ワークフローを伴うカスタムモデルを使って作業
複数のユーザーが関与する正式な開発プロセスでは、ワークフロープロセスを使用できます。
では、想定される状況に柔軟に対応できる一連のワークフローおよび公開プロセスが提供されています。Talend Data Catalog Advanced EditionやAdvanced Plus Editionの場合、カスタムモデルに関する一連のワークフローの承認と公開プロセスを実装できます。
ワークフロープロセス
このワークフローは、オブジェクトの提案、レビュー、承認、公開、非推奨化といったアクティビティの柔軟かつ事前定義済みのシーケンスです。公開アクティビティ、レビューを伴う(または伴わない)承認、1人または複数のユーザーによる承認とレビューのみが必要となるよう、プロセスをカスタマイズできます。
ワークフローを有効化する前に、カスタムモデルにデフォルトバージョンを追加する必要があります。設定が完了すると、プロセスを無効化または変更できません。
ワークフロープロセスは、オブジェクトに適用されます。ワークフローが有効になっている場合、公開済みの子オブジェクトが含まれているオブジェクトは削除できません。
秘密度ラベルと全キュレーションタグ(Certified、Endorsed、Warned、Comment)は、オブジェクトの属性やプロパティではなく、追加のラベルまたはタグです。これらはワークフローには含まれていません。
バージョン管理とワークフロー
デフォルトでは、カスタムモデルにワークフロー要件はありません。ワークフローフィーチャーが有効化されていない場合、カスタムモデルへの変更は、カタログ全体ですぐに反映されます。
ワークフローフィーチャーを有効化すると、Talend Data Catalogによってカスタムモデルの公開済みバージョンが作成されます。
- 大半のユーザーに提供されるのはこの公開済みバージョンです。権限の有無に関わらず、そのコンテンツを直接編集することはできません。
- 開発バージョンには、公開済みモデルのコンテンツのコピーと、非公開コンテンツが含まれています。コンテンツを編集し、公開のワークフロー手順を使って変更を公開済みバージョンにプロパゲートさせることができます。
ビジネスユーザーは公開済みバージョンにアクセスできますが、カスタムモデルをレビューおよび編集するユーザーは、開発バージョンにもアクセスできます。