tELTTeradataMapの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtELTTeradataMapを設定するために使われます。
標準のtELTTeradataMapコンポーネントは、ELTファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。
基本設定
[Use an existing connection] (既存の接続を使用) |
定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスをオンにして、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。 情報メモ注: ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている時は、2つのレベルの間の既存の接続を共有する必要がな場合(たとえば、親ジョブで作成した接続を子ジョブと共有するなど)には、以下を実行する必要があります。
ジョブレベル全体でデータベース接続を共有する方法の例は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |
[ELT Teradata Map editor] (ELT Teradataマップエディター) |
ELT Mapエディターでは、出力スキーマを定義し、実行するSQLステートメントをグラフィカルに構築できます。スキーマのカラム名は、データベースのカラム名とは異なる場合があります。 Talendの提供するStudioマンスリーアップデートR2020-05以降をインストールしている場合は、次の演算子が使われます: =、<=、<、>=、>、<>。対応する以前の演算子、EQ、LE、LT、GE、GT、NEは非推奨です。 Talendによって提供されたR2020-12以降のStudioマンスリーアップデートがインストール済みの場合は、ELT Mapエディターの左上で[Setup the configurations of elt map] (elt mapを設定する)ボタンをクリックし、2つのオプションを含む[Property settings] (プロパティ設定)のダイアログボックスを開くことができます:
Talendが提供するR2021-06以降のStudioマンスリーアップデートをインストールした場合は、マップエディターの入力テーブルと出力テーブルの右上隅に[Enable/disable column name filter] (カラム名フィルターを有効化/無効化)ボタンが表示されます。対応するテーブルでこのボタンをクリックし、表示されたフィールドに検索キーワードを入力すれば、入力テーブルや出力テーブルのスキーマカラムをフィルタリングできます。 |
[Style link] (スタイルリンク) |
リンクの表示方法を選択します。 Auto (自動): 入力スキーマと出力スキーマおよびWebサービスパラメーター間のリンクはデフォルトで曲線の形になります。 Bezier curve (ベジエ曲線): スキーマとWebサービスパラメーター間のリンクは曲線の形になります。 Line (直線): スキーマとWebサービスパラメーター間のリンクは直性の形になります。 このオプションによってパフォーマンスがわずかに最適化されます。 |
[Property type] (プロパティタイプ) |
[Built-in] (組み込み)と[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。 |
|
[Built-in] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。 |
|
[Repository] (リポジトリー): プロパティを保存するリポジトリーファイルを選択します。以下のフィールドは、取得されたデータを使用して事前に入力されています。 |
[Host] (ホスト) |
データベースサーバーのIPアドレス |
[Database] (データベース) |
データベースの名前 |
[Username] (ユーザー名)と[Password] (パスワード) |
DBユーザー認証データ。 パスワードを入力するには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符の間に入力し、OKをクリックして設定を保存します。 |
詳細設定
クエリーバンド |
Teradataクエリーバンディング機能を使用して、(ユーザーがクエリーを実行するなど)、処理するクエリーにメタデータを追加する場合は、このチェックボックスを選択します。これはたとえば、このクエリーの出所を特定するのに役立ちます。 チェックボックスをオンにしたら、[Query Band parameters] (クエリーバンドパラメーター)テーブルが表示されます。そこに、追加するメタデータ情報を入力します。この情報はキー-値ペア形式になっています。たとえば、[Key] (キー)カラムではDpID、[Value] (値)カラムではFinanceです。 このチェックボックスは実際にSET QUERY_BAND FOR SESSIONステートメントを生成し、キー-値ペアが[Query Band parameters] (クエリーバンドパラメーター)テーブルに宣言されます。このステートメントの詳細は、https://docs.teradata.com/search/all?query=End+logging+syntax (英語のみ)をご覧ください。 このチェックボックスは、[Using an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合は利用できません。この状況で、クエリーバンド機能を使用する必要がある場合は、使用するTeradata接続コンポーネントの[Advanced settings] (詳細設定)タブで設定します。 |
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入れるには、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、リストから使用する変数を選択します。 変数の詳細は、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
tELTTeradataMapは、tELTTeradataInputとtELTTeradataOutputと共に使用されます。これらのコンポーネントで使用される出力リンクではテーブル名が忠実に反映されている必要があります。 情報メモ注:
ELTコンポーネントは、実際のデータフローを処理せず、スキーマ情報しか処理しません。 |
[Dynamic settings] (ダイナミック設定) |
[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からデータベース接続をダイナミックに選択します。この機能は、データストラクチャーが同じでデータベースが異なるデータベーステーブルにアクセスする必要がある場合、特に、Talend Studioを介さずにジョブをデプロイおよび実行する必要がある時など、ジョブの設定を変更できない環境で作業している場合に役立ちます。 [Dynamic settings] (ダイナミック設定)テーブルは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合のみ利用できます。ダイナミックパラメーターを定義すると、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Component List] (コンポーネントリスト)ボックスは利用できなくなります。 ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。[Dynamic settings] (ダイナミック設定)とコンテキスト変数については、Talend Studioユーザーガイドをご覧ください。 |