tFileInputJSON の標準プロパティ
これらのプロパティは、標準ジョブのフレームワークで実行されているtFileInputJSONを設定するために使われます。
標準のtFileInputJSONコンポーネントは、インターネットファミリーとファイルファミリーに属しています。
このフレームワーク内のコンポーネントは、すべてのTalend製品で使用できます。
基本設定
[Property Type] (プロパティタイプ) |
[Built-in] (組み込み)と[Repository] (リポジトリー)のいずれかです。 |
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[Built-In] (組み込み): 一元的に保存されるプロパティデータはありません。 |
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[Repository] (リポジトリー): プロパティが保存されているリポジトリーファイルを選択します。 |
[Schema] (スキーマ)と[Edit schema] (スキーマを編集) |
スキーマとは行の説明のことです。処理して次のコンポーネントに渡すフィールド(カラム)数を定義します。Sparkジョブを作成する場合、フィールドの命名時は予約語のlineを避けます。
スキーマを変更するには[Edit schema] (スキーマを編集)をクリックします。変更を加えると、スキーマは自動的に組み込みになります。
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[Read By] (読み取り) |
ファイル内のJSONデータを抽出する方法を選択します。
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[Use Url] (URLを使用) |
Webから直接データを取得するには、このチェックボックスをオンにします。 |
URL |
データを取得するURLパスを入力します。 このフィールドは、[Use Url] (URLを使用)が選択されている場合のみ利用可能です。 |
[Filename] (ファイル名) |
データを取得するファイルを指定します。 [Use Url] (URLを使用)チェックボックスをオンにすると、このフィールドは表示されません。 情報メモ警告: エラーを避けるために、このフィールドには(相対パスの代わりに)絶対パスを使用します。
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[Loop Json query] (Jsonクエリーをループ) |
ループのベースとなるノードのJSONPathまたはXPathを入力します。 [Read By] (読み取り)ドロップダウンリストから、[Xpath]を選択した場合は、代わりに[Loop Xpath query] (Xpathクエリーをループ)フィールドが表示されます。 |
[Mapping] (マッピング) |
スキーマで定義されたカラムを対応するJSONノードにマップするには、このテーブルを完成させてください。
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Die on error (エラー発生時に強制終了) |
このチェックボックスをオンにすると、エラー発生時にジョブの実行が停止されます。エラーの発生した行をスキップし、エラーが発生していない行の処理を完了するには、このチェックボックスをオフにします。必要に応じてRow > Rejectリンクを使用してエラー発生時に行を収集できます。 |
詳細設定
JDKバージョン |
使用するJDKバージョンを選択します。JDK 11以降を選択した場合は、標準のNashorn JARがインポートされます。JDK 8〜11の場合、Nashornの依存項目はJDKでビルドされます。 このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Read By] (読み取り)ドロップダウンリストから[JsonPath without loop] (ループのないJsonPath)を選択した場合に利用できます。 情報メモ注:
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[Advanced separator (for numbers)] (詳細区切り文字: 数値) |
数値に使用する区切りを変更する場合は、このチェックボックスを選択します。デフォルトでは、桁区切りはコンマ(,)で、小数点区切りはピリオド(.)です。 [Thousands separator] (3桁区切り): 数字3桁の区切り文字を定義します。 [Decimal separator] (小数点区切り): 小数点の区切り文字を定義します。 |
[Use the loop node as root] (ループノードをルートとして使用する) |
ループノードをファイルをクエリーするためのルートとして使用するには、このチェックボックスをオンにします。 ループノードは[Basic Settings] (基本設定)ビューの[Loop Json query] (Jsonクエリーをループ)テキストフレームで設定します。このオプションがオンの場合は、ループノードの子エレメントのみがクエリーに使用できます。オフの場合は、ループノードの親エレメントと子エレメントの両方がクエリーに使用できます。親エレメントの指定は、JSONパス構文から行います。 このチェックボックスは、[Basic settings] (基本設定)ビューの[Read By] (読み取り)ドロップダウンリストでJsonPathが選択されている場合にのみ使用できます。 |
[Validate date] (データの検証) |
このチェックボックスを選択すると、日付形式が入力スキーマに対して厳密にチェックされます。 これらのプロパティは、[Read By XPath] (XPathで読み取る)チェックボックスが選択されている場合にのみ使用できます。 |
[Encoding] (エンコーディング) |
一覧からエンコードの種類を選択するか、[Custom] (カスタム)を選択して手動で定義します。このフィールドは、DBデータ処理で必須となります。 |
[Include the Nashorn library] (Nashornライブラリーを含める) |
このオプションをオンにすると、Nashornライブラリーが含まれるようになります。JDK 15以降のバージョンを使用している場合はこのオプションが必要です。 このオプションは、[Basic settings] (基本設定)ビューで[Read By] (読み取り)ドロップダウンリストから[JsonPath without loop] (ループのないJsonPath)が選択された場合に利用できます。 |
[tStatCatcher Statistics] (tStatCatcher統計) |
このチェックボックスを選択すると、ジョブレベルやコンポーネントレベルでジョブ処理メタデータが収集されます。 |
グローバル変数
グローバル変数 |
NB_LINE: 処理された行の数。これはAfter変数で、整数を返します。 ERROR_MESSAGE: エラーが発生した時にコンポーネントによって生成されるエラーメッセージ。これはAfter変数で、文字列を返します。この変数はコンポーネントにこのチェックボックスが存在し、[Die on error] (エラー発生時に強制終了)がオフになっている場合のみ機能します。 Flow変数はのコンポーネントの実行中に機能し、After変数はコンポーネントの実行後に機能します。 フィールドまたは式に変数を入力する場合は、Ctrl + スペースを押して変数リストにアクセスし、使用する変数を選択します。 変数の詳細は、コンテキストと変数を使用をご覧ください。 |
使用方法
使用ルール |
このコンポーネントは、ジョブの開始コンポーネントであり、必ず出力リンクが必要です。 |