tELTPostgresqlOutput
tELTPostgresqlMapコンポーネントによって生成されたSQLステートメントを介して、指定のPostgresqlテーブルのデータに対してアクション(insert、update、delete)を実行します。
ELT Postgresqlの3つのコンポーネントは、オペレーション条件の点で密接に関連しています。これらのコンポーネントでPostgresqlデータベーステーブルスキーマを使用して、句を含むSQLステートメントを生成します。SQLステートメントは、定義済みのデータベース出力テーブル内で実行するものです。
tELTPostgresqlOutputの標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtELTPostgresqlOutputを設定するために使われます。
標準のtELTSAPInputコンポーネントは、ELTファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で利用できます。
基本設定
| プロパティ | 説明 | 
|---|---|
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                   [Action on data] (データでのアクション)  | 
               
                   定義済みのテーブルのデータに対し、次の処理を実行できます。 [Insert] (挿入): テーブルに新しいエントリーを追加します。重複が見つかった場合、ジョブは停止されます。 Update (アップデート): テーブルのエントリーをアップデートします。 Delete (削除): エントリーフローに相当するエントリーを削除します。  | 
            
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                   [Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集)  | 
               
                  
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                [Where clauses for (for UPDATE and DELETE only)] (Where句(UPDATEとDELETEのみ))  | 
            
                アップデートまたは削除操作中にアップデートまたは削除するデータをフィルター処理する句を入力します。 このフィールドは、[Action on Data] (データでのアクション)ドロップダウンリストから、[Update] (アップデート)または[Delete] (削除)が選択され、 [Use WHERE conditions table] (WHERE条件テーブルを使用)が選択されていない場合のみ有効になります。  | 
         
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                [Use WHERE conditions table] (WHERE条件テーブルを使用)  | 
            
                このオプションを選択すると、[Where conditions table] (WHERE条件テーブル)テーブルが呼び出されます。この[Where conditions table] (WHERE条件テーブル)の[Column] (カラム)、[Function] (ファンクション)、[Value] (値)の各フィールドに値を入力することで、フィルター条件を設定できます。 このオプションは、[Action on Data] (データでのアクション)ドロップダウンリストから、[Update] (アップデート)または[Delete] (削除)が選択されている場合のみ有効になります。  | 
         
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                [Where conditions table] (WHERE条件テーブル)  | 
            
                指示に従って行を追加して条件を入力し、アップデート操作や削除操作でアップデートまたは削除するデータをフィルタリングします。このテーブルで設定されている条件にすべて一致する時のみ、データレコードがアップデート操作か削除操作のために選択されます。 一般的に使用される演算子(=、>=、<>など)の他に、このテーブルでは[Function] (ファンクション)カラムでも次の演算子を利用できます。 
               
 このオプションは、[Use WHERE conditions table] (WHERE条件テーブルを使用)オプションが選択されている場合に利用できます。  | 
         
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                   [Default Table Name] (デフォルトテーブル名)  | 
               
                   二重引用符の中にテーブルのデフォルト名を入力します。  | 
            
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                   [Default Schema Name] (デフォルトスキーマ名)  | 
               
                   二重引用符の中にデフォルトのスキーマ名を入力します。  | 
            
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                [Table name from connection name is variable] (接続名からのテーブル名は変数である)  | 
            
                このコンポーネントへの接続の名前がコンテキスト変数などの変数に設定されている場合は、このチェックボックスを選択します。  | 
         
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                   別のテーブル名を使用  | 
               
                   このチェックボックスをオンにして、表示された[Table name] (テーブル名)フィールドに別のテーブル名を二重引用符で囲んで入力します。  | 
            
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                [Mapping] (マッピング)  | 
            
                使用するデータベースにメタデータマッピングファイルを指定します。メタデータマッピングファイルは、データベースとJavaの間のデータ型変換に使用します。メタデータマッピングの詳細は、タイプのマッピングに関するドキュメンテーションをご覧ください。 
            情報メモ注: Hiveマッピングを使用して、Databricks Delta Lakeをサポートできます。 
                | 
         
詳細設定
| プロパティ | 説明 | 
|---|---|
| [Use update statement without subqueries] (サブクエリーなしでupdateステートメントを使う) | 
                   このオプションを選択すると、データベースのUPDATEステートメントが生成されます。 このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Action on data] (データでのアクション)ドロップダウンリストから[Update] (アップデート)を選択した場合に利用できます。  | 
            
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                   [tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計)  | 
               
                   このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。  | 
            
グローバル変数
| 変数 | 説明 | 
|---|---|
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                   グローバル変数  | 
               
                   NB_LINE: 入力コンポーネントによって読み取られた行の数、または出力コンポーネントに転送された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 NB_LINE_INSERTED: 挿入された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。  | 
            
使用方法
| 使用方法のガイダンス | 説明 | 
|---|---|
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                   使用ルール  | 
               
                   tELTPostgresqlOutputはtELTPostgresqlMapと共に使います。これらのコンポーネントと共に使用する出力リンクは、テーブル名の構文と正確に対応している必要があります。 情報メモ注: 
                      
               ELTコンポーネントは、実際のデータフローを処理せず、スキーマ情報しか処理しません。  |