Apache Spark BatchのtMongoDBConfigurationプロパティ
これらのプロパティは、Spark Batchジョブのフレームワークで実行されているtMongoDBConfigurationを設定するために使われます。
Spark BatchのtMongoDBConfigurationコンポーネントは、データベースファミリーとデータベースNoSQLファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、ビッグデータ対応のTalend 製品すべて、およびTalend Data Fabricで使用できます。
基本設定
[Property type] (プロパティタイプ) |
[Built-in] (組み込み)と[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。 [Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。 [Repository] (リポジトリー): プロパティが保存されているリポジトリーファイルを選択します。 |
[DB Version] (DBバージョン) |
接続する必要のあるMongDBデータベースのバージョンを選択します。 |
[Use replica set address or multiple query routers] (レプリカセットのアドレスまたは複数クエリールーターを使用します) |
このチェックボックスをオンにして[Server addresses] (サーバーアドレス)テーブルを表示します。 [Server addresses] (サーバーアドレス)テーブルで、接続先とするシャードMongoDBデータベースまたはMongoDBレプリカセットを定義します。 |
[Server] (サーバー)と[Port] (ポート) |
データベースサーバーのIPアドレスとリスニングポート番号を入力します。 [Use replica set address or multiple query routers] (レプリカセットのアドレスまたは複数クエリールーターを使用します)チェックボックスがオフの時に利用できます。 |
[Database] (データベース) |
接続先とするMongoDBデータベースの名前を入力します。 |
[Use SSL connection] (SSL接続を使用) |
SSLまたはTLS暗号化接続を有効にする場合は、このチェックボックスを選択します。 次に、同じジョブ内のtSetKeyStoreコンポーネントを使用して暗号化情報を指定する必要があります。 また、[Run] (実行)ビューの[Spark configuration] (Spark設定)タブにある[Advanced properties] (詳細プロパティ)テーブルで、spark.executor.extraJavaOptionsプロパティを設定するために使われます。例:
"spark.executor.extraJavaOptions" : "-Djavax.net.ssl.trustStorePassword =password -Djavax.net.ssl.trustStore= /tmp/keystore.jks -Djavax.net.ssl.trustStoreType=JKS"これらのプロパティは、tSetKeystoreがSparkエグゼキューターに対して設定するのと同じパラメーターを設定するので、値をtSetKeystoreからコピーできます。さらに、完全に同じロケーションですべてのワーカーノードにKeystoreをデプロイする必要があります。上記のサンプルでは、/tmp/keystore.jksです。 SSL接続はMongoDBのバージョン2.4 +でのみ利用可能です。 |
認証の利用 |
使用するMongoDBデータベースが認証を必要とする場合は、このチェックボックスをオンにしてデータベース認証を有効にします。 Kerberosを使用していない場合は、[Authentication mechanism] (認証メカニズム)ドロップダウンリストにリスト表示されているメカニズムのうち、[NEGOTIATE]が推奨されます。使用しているMongoデータベースバージョンに最もよく対応している認証メカニズムが自動的に選択されるためです。 このリスト内の他のメカニズムについては、MongoDBのドキュメンテーションでMongoDB Authentication (英語のみ)をご覧ください。 |
[Set Authentication database] (認証データベースの設定) |
MongoDBへの接続に使用するユーザー名がMongoDBの特定の認証データベース内で作成済みの場合は、このチェックボックスをオンにして、表示される[Authentication database] (認証データベース)フィールドに、この認証データベースの名前を入力します。 MongoDB認証データベースについては、User Authentication database (英語のみ)をご覧ください。 |
[Username] (ユーザー名)と[Password] (パスワード) |
DBユーザー認証データ。 パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。 [Use authentication] (認証の利用)チェックボックスがオンの場合に使えます。 [Authentication mechanism] (認証方式)ドロップダウンリストでKerberosをセキュリティシステムに選択した場合は、[Username] (ユーザー名)と[Password] (パスワード)のフィールドではなく、[User principal] (プリンシパルを使用)、[Realm] (レルム)、[KDC server] (KDCサーバー)のフィールドに入力します。 |
詳細設定
[Connection string options] (接続文字列オプション) |
[Basic settings] (基本設定)タブで定義したプロパティに加えて、MongoDBへの接続用に、このテーブルでその他のプロパティを定義できます。 たとえば、次のオプションを追加して、この接続にタイムアウト値を指定できます。
connectTimeoutMS=300000 このテーブルで追加が可能なオプションについては、Connection options (英語のみ)をご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、他のコンポーネントに接続せずに使用されます。 tMongoDBConfigurationコンポーネント内の設定は、同じジョブ内のMongoDB関連のコンポーネントにのみ適用されます。言い換えると、tRunJob経由で呼び出した子ジョブまたは親ジョブ内で使用するMongoDBのコンポーネントは、この設定を再利用できません。 このコンポーネントは、所属するSpark Batchのコンポーネントのパレットと共に、Spark Batchジョブを作成している場合にだけ表示されます。 特に明記していない限り、このドキュメントのシナリオでは、標準ジョブ、つまり従来の Talend データ統合ジョブだけを扱います。 |
[Spark Connection] (Spark接続) |
[Run] (実行)ビューの[Spark configuration] (Spark設定)タブで、ジョブ全体でのSparkクラスターへの接続を定義します。また、ジョブでは、依存jarファイルを実行することを想定しているため、Sparkがこれらのjarファイルにアクセスできるように、これらのファイルの転送先にするファイルシステム内のディレクトリーを指定する必要があります。
この接続は、ジョブごとに有効になります。 |