット値)の各フィールドに、Microsoft Azureアプリケーションのユーザー名、ディレクトリー(テナント) ID、アプリケーション(クライアント) ID、シークレット値を指定する必要があります。Microsoft AzureアプリケーションではPOPまたはIMAPのAPI権限が必要であること、そしてアプリケーションのサービスプリンシパルがMicrosoft Exchangeに登録されている必要があることにご注意ください。関連情報は、POPおよびIMAP用にMicrosoft Azureアプリケーションを設定Microsoft Exchangeでアプリケーションのサービスプリンシパルを登録をご覧ください。
情報メモ注: [Authentication mode] (認証モード)ドロップダウンリスト、Oauth2項目、Microsoft Exchange項目は、Talendが提供する7.3.1-R2022-09以降のStudioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[Username] (ユーザー名)[Password] (パスワード)

メールサーバーのユーザー認証データ。

  • [Username] (ユーザー名): メールボックスへのアクセスに使用するユーザー名を入力します。
  • [Password] (パスワード): メールボックスへのアクセスに使用するパスワードを入力します。

これら2つのフィールドは、[Authentication mode] (認証モード)ドロップダウンリストで[Basic] (基本)を選択した場合に利用できます。

[Output directory] (出力ディレクトリー)

メールサーバーから取得したメールメッセージを保存するファイルへのパスを入力するか、フィールドの横にある[...]ボタンをクリックしてファイルに移動します。

[Filename pattern] (ファイル名パターン)

メールサーバーから取得した各メールメッセージを保存するファイルに使う名前の構文を定義します。または、[Ctrl] + [Space]を押して、 事前定義されたパターンのリストを表示します。

[Retrieve all emails?] (すべてのメールを読み出しますか?)

指定したサーバーにあるすべてのすべてのメールを取得するには、このチェックボックスをオンにします。

[Number of emails to retrieve] (読み出すメール数)

取得するメールメッセージの数を入力します。

このフィールドは、[Retrieve all emails?] (すべてのメールを読み出しますか?)チェックボックスがオフの場合にのみ使用できます。

[Newer email first] (新しいメールが最初)

[Number of emails to retrieve] (読み出すメール数)フィールドに指定されている数に従って最新のメールメッセージを取得するには、このチェックボックスをオンにします。メールメッセージは時系列で返されます。

このチェックボックスは、[Retrieve all emails?] (すべてのメールを読み出しますか?)チェックボックス(デフォルトではオン)がオフの場合にのみ使用できます。

[Delete emails from server] (サーバーからメールを削除)

取得したメールメッセージをサーバーに保存しないようにするには、このチェックボックスをオンにします。

情報メモ注: Gmailサーバーの場合、このオプションはpop3プロトコルには使用できません。IMAPプロトコルを選択し、GmailアカウントがIMAPを使用する設定になっていることを確認します。

[Choose the protocol] (プロトコルの選択)

メールメッセージをサーバーから取得するために使用するプロトコルをリストから選択します。このプロトコルは、メールサーバーで使用されているものです。IMAPプロトコルを選択すると、メールを取得するフォルダーを選択できます。

[Use SSL] (SSLを使用)

メールサーバーが認証とセキュア通信にこのプロトコルを使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。

情報メモ注: このオプションはGmailのユーザーには必須です。

詳細設定

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスをオンにすると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

Filter

プラスボタンをクリックしてメールのフィルタリングに必要な行数を追加し、行の[Filter Item] (フィルター項目)カラムで次のフィルター項目を1つまたは複数選択して、[Pattern] (パターン)カラムでフィルター項目の値を設定するために使われます。

  • [From] (FROM): メールメッセージは送信元のメールアドレスに従ってフィルタリングされます。
  • [To] (TO): メールメッセージは受信者のメールアドレスに従ってフィルタリングされます。
  • [Subject] (件名): メールメッセージはメッセージの件名に従ってフィルタリングされます。
  • [Before date] (日付以前): メールメッセージは送信または受信の日付によってフィルタリングされます。設定した日付よりも前のメッセージがすべて取得されます。
  • [After date] (日付以降): メールメッセージは送信または受信の日付によってフィルタリングされます。設定した日付よりも後のメッセージがすべて取得されます。

フィルター項目に値を設定するためには、[Pattern] (パターン)カラムに値を直接入力するか、Ctrl + スペースキーを押しながらリストから式を選択します。

[Custom properties] (カスタムプロパティ)

カスタムプロパティを追加し、プロパティ値を設定するために使われます。

カスタムプロパティのキー/値のペアを指定する場合は、このテーブルの下部にあるプラスボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、Keyカラムにプロパティ名を二重引用符で囲んで入力して、Valueカラムにプロパティ値を入力します。

情報メモ注: このオプションは、Talendが提供する7.3.1-R2022-09以降のStudioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用できます。詳細は管理者にお問い合わせください。

[Filter condition relation] (フィルター条件の関係)

指定したフィルターの組み合わせに使用する論理関係のタイプを選択します。

[and] (および): フィルターで設定した条件が組み合わされ、検索がより限定的になります。

[or] (または): フィルターで設定した条件は互いに独立しており、検索の範囲は広がります。

グローバル変数

グローバル変数

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

NB_EMAIL: 受信されたメールの数。これはAfter変数で、整数を返します。

CURRENT_FILE: 現在のファイル名。これはFlow変数で、文字列を返します。

CURRENT_FILEPATH: 現在のファイルパス。これはFlow変数で、文字列を返します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、データフローを処理しません。単独で使用できます。

制限事項

[Use SSL] (SSLを使用) チェックボックスまたは[imap] (IMAP)プロトコルが選択されている場合は、tPOPをIBM Java 6と一緒に使用することはできません。

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