RangeMode - スクリプトおよびチャート関数
RangeMode() は、数値または項目において、最も頻繁に登場する値 (モード値) を返します。
構文:
RangeMode(first_expr {, Expression})
戻り値データ型: 数値
引数:
この関数の引数式には、レコード間関数を含めることができます。これらの関数は、その内部で値リストを返します。
- first_expr: メジャーの対象となるデータが含まれている数式または項目。
- Expression: メジャーの対象となるデータ範囲が含まれている任意の数式または項目。
制限事項:
同じ最大頻度を持つ値が複数ある場合は、NULL が返されます。
例 | 結果 |
---|---|
RangeMode (1,2,9,2,4) |
2 を返します |
RangeMode ('a',4,'a',4) |
NULL を返します |
RangeMode (null( )) |
NULL を返します |
(数式を使用)
RangeMode (Above(MyField,0,3))
現在の行とその上の 2 つの行で評価された MyField の 3 つの結果のうち、最も頻繁に出現する値が返されます。3 番目の引数に 3 を指定すると、Above() 関数は、上に十分な行のある場所に 3 つの値を返し、RangeMode() 関数への入力として取得されます。
MyField | RangeMode(Above(MyField,0,3)) |
---|---|
10 | 10 が返されます (上に他の行がないため、この単一値が最も頻繁に登場するため) |
2 | - |
8 | - |
18 | - |
5 | - |
9 | - |
例で使用されているデータ:
RangeTab:
LOAD * INLINE [
MyField
10
2
8
18
5
9
] ;
(テーブル形式)
ドキュメントに例のスクリプトを追加して実行します。その後、結果列に含まれている項目をドキュメントのシートに追加して結果を表示します。
RangeTab3:
LOAD recno() as RangeID, RangeMode(Field1,Field2,Field3) as MyRangeMode INLINE [
Field1, Field2, Field3
10,5,6
2,3,7
8,2,8
18,11,9
5,5,9
9,4,2
];
結果テーブルには、テーブルの各レコードに対する MyRangeMode の戻り値が表示されます。
RangeID | MyRangeMode |
---|---|
1 | - |
2 | - |
3 | 8 |
4 | - |
5 | 5 |
6 | - |