SAP BusinessObjects Desktop Intelligence (リポジトリー) - インポート
ブリッジの要件
このブリッジ:Microsoft Windowsではサポートされていません。
そのSDKにアクセスするためにはツールのインストールが必要です。
ブリッジの仕様
ベンダー | SAP |
ツール名 | BusinessObjects (BO) Desktop Intelligence |
ツールバージョン | 6.xから12.x |
ツールのWebサイト | http://www.sap.com/solutions/sapbusinessobjects/large/intelligenceplatform/bi/qra/desktop_intelligence/ |
サポートされている方法論 | [Business Intelligence] BI Report (Relational Source, Dimensional Source, Expression Parsing, Report Structure) via COM API |
データプロファイリング | |
増分収集 | |
マルチモデル収集 | |
モデル選択のためのリモートリポジトリーの参照 |
仕様
ツール: COM API経由のSAP / BusinessObjects (BO) Desktop Intelligenceバージョン6.x〜12.x
http://www.sap.com/solutions/sapbusinessobjects/large/intelligenceplatform/bi/qra/desktop_intelligence/をご覧ください。
メタデータ: [ビジネスインテリジェンス] BIレポート(リレーショナルソース、ディメンショナルソース、式解析、レポートストラクチャー)
コンポーネント: BoReporterRepoバージョン11.2.0
概要
このブリッジはBusiness Objects Desktop Intelligence COM/OLE APIに依存してレポートメタデータをインポートします。そのため、このブリッジを実行するマシンにはBusinessObjects Desktop Intelligenceが正しくインストールされている必要があります。
要件
警告: このブリッジはWindowsベースのツールクライアントやSDKのCOM APIを使用します。このCOM APIは、(a) 正しくインストールされていること、(b) このツールを実行できるWindowsユーザーに代わってライセンスされていること、(c) ツールサーバーコンテンツにアクセスできることが必要です。追加事項:
(1) ツールベンダーによって推奨されているように、COM APIの場合も含めてリソース競合の恐れがあるため、ツールクライアント(およびブリッジ)がインストールまたは実行されているマシンにツールサーバーをインストールしたり共存させてはなりません。
(2) Windows COM APIベースのツールは度重なる失敗やシステムリソースの不足が発生すると不安定になるため、Windowsを再起動してツールのCOM APIを再び正しく動作させる必要があります。
(3) このブリッジがアプリケーションとして実行されている場合は、上記のWindowsユーザーと同じユーザーでログインする必要があります。
ブリッジがWindowsのサービスとして動作している場合は、WindowsのサービスマネージャーでMIMB Application Serverサービスを右クリックし、ログオンタブに移動して、サービスを実行するアカウントを名前で定義します。
SAP Desktop Intelligenceが適切にインストールされているかどうか不明な場合は、次の点を必ずご確認ください。
- SAP Desktop Intelligenceは、ブリッジを実行するマシンでWindowsアプリケーションとして実行可能であることが必要です。一般的にはBOの「デスクトップ」ツールの一部としてインストールされています。
- APIを動作させるためには、SAP Desktop IntelligenceがCOM/ActiveXコンポーネントとして実行可能であることが必要です。HKEY_CLASSES_ROOT\BusinessObjects.ApplicationというWindowsレジストリー内にキーが存在することを確認します。
SAP BusinessObjectsには、接続の問題の一部をテストできるツールがあります。[スタート] -> [すべてのプログラム] -> [Business Objects XI] -> [診断ツール]に移動します。MIMBブリッジの場合と同じ認証情報でログインする必要があります。次に、[Tests] (テスト)メニューで[Run All Tests] (テストをすべて実行)を選択します。テストがすべてパスしたことが表示されます。
さらに、実行するテストの制御に使われる設定ファイルをカスタマイズできます。設定ファイルは、SAP BusinessObjectsのデフォルトによるクライアントインストールであるC:\Program Files (x86)\Business Objects\common\4.0\java\lib\TestClasses.xmlにあります。
いずれかのテストが失敗した場合は、ローカルのSAP BusinessObjects管理者に連絡して問題を解決してください。「SAP BusinessObjects Administration Guide」 の第5章、「Working with Firewalls」 を参照してください。
また、ブリッジランタイムに以下の項目があるかどうか確認します:
- BOリポジトリーサーバーに対する有効なログインアクセス(ブリッジはBOプラットフォームにログインする必要があります)
- BO 5.x、6.x、11.x、12.xでは、スタンドアロン(CMSなし)モードで接続するオプションがあります。
- BO 11.0にはスタンドアロンモードがなく、有効なログインが必要です。
よくある質問
Q: BOログインウィンドウで入力すべきユーザー名とパスワードは?
