Talend Data Catalogの基本
Talend Data Catalogでは、エンリッチ化されたデータから一元的かつ統制が取れたカタログを作成し、簡単に共有および共同作業できます。また、メタデータの検出、プロファイル化、整理、ドキュメント化を自動的に行うことで検索が容易になります。
Talend Data Catalogのエディション
このアプリケーションは、Standard、Advanced、Advanced Plusという3つのエディションで提供されています。どのエディションにも、ファセット検索、データのサンプリングとプロファイリング、セマンティック検索、ソーシャルキュレーション、データリレーションシップの検索など、データカタログ作成に不可欠な機能が搭載されています。
その他の機能の利用はお持ちのライセンスエディションによって決定します。
- Talend Data Catalogブリッジを使ってデータストア、データモデル、 データ統合ツール、ビジネスインテリジェンス(BI)ツール、ビジネスアプリケーションからメタデータを収集できます。
詳細は、Talend Data Catalogブリッジをご覧ください。
- メタデータの管理は、検索、ドキュメント化、分析、比較、エンドツーエンドによるデータ来歴トレース、インパクト分析によって行います。
AdvancedエディションとAdvanced Plusエディションには、複数のバージョンや設定を管理できる機能が搭載されています。
- 用語集モデルを使えば、組織のビジネスコンセプトや用語を共同でビルドおよび管理できます。
AdvancedエディションとAdvanced Plusエディションでは、柔軟なワークフローとパブリケーションプロセスを利用できます。
- データモデルを使い、既存のデータをドキュメントできます。
データストア要件とデータベースデザインで物理データモデルを利用できるのは、 Advanced Plusエディションのみとなりました。お使いのエディションに応じて、データモデルをサポート対象のあらゆるDM、DI、BIツールにエクスポートできます。
- Advanced Plusエディションでは、メタモデリング機能を使って新しいカスタムビジネスモデルを定義できます。
ユーザーやグループを割り当て
Talend Data Catalogには、デフォルトで次のグループが存在します。
- [Administrators] (管理者): このグループに割り当てられているユーザーは、[Global Administrator] (グローバル管理者)および[Object Administrator] (オブジェクト管理者)ロールに関連する機能を有します。また、必要な数のグループやユーザーを作成し、それらに責任を割り当てることもできます。
- [Everyone] (全員): ユーザーは全員このグループに割り当てられ、[Application Designer] (アプリケーションデザイナー)グローバルロールに関連する権限を有します。
ロールベースのアクセス制御
ユーザーには、グループやロールの割り当てによって与えられた責任があります。
Talend Data Catalogでは、次の2種類のロールがあります。
- グローバルロールは、すべてのカタログアセットに対してユーザーがグローバルで負う責任を規定します。
- オブジェクトロールは、特定のカタログアセット(用語集やモデルなど)に対してユーザーが負う責任を規定します。
これらのロールには、管理機能や編集機能のような事前定義済みの機能セットが含まれています。