命名基準を使って作業
命名基準モデルはメタモデル内のカスタムモデルタイプです。
このモデルは[Manage Metamodel] (メタモデルを管理)ページで表示および編集したり、他のモデルとの統合したりできます。
[Naming Standards] (命名基準)タブで、物理データモデルやモデルに対して命名基準を有効にしたり、関連付けたりできます。
命名基準とは、命名基準コンテンツで用語として定義されている略語とそれが意味する単語のリストのことです。Talend Data Catalogでは、命名基準をいちど定義すれば、さまざまなモデルや新しいバージョンのドキュメント化で再使用できます。
略語や命名基準によって、一貫した方法で物理名からビジネス名を派生させることができます。たとえばempl_first_nameという物理名は、"_"という区切りをトークン化し、"empl"が"employee"の略語であると仮定して、各語の頭文字を大文字にすることで、Employee First Nameというビジネス名として解釈できます。定義済みの命名基準に従い、このプロセスはTalend Data Catalogによって自動化されます。
Talend Data Catalogでは、物理モデルから最初の命名基準を生成できます。これは、テーブルやカラムの物理名から生成される一意の全略語トークンのリストです。このアプリケーションでは、区切り("_"など)と大文字化(EmployeeNameなど)によって名前をトークン化します。
命名基準は、リレーショナルタイプのインポート済みモデルではテーブルとカラムに、ファイルベースのインポート済みモデルではファイルとフィールドにそれぞれ適用されます。そのようなオブジェクトでは、[Edit Documentation] (ドキュメンテーションを編集)オプションを使ってビジネス名を編集すると命名基準が提案されます。また、オブジェクトページの右上にある[More option...] (その他のオプション...)メニューを使えば、そのようなオブジェクトに対し、マルチモデル、テーブル、カラムのレベルで再帰的に命名基準を適用できます。