A: BusinessObjectsの現在のインストールがBusinessObjects Repositoryの管理ユーザーとアクセス権を持つネットワークインストールである場合は、Desktop Intelligence内でレポートドキュメントを直接開く場合と同じようにBOのユーザー名とパスワードを入力してください。使用するユーザー名とパスワードが不明な場合は、BOリポジトリーを管理する御社のBO 'supervisor'に問い合わせるか、このレポートドキュメントを設計した担当者にお尋ねください。
Q: 原因不明でブリッジが完了しなかった場合はどうすればよいですか?
A: [実行モード]パラメーターを[対話]に設定してブリッジの実行をやり直してみてください。アプリケーションによってポップアップウィンドウにエラーが表示される場合があります。
Q: このブリッジがサポートしているレポートファイルの形式は?
A: このブリッジは、SAP BusinessObjects Desktop Intelligenceによってサポートされている次のレポート形式を読み取ることができます。
- BusinessObjectsドキュメント(*.rep)
- BusinessObjects ドキュメントテンプレート(*.ret)
- BusinessQueryファイル(*.bqy)
- WebIntelligence 2.xドキュメント(*.wqy)
Q: サポートされていないレポートファイルの形式は?
A: BusinessObjects Desktop Intelligenceとこのブリッジは次の項目をサポートしていません。
- WebIntelligence 6.xドキュメント(*.wid)
- Crystalレポート(*.rpt)
- Crystal OLAP Analysisレポート(*.car)
Q: 警告メッセージ「データプロバイダー’Query 1’のユニバースへの参照をインポートできませんでした」はどのように理解すればいいですか?
A: インポートするレポートがBOリポジトリーに保存されているユニバースに依存しており、[リポジトリー認証モード]ブリッジパラメーターを[スタンドアロン]に指定する場合、ユニバースの依存項目は取得できません。BOリポジトリーにあるユニバースに基づいてレポートの依存項目を取得するためには、このパラメーターをいずれかのログイン値に設定し、リポジトリーのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
Q: このブリッジはアプリケーションサーバーからWindowsサービスとして実行できますか?
A: いいえ。Desktop IntelligenceはCOM APIを実行するデスクトップアプリケーションであり、サービスとしてのこのブリッジはサポートされていません。リモートブリッジサーバーから実行する場合は、サービスとしてではなく通常のデスクトップアプリケーションとして実行するよう設定されていることを確認してください。
制限事項
現在判明している一般的な制限事項は、https://metaintegration.com/Products/MIMB/Help/#!Documents/mimbknownlimitations.htmlをご覧ください。
サポート
デバッグログを伴うトラブルシューティングパッケージを提供します。デバッグログは、UIかconf/conf.propertiesでMIR_LOG_LEVEL=6を使って設定できます。
Q: サポートチームが問題を再現できるよう、どのように情報を提供すればよいですか?
