Linux クラスターでの データ移動ゲートウェイ の設定
このセクションでは、Linux クラスター環境で Data Movement gateway を設定するためのガイドラインを提供します。Linux 向けのクラスタリング ソリューションとして、 Veritas Cluster Server、Red Hat Cluster Suite および IBM HACMP for Linux などの複数の製品が市販されています。
利用可能なクラスタリング ソリューションが既に導入済みの場合は、以下のガイドラインに従いながら、Data Movement gateway を他のクラスター アプリケーションと同様に設定することができます。
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Data Movement gateway は、使用するクラスター ノードにインストールする必要があります。
Data Movement gateway の設定の詳細については、「データ移動ゲートウェイ の前提条件と制限事項」と「 データ移動 ゲートウェイの設定」を参照してください。
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Data Movement gateway は、フェールオーバー クラスターの構成のみをサポートします (アクティブ - パッシブ)。これは、いかなる時点でも、データ移動ゲートウェイ はクラスター ノードの 1 つのみで実行されている必要があるということです。
情報メモ フェールオーバー クラスターの構成は、いかなる時点でも、共有 [データ] フォルダーにアクセスするのは データ移動ゲートウェイ の 1 つのインスタンスのみであることを確実にするための「必須要件」です。それ以外の構成は、予想外の動作につながります。 -
データ移動ゲートウェイ [データ] フォルダー (/opt/qlik/gateway/movement/data) をマウントポイントにします。
そうするには、使用する各クラスター ノードで次を実行します。
- データ移動 ゲートウェイの設定 の手順に従い、データ移動ゲートウェイ をインストールします。
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次のコマンドを発行して データ移動ゲートウェイ サービスを停止します。
sudo service repagent stop
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次のコマンドを実行して、サービスが停止されたことを確認します。
sudo service repagent status
出力は次のようになります。
not running: /opt/qlik/gateway/movement/bin/agentctl -d /opt/qlik/gateway/movement/data service host
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ディレクトリを /opt/qlik/gateway/movement に変更し、[データ] フォルダーの名前を次の例のように変更します。
$ mv data data-save
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次のように、空の [データ] ディレクトリを作成します。
$ mkdir data
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次の例のように、[データ] ディレクトリを共有ブロック デバイス (iSCSI) にマウントします。
$ mount -t ext4 /dev/sdb1 /opt/qlik/gateway/movement/data
情報メモNFS ベースのマウント (AWS での EFS など) には対応していません。 - [データ保存] のコンテンツを [データ] にコピーします。
使用するクラスター ノードでステップ 1 から 7 を実行した後、クラスター管理ツールを使用してアプリケーションを起動します。クラスター ノードの 1 つで データ移動ゲートウェイ の単一インスタンスが開始されます。