ID プロバイダーの設定
ID プロバイダー (IdP) は、ユーザーの ID 情報を管理し、認証サービスを提供します。ID プロバイダーは、繰り返しログインし直さなくても別の Web サイトにアクセスできるよう、シングル サインオン (SSO) を有効化します。Active Directory や LDAP などのオンプレミス技術と比べ、ID プロバイダーはクラウドサービスへのアクセス時に一貫性のある管理された体験も提供し、新しいサービスごとにアカウントを作成する必要がなくなります。
情報メモユーザーアカウントが Active Directory に格納されている場合でも、IdP はクラウドソフトウェアへの統合を有効化できます。
Qlik Cloud またはマルチクラウド展開では、IdP は以下を提供します。
- セキュアなユーザー認証、およびすべての展開間で受け渡される共通の ID (ユーザー ID とグループ)。
- ライセンス割り当てのための共通ユーザー ID (重複使用回避のため)。
- コンテンツへのアクセス制御を適用する際に使用する、共通のユーザー ID と属性 (グループなど)。
IdP の要件
Qlik Cloud は、OpenID Connect (OIDC)または SAML 標準を使用して IdPと統合します。これにより、ユーザーがブラウザー経由でログインする対話型ログインと、ソフトウェア製品経由で API を使用する自動ログインの両方が可能になります。
マルチクラウド展開での ID プロバイダーの使用
Qlik Sense Enterprise on Windows は、SAML 標準または IdP に一貫したユーザー ID を提供するその他の方法を使用して、IdP と統合します。
情報メモマルチクラウド展開用に実装された IdP は、OIDC と SAML の両方をサポートする必要があります。
マルチクラウド展開の設定方法の詳細については、「Qlik Cloud へのアプリの配布」を参照してください。
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