tThresholdViolationAlert
Talend Studioで作成されたさまざまな品質分析のインジケーターに設定されたしきい値に関する、しきい値違反のアラート。
tThresholdViolationAlertは、分析結果を保管するレポートデータベースと通信し、カラム分析で違反のあったしきい値を探します。その後、それをジョブ内の他のコンポーネント(tSendMailなど)で使い、しきい値違反をアラートできます。tThresholdViolationAlertを使う既製ジョブをTalend Studioから生成できます。詳細は、しきい値違反を警告するジョブの生成をご覧ください。
デフォルトで、このコンポーネントはTalend Studioと共には出荷されていません。機能マネージャーを使ってインストールする必要があります。 詳細は、機能マネージャーを使って機能をインストールをご覧ください。
tThresholdViolationAlertの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtThresholdViolationAlertを設定するために使われます。
標準のtThresholdViolationAlertコンポーネントは、データクオリティファミリーに属しています。
このコンポーネントは、Talend Data Management Platform、Talend Big Data Platform、Talend Real-Time Big Data Platform、Talend Data Services Platform、Talend Data Fabricで利用できます。
基本設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
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[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
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出力フィールド |
入力データを保持する出力フィールドをリストから選択します。 |
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[Additional Information] (追加情報) |
ジョブが生成される時、このエリアには、選択したレポートのしきい値違反に関する詳細情報が事前に入力されます。しきい値を考慮していないインジケーターの値がリスト表示されます。また、レポート名、分析名、および分析されたエレメントの説明(カラム名、テーブル名、およびスキーマ名)もリスト表示されます。 これと同じ情報がメールメッセージで送信されます。 |
詳細設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
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[Advanced separator (for numbers)] (詳細区切り文字: 数値) |
数値に使う区切りを変更するには、このチェックボックスをオンにします。 桁区切り: 数字3桁の区切りを定義します。 小数点記号: 小数点の区切りを定義します。 |
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[Separator between Suffix and Field Value] (サフィックスとフィールド値の間の区切り) |
フィールド名とその値を区切る区切りを入力します。 |
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[Field Separator] (フィールド区切り) |
フィールドを区切る文字、文字列、または正規表現。 |
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[Row Separator] (行区切り) |
行を区切るための文字列(例: Unixでは"\n"on)。 |
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[tStat Catcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、コンポーネントレベルでログデータを収集できます。 |
グローバル変数
| 変数 | 説明 |
|---|---|
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グローバル変数 |
MAILFIELD: 送信するメールのコンテンツを保存するメールのフィールド。これはAfter変数で、文字列を返します。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。 |
使用方法
| 使用方法のガイダンス | 説明 |
|---|---|
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使用ルール |
このコンポーネントは、ジョブデザイン内の中間コンポーネントとして使います。入力コンポーネントと出力コンポーネントが必要です。 |