tAmazonAuroraOutputの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtAmazonAuroraOutputを設定するために使われます。
標準のtAmazonAuroraOutputコンポーネントは、Cloudファミリーとデータベースファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。
基本設定
データベース |
目的のデータベースタイプをリストから選択し、[Apply] (適用)をクリックします。 |
[Property Type] (プロパティタイプ) |
[Built-in] (組み込み)と[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。 |
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[Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。 |
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[Repository] (リポジトリー): プロパティが保管されるリポジトリーファイルを選択します。続くデータベース接続フィールドは、取得されたデータを使用して自動的に入力されます。 |
[Use an existing connection] (既存の接続を使用) |
定義済みの接続の詳細を再利用する場合は、このチェックボックスを選択して、[Component List] (コンポーネントリスト)ドロップダウンリストから、目的の接続コンポーネントを選択します。 情報メモ注: ジョブに親ジョブと子ジョブが含まれている時は、親ジョブと子ジョブの間の既存の接続を共有したい場合(たとえば、親ジョブで作成した接続を子ジョブと共有するなど)には、次のように実行します。
ジョブレベル全体でデータベース接続を共有する方法の例は、データベース接続を共有をご覧ください。 |
[Host] (ホスト) |
Amazon AuroraデータベースのIPアドレスまたはホスト名を入力します。 |
[Port] (ポート) |
Amazon Auroraデータベースのリッスンポート番号を入力します。 |
データベース |
使用するデータベースの名前を入力します。 |
[Username] (ユーザー名)と[Password] (パスワード) |
データベースユーザー認証データを入力します。 パスワードを入力するためには、パスワードフィールドの横にある[...]ボタンをクリックし、ポップアップダイアログボックスにパスワードを二重引用符で囲んで入力して[OK]をクリックし、設定を保存します。 |
[Table] (テーブル) |
書き込むテーブルの名前を入力します。一度に1つのテーブルしか書き込めないことにご注意ください。 |
[Action on table] (テーブルでのアクション) |
定義済みのテーブルで、次のオペレーションの1つを実行できます。
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[Action on data] (データでのアクション) |
定義済みテーブルのデータで、次の操作の1つを実行できます。
情報メモ警告:
[Update] (アップデート)と[Delete] (削除)操作のベースとなるプライマリキーとして、少なくとも1つのカラムを指定する必要があります。それには、[Edit schema] (スキーマを編集) をクリックし、プライマリキーに指定するカラムの横にあるチェックボックスをオンにします。高度な用途として、[Advanced settings] (詳細設定)ビューをクリックし、アップデートおよび削除オペレーションのプライマリキーを同時に定義することもできます。これを設定するには、以下のようにします:[Use field options] (フィールドオプションの使用)チェックボックスをオンにし、[Key in update column] (アップデートカラムの入力)で、アップデート操作のベースとするカラム名の横にあるチェックボックスをオンにします。削除操作についても、[Key in delete column] (削除カラムのキー)で同じ手順を実行します。 ダイナミックスキーマ機能は以下のモードで使用できます: [Insert] (挿入)、[Update] (アップデート)、[Insert or update] (挿入またはアップデート)、[Update or insert] (アップデートまたは挿入)、[Delete] (削除)。 |
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。 このコンポーネントは、ダイナミックスキーマ機能の利点を備えているので、ソースファイルから不明なカラムを取得したり、各カラムを個別にマッピングしなくてもソースからカラムを一括してコピーしたりできます。ダイナミックスキーマの詳細は、ダイナミックスキーマをご覧ください。 ダイナミックスキーマ機能は、テーブルの不明なカラムを取得するしくみになっており、その他の目的には使用しないことをお勧めします。テーブルの作成には推奨しません。 |
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[Built-in] (組み込み): そのコンポーネントに対してのみスキーマを作成し、ローカルに保管します。 |
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[Repository] (リポジトリー): スキーマは作成済みで、リポジトリーに保管されています。さまざまなプロジェクトやジョブデザインで再利用できます。 再利用するスキーマに整数またはファンクションのデフォルト値が指定されている場合は、これらのデフォルト値を引用符で囲まないようにご注意ください。引用符で囲まれている場合は手動で削除します。 詳細は、テーブルスキーマを取得をご覧ください。 |
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スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。現在のスキーマがリポジトリータイプの場合は、3つのオプションを利用できます。
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[Specify a data source alias] (データソースエイリアスを指定) |
このチェックボックスを選択して、データソース設定で定義した共有接続プールを使用するために、 Talend Runtime 側で作成したデータソースのエイリアスを指定します。このオプションは、 Talend Runtime 内にジョブをデプロイして実行する時にのみ機能します。 このチェックボックスは、[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスをオンにすると表示されなくなります。 |
[Data source alias] (データソースエイリアス) |
Talend Runtime 側に作成されたデータソースのエイリアスを入力します。 このフィールドは、[Specify a data source alias] (データソースのエイリアスの指定)チェックボックスが選択される場合にのみ表示されます。 |
[Die on error] (エラー発生時に強制終了) |
このチェックボックスはデフォルトで選択されています。エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。必要に応じて[Row] (行) > [Rejects] (リジェクト)リンクを使用してエラーの発生している行を取得できます。 |
詳細設定
[Additional JDBC parameters] (追加のJDBCパラメーター) |
