統計的分布関数
統計的分布関数は、特定の入力変数に対する予測可能な異なる結果の発生確率を返します。これらの関数を使用して、データ ポイントの潜在価値を計算できます。
下記に説明した統計的分布関数の 3 つグループは、すべて Cephes 関数ライブラリを使用して Qlik Sense に実装されています。使用されるアルゴリズム、精度などの詳細な参照文献は、Cephes library を参照してください。Cephes 関数ライブラリの使用には、許可が必要です。
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確率関数は、提供された値による分布のポイントにおける確率を計算します。
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頻度関数は、離散分布のために使用します。
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密度関数は、連続関数のために使用します。
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分布関数は、提供された値による分布のポイントにおける分布の累積確率を計算します。
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逆数関数は、特定の分布の累積確率による逆数値を計算します。
すべての関数は、データ ロード スクリプトおよびチャート式の両方で使用できます。
各関数のドロップダウンを使用すると、その関数の簡単な説明や構文を確認できます。詳細を表示するには、構文の説明にある関数名をクリックします。
BetaDensity() は、ベータ分布の確率を返します。
BetaDensity(value, alpha, beta)
BetaDist() は、ベータ分布の累計確率を返します。
BetaDist(value, alpha, beta)
BetaINV() は、ベータ分布の累計確率の逆関数を返します。
BetaInv(prob, alpha, beta)
BinomDist() は、2 項分布の累計確率を返します。
BinomDist(value, trials, trial_probability)
BinomFrequency() は、2 項確率分布を返します。
BinomFrequency(value, trials, trial_probability)
BinomInv() は、2 項分布の累計確率の逆関数を返します。
BinomInv(prob, trials, trial_probability)
ChiDensity() は、カイ 2 分布の片側確率を返します。カイ2 密度関数は、 カイ2 テストに関連付けられています。
ChiDensity(value, degrees_freedom)
ChiDist() は、 分布の片側確率を返します。カイ2 分布は、 カイ2 テストに関連付けられています。
ChiDist(value,
degrees_freedom)
ChiInv() は、chi2 分布の片側確率の逆関数の値を返します。
ChiInv(prob,
degrees_freedom)
FDensity() は、F 分布の確率を返します。
FDensity(value, degrees_freedom1, degrees_freedom2)
FDist() は、F 分布の累計確率を返します。
FDist(value,
degrees_freedom1, degrees_freedom2)
FInv() は、F 分布の累計確率の逆関数を返します。
FInv(prob, degrees_freedom1,
degrees_freedom2)
GammaDist() は、ガンマ分布の累計確率を返します。
GammaDist(value, k, θ)
GammaInv() は、ガンマ分布の累計確率の逆関数を返します。
GammaInv(prob, k, θ)
NormDist() は、指定された平均と標準偏差について、累積正規分布を返します。例えば、mean = 0、standard_dev = 1 の場合は、標準正規分布の値が返されます。
NormDist(value,
mean, standard_dev)
NormInv() は、指定された平均と標準偏差について、累積正規分布の逆関数分布を返します。
NormInv(prob,
mean, standard_dev)
PoissonDist() は、ガンマ分布の累計確率を返します。
PoissonDist(value, mean)
PoissonInv() は、Gamma distribution分布の累計確率の逆関数を返します。
PoissonInv(prob, mean)
TDensity() は、スチューデントの t 密度関数の値を返します。ここでの数値は t の計算値であり、この値に対して確率が計算されます。
TDensity(value, degrees_freedom, tails)
TDist() は、スチューデント t 分布における確率を返します。ここでの数値は t の計算値であり、この値に対して確率が計算されます。
TDist(value,
degrees_freedom, tails)
TInv() は、スチューデント t 分布の t 値を確率と自由度の関数として返します。
TInv(prob, degrees_freedom)