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SAS Base SAS Code - インポート

Availability-note AWS

ブリッジの仕様

ベンダー SAS
ツール名 ベースSASコード
ツールバージョン 9x
ツールのWebサイト http://support.sas.com/documentation/cdl/en/lrcon/65287/HTML/default/viewer.htm
サポートされている方法論 [データ統合] マルチモデル、データストア(物理データモデル)、(ソースとターゲットのデータストア、変換来歴、式解析) via SAS TXT ファイル
データプロファイリング
増分収集
マルチモデル収集
モデル選択のためのリモートリポジトリーの参照

仕様
ツール: SAS TXTファイル経由のSAS / Base SAS Codeバージョン9x
http://support.sas.com/documentation/cdl/en/lrcon/65287/HTML/default/viewer.htm をご覧ください。
メタデータ: [データ統合] マルチモデル、データストア(物理データモデル)、(ソースとターゲットのデータストア、変換来歴、式解析)
コンポーネント: SqlScriptSasバージョン11.2.0

概要
このインポートブリッジは、SASコードのディレクトリーを解析し、ソースとターゲットのデータストアのデータモデル(データベーススキーマ、テーブル、カラムなど)と、それらのデータストア間にあるデータフロー来歴のデータ統合(DI/ETL/ELT)モデルを抽出します。

インポートプロセスは、さらなる分析のためにSQLステートメントを抽出および準備できるSASコードの解釈など、複数のステージで構成されています。SASコード内で、SQLクエリーは[PROC SQL]という名前のプロシージャーの内部にあります。インタープリターは、SAS固有の式をSQLパーサーによって認識できる一般的な構造に変換する役割も果たします
このインポートブリッジを使用すると、SQLクエリでSAS変数(&var.など)を、必要な値がすべて含まれている別のファイルで置き換えることができます。詳細は、Miscellaneousブリッジパラメーターと-sキーのセクションのドキュメンテーションをご覧ください。

要件
該当なし

よくある質問
該当なし

制限事項
現在判明している一般的な制限事項は、https://metaintegration.com/Products/MIMB/Help/#!Documents/mimbknownlimitations.htmlをご覧ください。

サポート
トラブルシューティングパッケージを次の項目と共に提供してください:
- デバッグログ(UIまたはconf/conf.propertiesでMIR_LOG_LEVEL=6を使って設定可能)
- 利用できる場合はメタデータバックアップ(技術的理由によりこの共通オプションが実装されていないブリッジがあるものの、Miscellaneousパラメーターで-backupオプションを使って設定可能)


ブリッジパラメーター

パラメーター名 説明 タイプ デフォルト 範囲
ディレクトリー インポートするSASコードファイルのディレクトリー。 DIRECTORY     必須
Directory Filter サブディレクトリーの検索フィルターを指定します。必要に応じてJava形式の正規表現を使用します(例: '
.*_script - _scriptで終わるディレクトリーのみ
directory1 directory2 - スペースを区切り文字として使用して複数の条件を定義できます
\"my directory\" - スペースを含む名前は二重引用符でエスケープする必要があります
-ddl - 否定は先頭にダッシュを付けて定義します
STRING      
ファイル Filter Java形式の式構文の使用に基づくファイルフィルターのパターン
.*\\.sql - 拡張子.sqlを持つファイルのみ
file1 file2 - スペースを区切り文字として使用して複数の条件を定義できます
\"my file.sql\" - スペースを含む名前は二重引用符でエスケープする必要があります
-\\.tar\\.gz - 否定は先頭にダッシュを付けて定義します
STRING      
Miscellaneous はじめに
ダッシュで始まるMiscellaneousオプションを指定し、必要であればその後にパラメーターを追加できます。例:
- connection.cast MyDatabase1="MICROSOFT SQL SERVER"
該当する場合は複数回使用できるオプションもあります。例:
- connection.rename NewConnection1=OldConnection1 -connection.rename NewConnection2=OldConnection2;
オプションのリストは長い文字列になるため、${MODEL_BRIDGE_HOME}\data\MIMB\parametersにあり拡張子が.txtであるファイルからロードすることもできます。その場合、オプションはすべて、このパラメーターの唯一の値としてそのファイル内で定義されることが必要です。例:
ETL/Miscellaneous.txt