A: 次のファイルを提供します。
- BusinessObjects 5.xと6.xの場合は、Desktop Intelligenceでドキュメントを開き、[すべてのユーザーに保存]を選択し、REPファイルとして保存します。
- BusinessObjects Desktop Intelligence 11.xと12.x (XI)の場合は、BusinessObjects Import Wizardユーティリティ(ImportWiz.exe)を使用してBusiness Intelligence Archiveファイル(*.BIAR)を作成し、そこにドキュメントを含めます。
ブリッジパラメーター
パラメーター名 | 説明 | タイプ | 値 | デフォルト | 範囲 | |||||
システム | ログイン先のBusinessObjectsリポジトリーの名前をここに入力します。 - BusinessObjectsバージョン11.xと12.x (XI)の場合、これは中央管理サーバーの名前です。このサーバーはログインに使われます。デフォルトではポート6400です。例: localhost CMSサーバーがクラスター環境で設定されている場合、クラスター名はcms:port@clusterという構文で指定できます。例: localhost:6400@MYCLUSTER - BusinessObjectsバージョン5.xおよび6.xの場合は、Supervisorアプリケーションによって定義されたリポジトリーの名前です。例: bomain このパラメーターが空の場合、Desktop IntelligenceはOfflineログインを実行します。BusinessObjectsのスタンドアロンインストールではログインは必要ありません。 |
STRING | 必須 | |||||||
[Authentication mode] (認証モード) | ログイン認証方法を選択します。 このパラメーターはバージョン11.0以降にのみ適用されます。 バージョン5.xと6.xの場合、このパラメーターは無視されます。 [エンタープライズ] BusinessObjects Enterpriseログインです。 [LDAP] LDAPサーバーを使ってログインします。 [Windows AD] Windows Active Directoryサーバーを使ってログインします。 [Windows NT] Windows NTドメインサーバーを使ってログインします。 [スタンドアロン] スタンドアロン(CMSなし)です。 |
ENUMERATED |
|
Talend Enterprise | ||||||
ユーザー名 | BusinessObjects (BO)のリポジトリーインストールは、ユーザーにログインによる認証を要求します。BOのスタンドアロンインストールはそうした認証を要求しません。例: supervisor ユーザー名やパスワードを省略するとBOログインダイアログボックスが表示され、通常のBOログインユーザー名とパスワードを入力するよう求められます。 このブリッジをサーバーでリモートから実行している場合は、Desktop Intelligenceによるログインダイアログボックスが表示されないよう、このパラメーター値を入力する必要があります。 |
STRING | 必須 | |||||||
[Password] (パスワード) | BusinessObjects (BO)のリポジトリーインストールは、ユーザーにログインによる認証を要求します。BOのスタンドアロンインストールはそうした認証を要求しません。 ユーザー名やパスワードを省略するとBOログインダイアログボックスが表示され、通常のBOログインユーザー名とパスワードを入力するよう求められます。 このブリッジをサーバーでリモートから実行している場合は、Desktop Intelligenceによるログインダイアログボックスが表示されないよう、このパラメーター値を入力する必要があります。 |
パスワード | ||||||||
ドキュメントリポジトリーパス | リモートのBusinessObjectsリポジトリーに保管されているドキュメントにアクセスするために使用します。 ドキュメントのパスをここで指定すると、ブリッジはリポジトリーに接続し、ドキュメントを受信(ダウンロード)してそのメタデータを読み取ります。 Business Objectsバージョン11.xと12.x (XI)の場合、ドキュメントパスの形式は{FolderName/}*DocumentNameとなります。例: Report Samples/General Business/MyDocument Business Objectsバージョン5.xと6.xの場合、ドキュメントパスの形式はDocumentDomain/DocumentNameとなります。例: Document/EFASHION |
STRING | 必須 | |||||||
サイレント実行 | 対話モードとサイレントモードのどちらで実行するかを指定します。 [サイレント] アプリケーションはサイレントモードで実行され、ポップアップウィンドウとメッセージボックスがブロックされます。このモードではユーザーによる操作は求められませんが、不明なエラーで実行が終了する場合があります。 [対話型] アプリケーションは対話モードで実行され、ポップアップウィンドウとメッセージボックスが許可されます。このモードではポップアップウィンドウを認識するようユーザーの操作が必要となる場合があり、ユーザーは実行中に問題を解決できます。 |
ENUMERATED |
|
サイレント | ||||||
実行後の終了 | モデルのインポート後にBusiness Objectsアプリケーションを閉じます。 [False] アプリケーションはブリッジの実行後もデスクトップで開いたままとなります。 [True] アプリケーションはブリッジの実行後に閉じます。 アプリケーションはこのブリッジが実行されているマシンで起動します。 このブリッジを遠隔サーバーでリモートで実行する場合は、このパラメーターをTrueに設定する必要があります。そうしないと、アプリケーションはサーバーで実行されたままになります。 |
