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tNamedPipeOutputの標準プロパティ

これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtNamedPipeOutputを設定するために使われます。

標準tNamedPipeOutputコンポーネントは、ファイルファミリーに属しています。

このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。

基本設定

[Use existing pipe connection] (既存のパイプ接続を使用)

[Pipe component] (パイプコンポーネント)リストから既存の名前付きパイプを使用するには、このチェックボックスをオンにします。名前付きパイプを[Pipe name] (パイプ名)フィールドで指定するには、このチェックボックスをオフにします。

[Pipe component] (パイプコンポーネント)

既存の名前付きパイプコンポーネントをリストから選択します。

情報メモ注:

このチェックボックスは、[Use existing pipe connection] (既存のパイプ接続を使用)をオンにした場合にのみ表示されます。

[Pipe name] (パイプ名)

フィールドに既存の名前付きパイプの名前を入力します。

情報メモ注:

このチェックボックスは、[Use existing pipe connection] (既存のパイプ接続を使用)をオフにした場合にのみ表示されます。

[Row separator] (行区切り)

出力ファイルの行を区別するための文字列(例:Unixでは「\n」)。

[Field separator] (フィールド区切り)

出力ファイルのフィールドを区切るための文字、文字列、または正規表現。

CSV options (CSVオプション)

CSVファイル固有のすべてのパラメーター、特に[Escape char] (エスケープ文字)および[Text enclosure] (テキストエンクロージ​ャー)パラメーターを考慮に入れるには、このチェックボックスをオンにします。

[Schema] (スキーマ)[Edit Schema] (スキーマを編集)

スキーマとは行の説明で、処理された後に次のコンポーネントに渡されるフィールドの数を定義するものです。スキーマは[Built-in] (組み込み)か、[Repository] (リポジトリー)にリモートで保存されます。

スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。

  • [View schema] (スキーマを表示): スキーマのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

  • [Change to built-in property] (組み込みのプロパティに変更): ローカルで変更を行うためにスキーマを組み込みに変更する場合は、このオプションを選択します。

  • [Update repository connection] (リポジトリー接続をアップデート): リポジトリーに保存されているスキーマに変更を加え、変更後にそのコンテンツをすべてのジョブにプロパゲートするかどうかを決める場合は、このオプションを選択します。変更を現在のジョブにのみ反映する場合は、変更後、[No] (いいえ)を選択し、[Repository Content] (リポジトリーコンテンツ)ウィンドウで再びこのスキーマのメタデータを選択します。

ジョブで接続している先行コンポーネントからスキーマを取得するためには、[Sync columns] (カラムを同期)をクリックします。

 

[Built-in] (組み込み): このコンポーネントに対してのみ作成されたスキーマがローカルに保管されます。関連項目: Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

 

[Repository] (リポジトリー): スキーマは既に存在し、リポジトリーに保管されているため、さまざまなプロジェクトやジョブフローチャートで再利用できます。関連項目: 『 Talend Studioユーザーガイド』をご覧ください。

[Delete pipe if it exists] (存在する場合パイプを削除)

名前付きパイプの重複を避けるには、このチェックボックスをオンにします。

詳細設定

[Boolean type] (ブール値タイプ)

リストからブール値タイプを選択します。

[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)

このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。

グローバル変数

グローバル変数

NB_LINE: 入力コンポーネントによって読み取られた行の数、または出力コンポーネントに転送された行の数。これはFlow変数で、整数を返します。

PIPE_NAME: 名前付きパイプの名前。これはFlow変数で、文字列を返します。

PIPE_NATIVE_NAME: 名前付きパイプのネイティブ名。これはFlow変数で、文字列を返します。

PIPE_OUTPUTSTREAM: 名前付きパイプの出力ストリーム。これはFlow変数で、オブジェクトを返します。

ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。

Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。

フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。

変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

使用方法

使用ルール

このコンポーネントは、通常、ソースからデータを読み取るサブジョブ内の別のコンポーネントに接続されています。

[Dynamic settings] (ダイナミック設定)

[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からパイプ接続をダイナミックに選択します。

[Dynamic settings] (ダイナミック設定)テーブルは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Use existing pipe connection] (既存のパイプ接続を使用)チェックボックスがオンの場合にのみ使用できます。ダイナミックパラメーターを定義すると、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Pipe component] (パイプコンポーネント)リストボックスは使用できなくなります。

ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。[Dynamic settings] (ダイナミック設定)とコンテキスト変数については、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。

制限事項

ライセンスの互換性の問題のため、このコンポーネントの使用に必要な1つ以上のJARが提供されていません。この特定のコンポーネントに不足しているJARをインストールするには、Component (コンポーネント)タブビューの[Install] (インストール)ボタンをクリックします。Studioの Integration パースペクティブの[Modules] (モジュール)タブでも、不足しているすべてのJARを簡単に見つけて追加できます。詳細は、外部モジュールのインストールをご覧ください。外部モジュールをインストールする方法は、Talend Help Center (https://help.talend.com (英語のみ))をご覧ください。

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