JAVA環境のオプション
-java.memory <Javaメモリの最大サイズ> (以前の-m)

64ビットJREではデフォルトで1G、またはconf/conf.properties内の設定に従います。例:
-java.memory 8G
-java.memory 8000M

-java.parameters <Javaランタイム環境コマンドラインオプション> (以前の-j)


-java.parameters -Dname=value -Xms1G
のように、-java.parametersの後ろのテキストはすべてそのままJREに渡されるため、このオプションはMiscellaneousパラメーター内の最後に来る必要があります。インターネットへのアクセスにプロキシを使用している場合は、必要なサードパーティのソフトウェアライブラリーをダウンロードできるよう、次のオプションを設定する必要があります(このオプションはhttps://repo.maven.apache.org/maven2/にアクセスするため、そして例外的にいくつかの他のツールサイトにアクセスするために不可欠です)。
注: プロキシは、(会社の)外部トラフィックをHTTPSで暗号化しながら、HTTPでプロキシにアクセスできる内部トラフィックを信頼しているものがほとんどです。この場合、HTTPSリクエストはHTTPでプロキシに到達し、プロキシはそれをHTTPSで暗号化します。
-java.parameters -java.parameters -Dhttp.proxyHost=127.0.0.1 -Dhttp.proxyPort=3128 -Dhttp.proxyUser=user -Dhttp.proxyPassword=pass

モデルインポートのオプション
-model.name <モデル名>

モデル名をオーバーライドをオーバーライドします。例:
-model.name "My Model Name"

-prescript <スクリプト名>

このオプションによって、ブリッジの実行前にスクリプトを実行できるようになります。
スクリプトはbinディレクトリー(またはconf/conf.propertiesのM_SCRIPT_PATHで指定)にあり、拡張子が.batか.shであることが必要です。
スクリプトのパスに親ディレクトリーの記号( .. )を含めることはできません。
スクリプトは、成功した場合は終了コードである0を、失敗した場合は別の値を返します。
例:
-prescript "script.bat arg1 arg2"

-postscript <スクリプト名>

このオプションによって、ブリッジが正しく実行された後にスクリプトを実行できるようになります。
スクリプトはbinディレクトリー(またはconf/conf.propertiesのM_SCRIPT_PATHで指定)にあり、拡張子が.batか.shであることが必要です。
スクリプトのパスに親ディレクトリーの記号( .. )を含めることはできません。
スクリプトは、成功した場合は終了コードである0を、失敗した場合は別の値を返します。
例:
-postscript "script.bat arg1 arg2"

-cache.clear

インポート前にキャッシュをクリアするため、増分収集せずにフルインポートを実行します。

モデルが変更されず、-cache.clearパラメーターが使われていない場合(増分収集)、新しいバージョンは作成されません。
モデルが変更されず、-cache.clearパラメーターが設定されている場合(増分ではなくフルソースインポート)、新しいバージョンが作成されます。

-backup <directory>

さらなるトラブルシューティングのため、入力メタデータを保存できるようにします。指定された<directory>は空であることが必要です。

-restore <ディレクトリー>

復元するバックアップ<ディレクトリー>を指定します。

データ接続オプション
使用するソースとターゲットのデータストアを参照するよう、通常はETL/DIツールとBIツールのインポートブリッジによってデータ接続が生成されます。これらのデータ接続はメタデータ管理ツールによって実際のデータストア(データベースやファイルシステムなど)への接続(メタデータスティッチング)に使われ、完全なエンドツーエンドのデータフローの来歴とインパクト分析が行われます。各データ接続の名前はインポートモデルごとに一意です。DI/BIデザインツールで使われているデータ接続名を可能な限り使用します。そうでない場合は、データベース/スキーマ名、ファイルシステムのパス、Uniform Resource Identifier (URI)など、短くても意味のある接続名が生成されます。次のオプションを使えば、接続を操作できます。これらのオプションによって、レガシーオプションである-c、-cd、-csが置き換えられます。

