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前提条件

データのランディングまたはレプリケートをする前に、次の前提条件を満たすようにします。

  • Data Movement ゲートウェイ サーバーに、必要なdriverをインストールする

  • データ ソースに必要な権限を付与する

  • データ ソースのコネクタを構成する

ドライバーのセットアップ

SAP Software Download Center から、SAP HANA ODBC 64-bit Driver 2.0.19-2.12 をダウンロードします。ソフトウェアをダウンロードするには、SAP のアカウントが必要です。

情報メモ

SAP HANA ODBC ドライバー 2.13 以降はサポートされていません。

ドライバー名の例: HDBODBC

次に、Data Movement gateway マシンで、シェル プロンプトを開き、次の手順を実行します。

  1. Data Movement gateway サービスを停止します。

    sudo systemctl stop repagent

  2. 必要に応じて、サービスが停止されたことを確認します。

    sudo systemctl status repagent

    ステータスは次のようになっているはずです。

    Active: inactive (dead) since <timestamp> ago

  3. ドライバーを Data Movement gateway マシンにインストールします。

  4. ディレクトリ /etc にある odbcinst.ini ファイルに次のセクションを追加します。

    [HDBODBC]

    Description=64-bit HANA ODBC Driver

    Driver=/opt/sap/hdbclient/libodbcHDB.so

    fileUsage=1

  5. Data Movement gateway サービスを起動します。

    sudo systemctl start repagent

  6. 必要に応じて、サービスが開始されたことを確認します。

    sudo systemctl status repagent

    ステータスは次のようになっているはずです。

    Active: active (running) since <timestamp> ago

SSL を使用した接続

SSL を使用して SAP HANA に接続するには、SSL サーバー証明書を認証するようにクライアントを構成する必要があります。

  • サーバー認証については、サーバー証明書認証の手順に従ってください。

  • 相互認証については、相互認証の実装の手順に従ってください。OpenSSL を暗号化プロバイダーとして使用する場合は、暗号化プロバイダーで OpenSSL の追加の手順を実行して構成を完了する必要があります。

ポート

Data Movement gateway で、xx がソース テーブルを含む SAP HANA データベースのインスタンス番号である、SAP HANA サーバーへの受信ポート番号 3xx15 を開きます。

たとえば、インスタンス 90 のポートは 39015 です。

データ変更のキャプチャ

SAP HANA (Database) コネクタを使用してデータをランディングすると、次のアーティファクトがソース データベースに自動的に作成されます。

  • ランディングされるソース テーブルごとに 3 つのトリガー: トリガーは、ソース テーブルへの変更 (INSERT、UPDATE、DELETE) をキャプチャし、それらを attrep_cdc_changes_cts テーブル (以下で説明) に書き込みます。DML 操作ごとに個別のトリガーが作成されます。トリガーは、ソース テーブル スキーマに作成されます。
  • attrep_cdc_changes_cts: このテーブルには、トリガーによってキャプチャされた変更が含まれています。テーブルは、SAP HANA (Database) コネクタの [Create CDC table in schema] (スキーマに CDC テーブルを作成) フィールドで指定されたスキーマに作成されます。
情報メモユーザー側で必要なセットアップはありませんが、トリガーは変更をキャプチャするための前提条件であるため、このトピックで説明します。

関連項目: 権限

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