メイン コンテンツをスキップする 補完的コンテンツへスキップ

[Basic settings] (基本設定)タブ

このタスクについて

[Basic settings] (基本設定)タブは[Component] (コンポーネント)ビューの一部で、Talend StudioIntegrationパースペクティブにあるデザインエディターの下部に位置しています。

[Basic settings] (基本設定)タブ。

コンポーネントはそれぞれ、ジョブまたはルートの機能要件に基づいて基本的な値で設定されています。

情報メモ注:

コンポーネントによっては、コードの入力や機能の設定が必要なものがあります。プロパティでは必ずJavaコードを使用してください。

ジョブ内のファイルコンポーネントとデータベースコンポーネントについては、[Repository] (リポジトリー)ツリービューの[Metadata] (メタデータ)ディレクトリーにあるメタデータファイルでプロパティを一元化できます。これによって、[Basic settings] (基本設定)タブの[Property Type] (プロパティタイプ)[Built-In] (組み込み) を選択すれば、その場でプロパティを設定できます。また、[Property Type] (プロパティタイプ)[Repository] (リポジトリー)を選択すると[Metadata Manager] (メタデータマネージャー)に格納されているプロパティを使用できます。後者のオプションを使うと時間を節約できます。

[Property Type] (プロパティタイプ)[Repository] (リポジトリー)を選択し、該当する情報が含まれているメタデータを選択します。関連項目: データベースメタデータを一元管理

また、[Repository] (リポジトリー)ツリービューからデザインワークスペースに[Metadata] (メタデータ)項目を直接ドロップし、プロパティが自動的に入力されるようにすることもできます。

[Built-in] (組み込み)モードを選択し、コンポーネントのプロパティを手動で設定した場合は、そのプロパティをメタデータとして[Repository] (リポジトリー)に保存することもできます。この操作は次の手順で行います。

手順

  1. フロッピーディスクのアイコンをクリックします。コンポーネントに対応するメタデータ作成ウィザードが開きます。
  2. ウィザードのステップに従います。メタデータ項目の作成の詳細は、データベースメタデータを一元管理をご覧ください。
  3. メタデータが[Repository] (リポジトリー)[Metadata] (メタデータ)ノードの下に表示されます。

タスクの結果

データフローを処理するコンポーネント(大半のコンポーネントが該当)であれば、処理するデータの説明のほか選択も可能となるように Talend スキーマを定義できます。プロパティデータと同様、このスキーマは組み込みになっているか、作成したメタデータファイルの[Repository] (リポジトリー)にリモートで格納されています。次のセクションで、スキーマ設定の詳細を説明しています。

ジョブに組み込みスキーマを設定

組み込みとして作成されたスキーマの使用はジョブで1回のみと想定されているため、他のジョブでは再利用できません。

Procedure

  1. [Basic settings] (基本設定)ビューの[Property Type] (プロパティタイプ)リストで[Built-in] (組み込み)を選択します。
  2. [Edit Schema] (スキーマを編集)ボタンをクリックしてカラムを追加し、入力ファイルの定義に従ってそのコンテンツを説明して、組み込みスキーマを作成します。
    [スキーマ]エディター。
    情報メモWarning: Java予約語はスキーマのカラム名には使用しないようにしてください。
    Typeカラムのデータ型が正しく定義されていることを確認します。
    日付パターンを含むJavaデータ型の詳細は、Java API Specificationをご覧ください。
    以下は、一般的に使用されているTalendデータ型です。
    • オブジェクト内容に関係なくデータの処理を可能にするジェネリックのTalendデータ型です。たとえば、他の方法ではサポートされないデータファイルも、オブジェクトのデータ型を持つと指定することにより、tFileInputRawコンポーネントによって処理できます。

    • リスト: xsd:リストエレメントを使用して定義したXMLスキーマ定義におけるプリミティブな型エレメントの、スペースで区切られたリスト。

    • ダイナミック: ダイナミック: ‘Column<X>’と名付けられたVARCHAR(100)カラムか、入力にヘッダーが含まれる場合はヘッダーに表示されるカラム名から名付けられた名前で、フィールドを処理することを許可するよう、スキーマ末尾の単一のカラムに設定できるデータ型。詳細は、ダイナミックスキーマをご覧ください。

    • ドキュメント: 内容に関係なく、XMLドキュメント全体の処理を許可するデータ型。

    出力プロパティでは出力スキーマを定義する必要もあります。入力スキーマで定義されたスキーマを取得するには、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Sync columns] (カラムを同期)タブをクリックします。

    情報メモWarning: データベーステーブルを作成する時は、使用されるコンポーネントのスキーマで、[String] (文字列)、[Integer] (整数)、[Long] (長整数型)の全カラムについては[Length] (長さ)フィールドを指定し、[Double] (倍精度)、[Float] (浮動小数点)、[BigDecimal] (第十進数)の全カラムについては[Precision] (精度)フィールドを指定することをお勧めします。指定しない場合、予測しないエラーが発生することがあります。

