データ統合 の系列を分析する
系列は、データ及びデータの変換を元のソースまで遡及することができます。Qlik Cloud では、このフローの履歴が詳細に視覚的に表示され、特定のデータ タスクのアップストリーム系列、およびデータ タスクによって作成されたデータセットと項目をインタラクティブに調べることができます。
データ タスクの系列には、次の最も重要な依存関係が要約されています。
- 導き出すために使用されるデータ タスク
- 所有者とスペースなどの直接の関連付けと依存関係
- 元のソース(最初の既知のソース)
ダウンストリームまたは将来の依存関係を確認したい場合、[影響分析] を確認し、オブジェクトへの変更により影響を受ける要素を調査することができます。「データ統合 での影響分析の分析」を参照してください。
系列グラフ
系列グラフは、データ タスクを介したデータ フローをインタラクティブかつグラフィカルなチャートで示します。データ タスクは、系列グラフではノードと呼ばれます。ノードが、調査しようとするベースノードである場合に、焦点が合っているとされ、グラフの最終エレメントとして表示されます。最も詳細なレベルでは、項目レベルの系列図は、ノードがソースまたは依存するデータ ソースと変換を表示します。
各ノードは、選択されたデータ タスクの系列のステップを表します。この系列情報は、データ タスクが準備または実行されるたびにコンパイルされます。
一般的な入力ノードには、ベース ノードで使用されるデータ ソースが含まれます。項目レベルの系列により、項目の計算方法、変換全体の項目の特定の起源を詳細に調査できます。
系列グラフで使用可能なノードは、選択したデータ タスクへの入力です。データ タスク、データセット、または項目を選択して、ベース ノードとして指定します。入力ノードは、ベース ノードのアップストリームにあるノードです。
系列グラフで使用可能なノードは、選択したベース ノードに対する情報であり、フォーカスされているノードです。ベース ノードは、系列を取得する単一のノードであり、データ タスク、データセット、または項目です。
画面一番右側のノードで、青色で縁取られています。調査のフォーカスであり、そのベース ノードに対する入力だけが表示されます。
その系列を参照する一方で、ベース ノードを画面の他のデータ タスク、データセットまたは項目にインタラクティブに変更して、調査に焦点を当てることができます。
ノードを接続している線はエッジです。エッジはノードと他のノードの関係性を表します。それらは、ランディング タスクによってランディングされるデータセットなどの関連付けを示す関係を表します。変換によって生成されたデータを表すこともできます。ノードとエッジのコレクションは一緒に系列グラフを作成します。
ノードを折り畳んだり展開したりすると、上位のオブジェクトから項目レベルの最も細かいレベルまで、概要から詳細までの階層が表示されます。
ノードの詳細
詳細は、そのオブジェクトへのアクセスによって制限されます。詳細は以下の情報を提供することができます。
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名前
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説明
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プロジェクト
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データ ストア
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スペース
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Owner
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作成者
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最終変更日
系統グラフのナビゲート
グラフクリックしてドラッグし、系列グラフをナビゲートして中央に配置します。ナビゲーション ボタンを使用することもできます。ホームを選択すると、系列グラフをベース ノードの中央に配置できます。戻るボタンと進むをクリックして、選択範囲内を移動します。
系列にアクセスするには、次のコンテキスト メニュー で [系列] を選択します。
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データ プロジェクトのデータ タスク。
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データ タスクのデータセット。
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データセットの項目。
ノードを展開 または折りたたみ 、同一レベルのオブジェクトのグループを展開または折りたたみます。
データ プロジェクトまたはデータ タスクに戻ることができます。
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任意のオブジェクトの をクリックし、データ プロジェクトを開いてデータ プロジェクトに戻ります。
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任意のオブジェクトの をクリックし、データ タスクを開いてデータ タスクに戻ります。
権限
系列を表示するには、データ プロジェクトのデータ スペースでタスクを表示する権限が必要です。つまり、次のいずれかのロールが必要となります。
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所有者
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表示可能
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操作可能
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編集可能
ベース ノードの系列グラフを確認できれば、アップストリームの系列オブジェクトの基本的な詳細を確認できます。
トラブルシューティング
系列エラーのトラブルシューティングについては、「トラブルシューティング - 系統メッセージ」を参照してください。