作成するデータベース接続に接続の追加プロパティを指定します。 [Basic settings] (基本設定]ビューの[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスをオンにすると、このフィールドは表示されなくなります。 情報メモ注:
事前定義済みのグローバル変数のリストにアクセスするには、[Ctrl] + [Space]を押します。 |
挿入の拡張 |
行を1つずつ挿入するのでなく、指定した一連の行を一括挿入するには、このチェックボックスを選択します。システムパフォーマンスが大幅に向上します。 このチェックボックスは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Action on data] (データでのアクション)リストで[Insert] (挿入)オプションが選択されている場合にのみ使用できます。 情報メモ注:
このオプションは[Reject] (リジェクト)リンクと互換性がありません。したがって、このコンポーネントに[Row] (行) > [Rejects] (リジェクト)リンクを使用する場合は、このチェックボックスをオフにする必要があります。 |
[Number of rows per insert] (挿入あたりの行数) |
オペレーションごとに挿入される行数を指定します。指定する値が大きいほどメモリの使用量が増えるため、パフォーマンスがその分低下します。 このフィールドは、[Extend Insert] (拡張インサート)チェックボックスが選択される場合にのみ表示されます。 |
[Use Batch] (バッチを使用) |
このチェックボックスを選択して、データ処理のバッチモードを有効にします。 このチェックボックスは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Action on data] (データでのアクション)リストから[Update] (アップデート)または[Delete] (削除)オプションが選択されている場合にのみ使用できます。 |
[Batch Size] (バッチサイズ) |
各バッチで処理するレコードの数を指定します。 このフィールドは、[Use batch mode] (バッチモードを使用)チェックボックスがオンの場合のみ表示されます。 |
[Commit every] (コミットする間隔) |
データベースにコミットされる前にバッチに含める行数を入力します。このオプションにより、トランザクションの質(ただしロールバックは含まない)、特に高いパフォーマンスレベルが保証されます。 |
追加のカラム |
このオプションにより、SQLファンクションを呼び出してカラムにアクションを実行できます。ただし、挿入、アップデート、削除のアクションでないこと、事前処理を必要とするアクションでないことが条件です。このオプションは、データベーステーブルを作成したばかりの時は利用できません(事前に削除した場合でも)。テーブルの下の[+]ボタンをクリックしてカラムを追加し、各カラムに次のパラメーターを設定するために使われます。
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フィールドオプションの使用 |
対応するカラムのリクエストをカスタマイズする場合、特に、データに対して複数のアクションが実行される場合に、このチェックボックスをオンにします。
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[Use Hint Options] (Hint句を使用) |
クエリーの実行を最適化するためのヒントを設定するには、このチェックボックスをオンにします。 |
[Hint Options] (ヒントオプション) |
テーブルの下の[+]ボタンをクリックしてヒントを追加し、各ヒントに次のパラメーターを設定するために使われます。このテーブルは、[Use Hint Options] (ヒントオプションの使用)チェックボックスが選択されている場合にのみ表示されます。
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[Debug query mode] (デバッグクエリーモード) |
このチェックボックスを選択すると、データベースのエントリーの処理中に各ステップが表示されます。 |
[Use duplicate key update mode insert] (重複キーアップデートモードの挿入を使用) |
このチェックボックスをオンにしてONDUPLICATE KEY UPDATEモードをアクティブにし[+]表示されたテーブルの下のボタンをクリックして、アップデートするカラムを追加し、対応するカラムで実行するアップデートアクションを指定します。
このチェックボックスは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Action on data] (データでのアクション)リストから[Insert] (挿入)オプションが選択されている場合にのみ有効です。 |
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルおよび各コンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
NB_LINE: 入力コンポーネントによって読み取られた行の数、または出力コンポーネントに転送された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_LINE_UPDATED: アップデートされた行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_LINE_INSERTED: 挿入された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_LINE_DELETED: 削除された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_LINE_REJECTED: 拒否された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、出力コンポーネントとして使用する必要があります。このコンポーネントを使って、Amazon Auroraデータベース内のテーブルまたはテーブルのデータにアクションを実行できます。また、[Row] (行) > [Rejects] (リジェクト)リンクを使って、エラーのあるデータをフィルタリングするリジェクトフローを作成することもできます。同様のシナリオについては、をご覧ください。 |
[Dynamic settings] (ダイナミック設定) |
[+]ボタンをクリックしてテーブルに行を追加し、[Code] (コード)フィールドにコンテキスト変数を入力して、ジョブ内で計画した複数の接続からデータベース接続をダイナミックに選択します。この機能は、データストラクチャーが同じでデータベースが異なるデータベーステーブルにアクセスする必要がある場合、特に、Talend Studioを介さずにジョブをデプロイおよび実行する必要がある時など、ジョブの設定を変更できない環境で作業している場合に役立ちます。 [Dynamic settings] (ダイナミック設定)テーブルは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Use an existing connection] (既存の接続を使用)チェックボックスがオンになっている場合のみ利用できます。ダイナミックパラメーターを定義すると、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Component List] (コンポーネントリスト)ボックスは利用できなくなります。 ダイナミックパラメーターの定義法を示すユースケースについては、コンテキストベースのダイナミック接続によってデータベースからデータを読み取りと、ダイナミックにロードされた接続パラメーターを使って異なるMySQLデータベースからデータを読み取りをご覧ください。ダイナミック設定とコンテキスト変数の詳細は、ダイナミックスキーマとコンテキストグループを作成し、その中でコンテキスト変数を定義をご覧ください。 |