tAzureStorageOutputTableの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtAzureStorageOutputTableを設定するために使われます。
標準のtAzureStorageOutputTableコンポーネントは、Cloudファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、ビッグデータ対応のTalend 製品すべて、およびTalend Data Fabricで利用できます。
基本設定
[Property Type] (プロパティタイプ) |
接続の詳細を設定する方法を選択します。
[Connection Component] (接続コンポーネント)ドロップダウンリストから、他の接続コンポーネントを選択した場合、このプロパティは、利用できません。 |
[Connection Component] (接続コンポーネント) |
ドロップダウンリストから、Azure Storageへの接続を設定するために接続の詳細を使用するコンポーネントを選択します。 |
Account Name (アカウント名) |
アクセスする必要のあるストレージアカウントの名前を入力します。ストレージアカウント名は、使用するMicrosoft Azure Storageシステムのストレージアカウントダッシュボード内にあります。このストレージアカウントへの適切なアクセス権をシステム管理者から得ていることを確認します。 |
[Authentication type] (認証タイプ) |
Microsoft Azure Blobストレージに接続するための認証タイプを設定するために使われます。[Basic] (基本)およびAzure Active Directoryという2つのオプションが提供されます。
情報メモ注:
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[Account key] (アカウントキー) |
アクセスする必要のあるストレージアカウントに関連付けられたキーを入力します。どのアカウントでも利用できるキーが2つあり、このアクセスにはデフォルトでどちらのキーも使用できます。ドロップダウンリストから、Azure Storageへの接続を設定するために接続の詳細を使用するコンポーネントを選択します。 このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストで[Basic] (基本)を選択した場合に利用できます。 |
[Protocol] (プロトコル) |
作成する接続のプロトコルを選択します。 このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストで[Basic] (基本)を選択した場合に利用できます。 |
Use Azure Shared Access Signature |
アカウントキーを使用せずにストレージリソースにアクセスする場合は、このチェックボックスをオンにしてShared Access Signature (SAS)を使用します。詳細は、Using Shared Access Signatures (SAS) (英語のみ)をご覧ください。 表示される[Azure Shared Access Signature]フィールドに、アカウントのSAS URLを二重引用符で囲んで入力します。SASの生成後に、Microsoft Azureポータルで許可されている各サービスのSAS URLが取得できます。SAS URLの形式はhttps://<$storagename><$service>.core.windows.net/<$sastoken>となります。<$storagename>はストレージアカウント名、<$service>は許可されているサービスの名前(Blob、file、queue、tableのいずれか)、<$sastoken>はSASトークンの値です。詳細は、Constructing the Account SAS URI (英語のみ)をご覧ください。 SASの期間が有効であることをご確認ください。SASが有効となる開始時刻と無効となる有効期限を生成時に設定できます。また、ジョブの実行時にSASがまだ有効であることを確認する必要があります。 このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストで[Basic] (基本)を選択した場合に利用できます。 |
[Tenant ID] (テナントID) |
Azure ADテナントのIDを入力します。関連情報は、Acquire a token from Azure AD for authorizing requests from a client application (英語のみ)をご覧ください。 このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストでAzure Active Directoryを選択した場合に利用できます。 情報メモ注:
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[Client ID] (クライアントID) |
アプリケーションのクライアントIDを入力します。関連情報は、Acquire a token from Azure AD for authorizing requests from a client application (英語のみ)をご覧ください。 このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストでAzure Active Directoryを選択した場合に利用できます。 情報メモ注:
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[Client Secret] (クライアントシークレット) |
アプリケーションのクライアントシークレットを入力します。関連情報は、Acquire a token from Azure AD for authorizing requests from a client application (英語のみ)をご覧ください。 このオプションは、[Authentication type] (認証タイプ)ドロップダウンリストでAzure Active Directoryを選択した場合に利用できます。 情報メモ注:
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テーブル名 |
エンティティが書き込まれるテーブルの名前を指定します。 |
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。
スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。
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パーティションキー |
ドロップダウンリストからパーティションキー値を保持するスキーマカラムを選択します。 |
行キー |
ドロップダウンリストから行キー値を保持するスキーマカラムを選択します。 |
[Action on data] (データでのアクション) |
定義されたテーブルのデータに対して実行する操作を選択します。
パフォーマンス上の理由から、受信データは並列かつランダムな順序で処理されます。したがって、データに重複した行がある場合、順序に依存するデータ操作(挿入や置換など)を実行することはお勧めしません。 |
[Action on table] (テーブルでのアクション) |
定義されたテーブルに対して実行する操作を選択します。
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[Process in batch] (バッチ処理) |
入力エンティティをバッチ処理するには、このチェックボックスをオンにします。 バッチ処理されるエンティティは同じパーティショングループに属している必要があります。つまり、エンティティは同じパーティションキー値を持つ必要があります。 |
[Die on error] (エラー発生時に強制終了) |
このチェックボックスを選択すると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。 |
詳細設定
名前のマッピング |
コンポーネントスキーマのカラム名をAzureテーブルエンティティのプロパティ名にマップするには、このテーブルに入力します(両者が異なる場合)。
たとえば、3つのスキーマカラムCompanyID、EmployeeID、およびEmployeeNameがあり、それぞれPartitionKey、RowKey、およびNameエンティティプロパティの値をフィードするために使われる場合、データをAzureテーブルに書き込む時に、次の行をマッピングに追加する必要があります。
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[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
NB_LINE |
処理された行数。これはAfter変数で、整数を返します。 |
NB_SUCCESS |
正しく処理された行数。これはAfter変数で、整数を返します。 |
NB_REJECT |
リジェクトされた行数。これはAfter変数で、整数を返します。 |
ERROR_MESSAGE |
エラー発生時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、通常、ジョブまたはサブジョブの終了コンポーネントとして使い、常に入力リンクが必要です。 |