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レポートからのジョブの生成

Profilingパースペクティブで1つ(または複数)の分析のレポートを作成すると、レポートを起動する既製ジョブを生成できます。

このジョブはTalend Administration Center Webアプリケーションにデプロイし、必要であればこのWebアプリケーションからレポートを起動できます。

カラム分析では、指定したカラム分析で使用されるインジケーターに設定されたしきい値に関して違反があると警告するジョブを生成することもできます。

レポートを起動するジョブの生成

Talend Studioで作成された任意の分析に対してすぐに使用できるジョブを生成し、Profilingパースペクティブにリスト表示できます。

生成されたジョブはtDqReportRunコンポーネントを使用します。これは、Integrationパースペクティブの[Job Designs] (ジョブデザイン)ノードの下にリスト表示されます。

このジョブを生成すると、Talend Administration Center Webアプリケーションにデプロイし、Talend Studioを開かなくてもリモートで実行できます。

Before you begin

Profilingパースペクティブで分析にレポートが生成されています。

Procedure

  1. [DQ Repository] (DQリポジトリー)ツリービューで、[Data Profiling] (データプロファイリング) > [Reports] (レポート)と展開します。
  2. ジョブを生成したいレポートを選択します。
  3. 選択を右クリックして、コンテキストメニューの[Generate jobs] (ジョブを生成)にポインターを置き、[Launch a report] (レポートの起動)を選択します。
    レポートのコンテキストメニュー。
    Integrationパースペクティブでこのジョブが開き、[Repository] (リポジトリー)ツリービューの[Job Designs] (ジョブデザイン)ノードの下にもリスト表示されます。
    tDqReportRunコンポーネントとtLogRowコンポーネントを使うジョブ。
    [Report filenames] (レポートファイル名)フィールドは、選択したレポートにリスト表示されている分析の技術的な名前を指しています。[Output folder] (出力フォルダー)フィールドは、レポートファイルを保存する出力フォルダーのパスを指しています。
    情報メモNote: ジョブの生成後にデータベース接続をコンテキストとしてエクスポートした場合は、[Browse reports] (レポートを参照)をクリックし、再び起動するレポートを選択するか、この手順を再開してレポートを起動できるようにします。
    スキーマダイアログボックスには、ジョブの実行後にTalend Studioコンソールに出力される読み取り専用カラムがいくつか表示されます。生成されたレポートに関する情報が提供されます。
    情報メモNote: コンテキストグループと変数がデータマート接続または分析で使用されるレポートでジョブを生成すると、特定のルールに従ってtDqReportRunにより、コンテキストグループと変数がマージされます。
  4. [Run] (実行)ビューの右パネルでコンテキストを選択します。
    ジョブの実行中は、[Run] (実行)ビューで選択されたコンテキストが有効となる唯一のコンテキストです。分析エディターのコンテキストグループと、[Context] (コンテキスト)ビューのデフォルトコンテキストグループは無視されます。
  5. F6を押してテスト目的でジョブを実行します。
    これにより、指定したレポートがIntegrationパースペクティブから直接起動されます。
    分析レポートからジョブを生成した後に分析を変更した場合は、ジョブを実行する前にtDqReportRunの基本設定で[Refresh Dependency] (依存項目を更新)タブをクリックする必要があります。
  6. このジョブをTalend Administration Center Webアプリケーションにデプロイします。
  7. レポートデータベース(データマート)に分析結果の履歴を記録する必要があるごとにTalend Administration Centerからジョブを起動し、レポートファイルを出力フォルダーに保存します。
    ジョブが正しく実行されない場合は、tDqReportRunの基本設定で[Refresh Dependency] (依存項目を更新)タブを必ずクリックしてください。分析に関連付けられたレポートからジョブを生成した後、Talend Studioで分析を変更した場合は、この処理が必要です。
    このジョブをTalend Administration Centerにデプロイする方法、およびTalend Studioを開くことなくこれを実行する方法は、tDqReportRunをご覧ください。

しきい値違反を警告するジョブの生成

Before you begin

Talend StudioProfilingパースペクティブでカラム分析のレポートが生成されていること。

About this task

Profilingパースペクティブにリスト表示されているレポートに基づいて既製ジョブを生成できます。これらのジョブはtThresholdViolationAlertコンポーネントを使用して、カラム分析に使用するインジケーターに定義されているしきい値の違反を警告します。

tThresholdViolationAlertコンポーネントは、分析結果を保存するレポートデータベースと通信します。レポートデータベースをスキャンし、選択されたレポートにリスト表示されているカラム分析で違反となっているしきい値を検索します。tThresholdViolationAlerttSendMailコンポーネントに情報を送り、メール受信者にしきい値の違反を警告します。

後で、Integrationパースペクティブから直接このジョブを実行し、しきい値違反の警告対象者にメールを送信できるようになります。生成されたジョブは、[Repository] (リポジトリー)ツリービューの[Job Designs] (ジョブデザイン)ノードの下にリスト表示されます。

しきい値違反ジョブを生成するには、以下のようにします:

Procedure

  1. [DQ Repository] (DQリポジトリー)ツリービューで、[Data Profiling] (データプロファイリング) > > [Reports] (レポート)と展開します。
  2. ジョブを生成したいレポートを選択します。
  3. 選択を右クリックして、コンテキストメニューの[Generate jobs] (ジョブを生成)にポインターを置き、[Alert threshold violation] (しきい値違反の警告)を選択します。
    レポートのコンテキストメニュー。
    生成されたジョブでIntegrationパースペクティブが開きます。
    tMysqlInput、tThresholdViolationAlert、tSendMailの各コンポーネントを使うジョブ。
    tMysqlInput および tThresholdViolationAlertコンポーネントの基本設定は、選択したレポートで使用される接続に応じて設定されます。
    コンポーネントtMysqlInputおよびtThresholdViolationAlertの設定は変えないことを推奨します。この設定を編集しなければならない場合は注意が必要です。編集後の設定が正しくないと、ジョブの実行時にコンパイルエラーが生じるおそれがあります。
    情報メモNote: データベースコンポーネントおよびtThresholdViolationAlertコンポーネントのスキーマでは、[DB Type] (DBタイプ)カラムはデフォルトで空になっています。このカラムにタイプを定義する必要はありません。
    空のDB Typeカラムを表示しているスクリーンショット。
  4. システムで確認を求められたら、変更をプロパゲートすることを受け入れます。
  5. tSendMailをダブルクリックして[Basic settings] (基本設定)ビューを表示し、必要に応じてプロパティを定義します。
    このコンポーネントの詳細は、tSendMailをご覧ください。
  6. F6を押して生成されたジョブを実行し、対象者にしきい値違反警告のメールを送信します。
    このメールには、選択したレポートのしきい値違反に関する詳細な情報が記載されます。しきい値を考慮していないインジケーターの値がリスト表示されます。また、レポート名、分析名、および分析されたエレメントの説明(カラム名、テーブル名、およびスキーマ名)もリスト表示されます。
    生成されたジョブは、Integrationパースペクティブのツリービューにある[Job Designs] (ジョブデザイン)ノードの下にもリスト表示されます。
  7. 必要に応じて、F6を押してこのジョブを実行し、Integrationパースペクティブから直接しきい値違反に警告します。

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