BOOLEAN | True | |||||||
値のリストを含める | このパラメーターは、オブジェクトに関連付けられた値のリストをブリッジがどのようにインポートするかを制御します。ターゲットツールがそのようなリストを表示できない可能性があるため、このアルゴリズムはデフォルトでは有効になっていません。BusinessObjects APIを介して値のリストをインポートする場合は、インポートの実行により長い時間を要します。 | BOOLEAN | False |
ブリッジのマッピング
Meta Integration Repository (MIR) メタモデル (OMG CWM標準に基づく) |
"SAP BusinessObjects Desktop Intelligence (リポジトリー)" メタモデル BoReporter |
マッピングのコメント |
属性 | カラム | テーブルカラムはSQL DataProviderクエリーの解析から推測されることもあります |
名前 | 名前 | |
BaseType | オブジェクトタイプ | |
データ型 | データ型変換配列をご覧ください。 | |
名前 | データ型に基づく | |
PhysicalName | データ型から派生 | |
クラス | テーブル | テーブルはSQL DataProviderクエリーの解析から推測されることもあります |
名前 | 名前 | |
ClassifierMap | ClassifierMapオブジェクトは、DataProvider、クエリー、DocumentVariableの来歴を保持するために使われます | |
操作 | 式テキスト | BOネイティブ式かSQLステートメントです。 |
条件 | ユニバースフィルター | |
名前 | 名前 | |
DataAttribute | DataProviderカラム、クエリーカラム | |
名前 | 名前 | |
位置 | position | |
DataSet | DataProvider、クエリー | DataProviderはそれぞれDataSetとしてインポートされます。その各クエリーは下位レベルのDataSetとしてもインポートされます |
名前 | 名前 | |
DatabaseSchema | データベーススキーマ | SQL DataProviderクエリーの解析から推測されることもあります |
名前 | 名前 | |
DerivedType | 値のリスト | オブジェクトのListOfValuesのインポートはブリッジオプションで制御されます。 |
データ型 | データ型変換配列をご覧ください。 | |
DesignPackage | ユニバースクラス | DesignPackagesには、Reporterツールのようなレポートオブジェクトの組織階層や、Universeから使用されるオブジェクトのClassストラクチャーが反映されています |
名前 | 名前 | |
UserDefined | ユニバースクラスでTrueに設定 | |
ディメンション | ユニバースクラス | |
説明 | 説明 | |
名前 | 名前 | |
UserDefined | Trueに設定 | |
DimensionAttribute | ユニバースオブジェクト | レギュラーのディメンション属性としてインポートされる他のタイプのオブジェクト |
説明 | 説明 | |
名前 | 名前 | |
FeatureMap | FeatureMapオブジェクトは、DataProviderカラム、Queryカラム、DocumentVariablesの来歴を保持するために使われます。 | |
操作 | 式テキスト | BOネイティブ式かSQLステートメントです。 |
[Filter] (フィルター) | ユニバースフィルター | |
説明 | 説明 | |
名前 | 名前 | |
メジャー | ユニバースオブジェクト | メジャータイプのオブジェクトはメジャーとしてインポートされます |
説明 | 説明 | |
名前 | 名前 | |
OlapSchema | ユニバース | このドキュメントが依存するユニバースを表します |
レポート | [Document] (ドキュメント) | |
説明 | 説明 | |
名前 | 名前 | |
ReportAttribute | 式、変数、定数 | |
名前 | 名前 | |
ReportAxis | チャート軸 | ページで表示される各ブロックのピボット情報に対応します |
ReportChart | Chart | |
名前 | 名前 | |
ReportDataSet | 式、変数、定数 | 数式、変数、定数のグループ |
ReportField | セル | |
ReportMatrix | CrossTab | |
名前 | 名前 | |
ReportPage | レポート | |
名前 | 名前 | |
ReportPageBody | レポートメインセクション | |
ReportPageFooter | レポートフッター | |
ReportPageHeader | レポートヘッダー | |
ReportRectangle | セクション | プレゼンテーションストラクチャーを表すジェネリックレポート項目 |
ReportTable | テーブル | |
名前 | 名前 | |
ReportText | セル | |
値 | テキスト値 | |
StoreConnection | データベース | SQL DataProviderクエリーの解析から推測されることもあります |
名前 | 名前 | |
StoreModel | [Document] (ドキュメント) | |
コメント | comments | |
名前 | 名前 | |
TypeValue | 値のリスト | オブジェクトのListOfValuesのインポートはブリッジオプションで制御されます。 |
値 | 値 |