    データベースコンポーネントのスキーマエディターダイアログボックスの下にある次の2つのボタンを使って、[DB Column] (DBカラム)名を編集できます:

    • A: 選択された各カラムの[Db Column] (Dbカラム)名を大文字または小文字に変換します。
    • [Pen] (ペン): [Add quote] (引用を追加)または[Remove quote] (引用を削除)を選択し、ポップアップダイアログボックス内のフィールドに引用文字を入力すると、選択された各カラムの[Db Column] (Dbカラム)名に対し、引用文字を追加または削除します。
      情報メモNote: [Db Column] (Dbカラム)名に引用文字が追加された場合は、データベース入力コンポーネント用のクエリーの推測ファンクションが動作しません。
      データベースカラムで引用符を追加または削除するダイアログボックス。

ジョブにリポジトリースキーマを設定

ジョブを作成する時に特定のデータベース接続やファイルを使用することが多い場合は、Integrationパースペクティブの[Repository] (リポジトリー)ツリービューにある[Metadata] (メタデータ)ノードでメタデータファイルを作成して格納すると、同じプロパティを何度も定義せずに済みます。

Procedure

  1. 現在のジョブにメタデータファイルを呼び戻すには、次の手順に従います。
    • [Schema] (スキーマ)リストで[Repository] (リポジトリー)を選択し、関連するメタデータファイルを選択します。
    • または、[Repository] (リポジトリー)ツリービューから、デザインワークスペースに既にドロップしたコンポーネントにメタデータ項目を直接ドロップします。
  2. [Edit Schema] (スキーマを編集)をクリックし、データが適切かどうか調べます。
    コンポーネントの[基本設定]ビュー。

    ジョブで使用されるリポジトリースキーマは、[Basic settings] (基本設定)ビューで編集できます。ただし、スキーマは現在のジョブで組み込みになります。

    情報メモNote: このウィンドウでは、リポジトリーに格納されているスキーマを変更することはできません。リモートに格納されているスキーマを編集するには、[Metadata] (メタデータ)ノードの下でそのスキーマを右クリックし、該当する編集オプション、つまり[Edit connection] (接続の編集)[Edit file] (ファイルの編集)をコンテキストメニューで選択します。

ジョブでリポジトリースキーマを部分的に使用

リポジトリースキーマの使用時に、事前定義済みカラムすべてを使用するわけではない場合、スキーマを組み込みスキーマに変更せずに特定のカラムを選択できます。

データベース出力コンポーネントでリポジトリースキーマを部分的に使用する方法は次のとおりです。使用しているコンポーネントによってプロシージャーが若干異なります。

Procedure

  1. [Basic settings] (基本設定)タブで、[Edit schema] (スキーマを編集)の横の[...] ボタンをクリックします。[Edit parameter using repository] (リポジトリーを使用してパラメーターを編集)ダイアログボックスが表示されます。デフォルトでは、[View schema] (スキーマを表示)オプションが選択されています。
    [リポジトリーを使用してパラメーターを編集]ダイアログボックス。
  2. OKをクリックします。[Schema] (スキーマ)ダイアログボックスが開き、スキーマ内のカラムがすべて表示されます。カラム名の前にある[Used Column] (使用カラム)チェックボックスは、そのカラムが使用されているかどうかを示します。
  3. 使用するカラムを選択します。
    [スキーマ]ダイアログボックス。
  4. OKをクリックします。メッセージがボックスが表示され、クエリーの推測を実行するよう求められます。
    情報メモNote: クエリーの推測操作が必要なのはデータベースメタデータに限られます。
  5. OKをクリックし、メッセージボックスを閉じます。[Propagate] (プロパゲート)ダイアログボックスが表示されます。[Yes] (はい)をクリックし、変更を反映させてダイアログボックスを閉じます。
    [プロパゲート]ダイアログボックス。
  6. [Basic settings] (基本設定)タブで、[Guess Query] (クエリーを推測)をクリックします。[Query] (クエリー)エリアに、選択したカラム名が予想通り表示されます。
    コンポーネントの[基本設定]ビュー。

フィールドをダイナミックに設定(Ctrl + スペースバー)

About this task

コンポーネントの[Properties] (プロパティ)ビューのどのフィールドでも、Ctrl + スペースを使ってグローバル変数とコンテキスト変数のリストにアクセスし、適切なフィールド値をダイナミックに設定できます。

Procedure

  1. [Component] (コンポーネント)ビューの任意のフィールドの上にカーソルを置きます。
  2. Ctrl + スペースバーを押して、候補リストにアクセスします。
  3. リストから必要な関連パラメーターを選択します。変数リストに付随する情報パネルには、選択したパラメーターに関する詳細情報が表示されます。
    コンポーネントの[基本設定]ビュー。
    これには、以下を含む任意のパラメーターを使用できます: エラーメッセージ、処理された行数、またはその他。選択したコンポーネント、あるいは作業しているコンテキストによって、リストの内容は異なります。

このページは役に立ちましたか?

このページまたはコンテンツにタイポ、ステップの省略、技術的エラーなどの問題が見つかった場合はお知らせください。