-connection.cast ConnectionName=ConnectionType

SQL解析のためにジェネリックデータベース接続(ODBCやJDBCなど)を正確なデータベースタイプ(ORACLEなど)にキャストします。例:
-connection.cast "My Database"="MICROSOFT SQL SERVER"
サポートされているデータストア接続タイプのリストは次のとおりです。
ACCESS
APACHE CASSANDRA
DB2/UDB
DENODO
GOOGLE BIGQUERY
HIVE
MYSQL
NETEZZA
ORACLE
POSTGRESQL
PRESTO
REDSHIFT
SALESFORCE
SAP HANA
SNOWFLAKE
MICROSOFT SQL AZURE
MICROSOFT SQL SERVER
SYBASE SQL SERVER
SYBASE AS ENTERPRISE
TERADATA
VECTORWISE
HP VERTICA

-connection.rename OldConnection=NewConnection

既存の接続を新しい名前に変更します。例:
-connection.rename OldConnectionName=NewConnectionName
既存の複数のデータベース接続の名前を変更し、新しい1つのデータベース接続に統合できます。例:
-connection.rename MySchema1=MyDatabase -connection.rename MySchema2=MyDatabase

-connection.split oldConnection.Schema1=newConnection

データベース接続を1つまたは複数のデータベース接続に分割します。
1つのデータベース接続をスキーマごとの1つの接続に分割できます。例:
-connection.split MyDatabase
すべてのデータベース接続をスキーマごとの1つの接続に分割できます。例:
-connection.split *
データベースにスキーマ名を追加することで、データベース接続を明示的に分割し、新しいデータベース接続を作成できます。例:
-connection.split MyDatabase.schema1=MySchema1

-connection.map SourcePath=DestinationPath

ソースパスをデスティネーションパスにマッピングします。これは、異なるパスが同じオブジェクト(ディレクトリーまたはファイル)をポイントしている場合にファイルシステム接続にとって便利です。
Hadoopでは、あるプロセスがHDFSの完全パスで指定されたCSVファイルに書き込む一方、別のプロセスが、デフォルトのファイル名と拡張子を持つ相対パスで指定されている同じファイルによって実装されたHiveテーブル(外部)から読み取ります。例:
-connection.map /user1/folder=hdfs://host:8020/users/user1/folder/file.csv
Linuxでは、/users/johnや/users/paulといった複数のシンボリックリンクによって、/dataのような特定のディレクトリー(またはファイル)が参照されます。例:
-connection.map /data=/users/John -connection.map /data=/users/paul
Windowsでは、M:やN:といった複数のネットワークドライブによって、C:\dataのような特定のディレクトリーが参照されます。例:
-connection.map C:\data=M:\ -connection.map C:\data=N:\

-connection.casesensitive ConnectionName...

検出されたデータストアのタイプがこの設定(Microsoft SQL ServerやMySqlなど)をサポートしている場合は、指定された接続内のオブジェクト識別子に対し、大文字と小文字を区別しないデフォルトのマッチングルールがオーバーライドされます。例:
-connection.casesensitive "My Database"

-connection.caseinsensitive ConnectionName...

検出されたデータストアのタイプがこの設定(Microsoft SQL ServerやMySqlなど)をサポートしている場合は、指定された接続内のオブジェクト識別子に対し、大文字と小文字を区別するデフォルトのマッチングルールがオーバーライドされます。例:
-connection.caseinsensitive "My Database"

-connection.level AggregationLevel

外部接続の集計レベルを指定します。例: -connection.level catalog
サポートされている値のリスト:
server
catalog
schema (デフォルト)

