RangeNullCount - スクリプトおよびチャート関数
RangeNullCount() は、数式または項目に含まれる NULL 値の数を返します。
構文:
RangeNullCount(firstexpr [, Expression])
戻り値データ型: 整数
引数:
この関数の引数式には、レコード間関数を含めることができます。これらの関数は、その内部で値リストを返します。
- first_expr: メジャーの対象となるデータが含まれている数式または項目。
- Expression: メジャーの対象となるデータ範囲が含まれている任意の数式または項目。
例 | 結果 |
---|---|
RangeNullCount (1,2,4) |
0 を返します |
RangeNullCount (5,'abc') | 0 を返します |
RangeNullCount (null( ), null( )) |
2 を返します |
(数式を使用)
RangeNullCount (Above(Sum(MyField),0,3))
現在の行とその上の 2 つの行で評価された Sum(MyField) 関数の結果に含まれる NULL 値の数が返されます。
情報メモ以下の例では、MyField をコピーしても NULL 値は生じません。
ヒント メモこのような場合、集計エラーを防ぐため MyField によるソートは無効にしておきます。
MyField | RangeNullCount(Above(Sum(MyField),0,3)) |
---|---|
10 | 2 が返されます(上に他の行がないため、3 つの値のうち、2 つが欠けている (=NULL) と認識されるため) |
'abc' | 1 が返されます (上に行が 1 つしかないため、3 つの値のうち、1 つが欠けている (=NULL) と認識されるため) |
8 | 0 が返されます (3 つの行が NULL 値になっていないため) |
例で使用されているデータ:
RangeTab:
LOAD * INLINE [
MyField
10
'abc'
8
] ;