ETLのオプション
これらのオプションは、以下の目的ですべてのETL/DIツールとスクリプティングインポートブリッジで利用できます:
- SQL解析をすべて処理する
- デザインモデルとランタイム変数からランタイムモデルをビルドする
- ランタイムサマリー来歴を計算する

-etl.summary.add.ultimate (以前の-ppus)

最終的なランタイム来歴サマリーを追加します(非常に大きなモデルが生成される可能性があります)。

-etl.summary.only.ultimate (以前の-ppsp)

最終的なランタイム来歴サマリーのみ生成します(非常に大きなモデルが生成される可能性があります)。

-etl.connections.add.internal.design (以前の-pppd)

内部ETLデザインデータコネクター(ETL変換に必要)を追加します。

-etl.connections.remove.input (以前の-ri)

生成されるモデルのサイズ縮小のため、入力(ソース)データ接続をすべて削除します。

-etl.transformations.enable.xml

このオプションによって、DI/ETLインポートブリッジ(Informatica PowerCenter、Informatica Developer、Microsoft SSIS、IBM DataStage、Talend Data Integration など)でのXML変換の解析とサポートが有効になります。
Informaticaの場合、そのようなXML変換は次のPowerCenterの機能に相当します。
https://docs.informatica.com/data-integration/powercenter/10-5/xml-guide/midstream-xml-transformations.html
https://docs.informatica.com/data-integration/powercenter/10-5/xml-guide/xml-source-qualifier-transformation.html
ただし、このオプションはインポートの速度を著しく低下させる可能性がありますのでご注意ください。

スクリプトのオプション
-parameter.file <ファイルパス> (以前の-s)

Windows (%param%)形式かLinux (${param}, $1)形式でShellpaパラメーターを解決するファイルへのパスです。このパラメーターは、キー/バリューペアのYAMLファイルへのパスを定義するために使用されます。パスが空白や特殊文字が含まれている場合は、二重引用符でエスケープできます。このファイルのレコードは、スクリプトを事前処理したり、対応するShellパラメーターを実際の値で置き換えりするために使用されます。キーリテラルはエスケープ文字で装飾してはならず、マッチングルールでは大文字と小文字が区別されます。コロン( : )はキーと値のペアの区切り文字として使用されます。パラメーター名の一部である場合はバックスラッシュ( \ )でエスケープする必要があります。たとえばINSERT INTO %SCHEMA1%.t1(c1) SELECT a from %SCHEMA2%.t2;というスクリプトであれば、パラメーターが含まれているファイルは次のように設定できます。例:
# common shell parameter map
SCHEMA1: actual_schema1
SCHEMA2: actual_schema2
# individual script maps
"D:\\MIMB\\hive_001.hql":
${table_name}: actual_table
"D:\\MIMB\\hive_002.hql":
${year_var}: 1993

YAMLファイルには、[共通シェルパラメーターマップ]セクションと[個別のスクリプトマップ]セクションが含まれています。ブリッジは、[共通シェルパラメーターマップ]セクションからキーと値のペアを受け取り、すべてのスクリプトにあるシェルパラメーターをYAMLファイルで指定されている値で置き換えます。[個別のスクリプトマップ]セクションには、個別のスクリプトのペアが含まれています。

指定されたパス名のYAMLファイルをブリッジが検出しない場合は、次の手順に従います。
- テンプレートYAMLファイルを生成してキー/デフォルト値ペアを入力し、適切な値で手動で編集するために使用できるようにします。
- -cache.clearオプションを呼び出します。呼び出さない場合はキャッシュからメタデータを取得しますが、スクリプトの確認さえしないため、テンプレートファイルを生成するための情報は取得されません。

-schema.default <名前> (以前の-d)

デフォルトのスキーマ名。明示的に定義されていないオブジェクトにスキーマ名を指定できるようになります。

-encoding <値> (以前の-e)

エンコーディング。この値は、指定したスクリプトファイルからテキストをロードするために使われます。デフォルトではUTF-8が使われます。例:
-encoding UTF-16
-encoding UTF-16BE
-encoding US-ASCII
STRING      

 

ブリッジのマッピング

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